宅建とCFP資格審査試験(不動産)の試験内容の違いについて考える

ここ1年弱の間で、宅建試験とCFP資格審査試験の不動産運用設計と、「不動産」に関して2種類の試験を受験しました。

2018年に受けた宅建試験については合格基準点が37点のところを38点(自己採点)のギリギリで合格することができましたが、つい先日のCFP資格審査試験についてはかなり怪しい感じです。

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で、宅建に続いて受験したCFPの試験では、当初「おそらくかなり重複した内容だろう」と考え、十分に互換性がありそうだとしていましたが、実際に試験対策をし、そして受験してみるとかなり異なる内容の試験であるということがわかりました。

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そしてこのCFP資格審査試験の不動産運用設計については、次も受験する可能性が十分にあります。ということで今のうちに、以前受験し、かろうじて合格することができた宅建試験とちょっと厳しそうなCFPの不動産との「違い」をしっかり確認しておくことにします

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宅建の計算問題は「報酬額の計算」ぐらいだが…

宅建試験ではそもそも試験中に電卓を使用することができません。持ち込み禁止です。ゆえに「計算問題」が出題された場合には、自力で余白に計算過程を書き込み、 解答すべき数字を算出しなくてはなりません。

そのため、この試験ではそこまで複雑な計算問題が出題されることはあまりないと考えられ、もし出てきたとしてもそのような問題は後回しにして、余った時間でゆっくりと解答を探る、という方法をとるべきでしょう。

つまり、宅建試験においては計算問題に関してそこまで警戒する必要はなかったということです。

一方、CFP資格審査試験の方は計算に次ぐ計算、計算問題だらけです。出題には一定の形式があり、毎回同じ形式で数字や細かな内容などを変えて出てきている問題が大半のようですが、それでも複雑で、解答にはかなり苦労する感じのものです。

CFP資格審査試験では計算問題の出題が多い、そのことは「試験の制限時間」にも大きく影響してきます。

宅建もCFPもおなじ「50問」の出題でしたが、宅建試験では割りと時間に余裕があり、落ち着いて解答を進めることができました。

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ところが先日受験したCFP資格審査試験は時間ギリギリ、解答の見直しなどしている暇はなく、「残り1時間」つまり半分の時間が経過したという試験監督の合図があったときには、まだ「問題20」に手をつけている最中でした。

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マークシート形式で実施されている試験において、「解答の見直しをする時間がない」というのはかなりの痛手です。

また、もし多少早めに解答を終えることができたとしても、「マークの位置がずれていた」などの致命的なミスがあった場合には、その修正を短時間で終えることは難しいでしょう。

よって、次回以降のCFP(不動産)の試験では「計算問題の解答スピードを上げていく」ことにより、余裕を持って解答を終えることができるようにしておかなくてはなりません。

そして、「不動産運用設計」だけでなくCFP資格審査試験のその他の5課目でも、「FP」の試験である限り同様に計算問題が重くなってくるはずです。こちらも併せて対応できるようになっていかなくてはなりません。

CFPの不動産運用設計では、統計問題が「2題」出題されることがある

宅建試験では、「不動産に関する統計」の問題は最後の5問である「科目免除」の問題の中で1問だけ出題されています。

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そしてその問題に正解するためには、毎年なんだかんだと変わってくる「統計」に関して事前に下調べをし、本試験で出題される可能性があるデータをある程度押さえておく必要がありました。

しかし、僕の場合その1問のためだけに割く時間は残されておらず、結局不勉強なまま本試験に臨むことになり、結果として「失点1」を喫してしまいました。当然といえば当然の結果です。そういう状況での「4択」がまともに当たった試しはありませんから…

で、そのことについては「合格できたわけだしまぁいいか」なんて思っていたわけですが、いざCFP資格審査試験を受験するタイミングになって、こちらでも同じような統計問題が出題されていることに気がつきました。

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しかもこちらは「1題で固定」というわけではなく、実施回によっては「2題」出題されていることがあり、実際に受験した2019年第1回試験でも「第49問」と「第50問」の2つが不動産に関する統計の問題でした。

今回のCFP資格審査試験では本試験前日の夜に「土地白書」を見て多少は確認しておいたのですが、やはりその程度のことではどうにもならないようで、2問とも適当にマークするという結果に終わりました。

宅建試験と同じくCFP資格審査試験では「全50問のうち○○問以上の正解で合格」という形式で合否が決まってきます。そしてそのうち2つの問題がこの統計問題であった場合、その両方を失点してしまうというのはあまりにも大きなマイナスです。

ゆえに、CFP資格審査試験の対策においてはこの統計問題に関して「宅建の試験対策のときよりも重要なもの」と位置づけて、それなりの時間を使って押さえておく必要があるのかもしれません。

CFP資格審査試験では「テキストに無い箇所の出題」がかなり多かった

宅建試験は毎年20万人以上が受験しているかなり人気の高い国家試験ですから、それに関するテキストや問題集などの参考書籍は数多く出版されており、その中から自分に合った優秀なものを選択して使用することができます。

そして、優秀なテキスト・問題集等を使用していさえすれば、権利関係のややこしい問題は別として、そこから外れたような箇所についての出題はかなり少なくなってくるはずで、全く見ず知らずの内容の出題に怯える必要はあまりないはずです。

もちろん、テキスト等で扱いが小さかった箇所が出題され、「そこはちょっと圏外です」などということにはなるでしょうが、大体の問題は”見たことぐらいはある”内容になってくるはずです。

他方、CFP資格審査試験では、「そんなのテキストに無かったような…」というような内容の問題がいくつもありました。というか”その論点”については記載があったものの、そこまで詳しく書かれていなかったはずの内容でした。

つまりは「CFPの認定を受けたいのであれば細かい知識は自力でどうにかしろ」ということなんでしょうが、もともと得られる情報がかなり少ないCFP資格審査試験で、テキストに無い内容を事細かに調べて覚えておく、というのはかなり辛そうです。

もちろん、ただ単に試験対策が不足していて見落としていただけという可能性はありますが、よく「時事問題」が出題されているFPの試験のうちの一つですから、テキストだけでなく様々なところから情報を集めないとダメなようになっているのかもしれません。

ただ、CFP資格審査試験のそういった「テキストに無い箇所からの出題」は、おそらく過去問を漁っていけばどこかに似たような内容の問題があるのではないか、と予想しています。

僕の場合、今回(2019年第1回試験)では解説付きの過去問は1回分しか確保できず、それ以外のものについては日本FP協会のHPでちょろっと確認したのみでした。

今後受験していくCFP資格審査試験では、不動産運用設計に限らず、過去何回か分の問題(解説付き)を入手して試験対策に活かしていく予定ですので、その中に「テキストに無かった内容の問題」が存分に収録されていることを祈ります。

宅建試験の方が「メインとなる出題範囲」が分かり易い

最後に、宅建試験とCFP資格審査試験の「重要な範囲のわかりやすさ」の違いです。

これに関しては言うまでもなく「宅建試験の方がはるかに把握しやすい」ということになりますが、別に「出題範囲」だけを考えればどちらもきちんと公開されているわけですから変わりはないはずです。

しかし、宅建試験の方が「宅建業法」を頂点に、「権利関係」、「法令上の制限」と、メインとなる範囲と、さらにそれぞれからの出題数も把握しやすく。色々なところから細かく出題されるCFPよりは勉強し易いはずです。

もちろん、権利関係のよくわからない論点などは苦労する部分もあります。しかし宅建業法を中心に、重要な部分にガッツリ時間をかけてやっていくことができる点で、やはり宅建の方が効率よく勉強を進められるのではないかと思います。

まとめ

今回は「宅建試験」と「CFP資格審査試験(不動産運用設計)」の”違い”について、ちょっと細かく考えてみました。

宅建試験は昨年すでに受験を終えましたが、CFPの方は場合によってはまだまだ時間がかかりそうな予感です。

とりあえず、今回の受験でわかった宅建との違いを意識してなんとかしていきたいと思います。

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