宅建試験はまさかの合格!書留が来ていました

先日行われた宅建試験、合格発表は昨日だったんですが、ネットなどの情報によると「発表の直後ぐらいには簡易書留で合格証書が届く」とのことでした。しかし、昨日12月5日はポストに不在票もなく、「これは不合格だろうな…」と思っていました。

しかし、本日12月6日、なにやら夕方ごろに郵便局の方が着られたとのことで、テーブルの上に封筒が置いてありました↓

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これはつまり「合格していた」ということになりますから、意外にも今年の宅建試験の合格基準点である「37点」を超える得点ができていたのです。てっきり35点~36点ぐらいしか得点できていないと思っていましたが…

で、合格の報告はこのぐらいにしておき、今回は「2018年宅建試験」を受験してみて、合格発表後に改めて思うことや、今回の試験の特徴など(僕がわかっている範囲で)、また、資格を貰うために今後どのようなことをしなくてはならないのか?などについて記載していくことにします。

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勉強した期間は2ヶ月ちょっと、独学で合格できた

僕が宅建試験の勉強を始めたのが、ちょうど税理士試験が終わった8月上旬のことでした。宅建試験は1月に受験したFP2級の試験よりも随分難しいものであると聞いていましたが、まずは独学で試験対策をし、その結果次第で講座を受講するかどうかを考えていく予定でした。

当時、テキストは既に購入してあり、ずっと本棚の奥で眠ったままとなっていました。「きんざい」から出版されている「FP・金融機関職員のための宅建合格テキスト」という奴です。

それを引っ張り出してきて試験対策をスタートしたのですが、そのテキストには「FPと宅建の試験範囲は6割が重複している」というようなことが書かれており、それゆえ既に知っている論点の復習がメインになり、「本試験までおよそ2ヶ月ちょっと」という短い期間でも、頑張れば合格ラインに到達することができるのでは?と勝手に想像します。

しかし、ふたを開けてみるとその希望は脆くも崩れ去りました。テキストでは「権利関係」とされていた「民法の条文」や「判例」に関する論点が非常に複雑で、もともと法学を専攻していたわけではない僕にとってはかなり難易度の高い内容でした。

これはかなりキツい…とは思ったものの、既に受験の申し込みはしてありましたから「受けない」という手はなく、結局そのまま必死になって勉強を続けていくことになりました。正直これは無理だろう…と、本試験直前まで考えており、試験後には既に来年の試験対策をどうするか、やはり独学を続けようか、というような感じでした。

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宅建試験を受験してきました!受験の感想と今後の課題など
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まぁ、本試験当日の時点で「結構得点できていそうだ」という感覚はありましたが、来年は受験したくなくなるほど悲惨な試験結果にはならないだろう、という感じのものでして、当初から言われていた「合格点38点かも…」というようなことが現実に起こりえた場合には、かなり合格の可能性は低くなるだろうと考えました。

で、12月5日、チラッと確認した合格点は「37点」、過去類を見ない、高い合格基準点に着地したわけですが、それまで言われていた「38点以上」というようなことにはならず、もしかしたらワンチャンあるかも、ぐらいに思っていました。

ところが、ネットで調べたところ「宅建試験は合格発表当日に合格証書が来る」という話でして、これが来ない、やはりダメだったか…とも思いましたが、場合によっては翌日、翌々日となることもあるとのことで、とりあえず「不合格の報告」は記事にせず、ちょっと待ってみることに…

そして、今日になってヤツが来ました↓

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ちょっと驚きの事態でしたが、これで来年の秋は他の資格試験に充てる時間が作れることになりますので、「資格試験プラン」としても、「ブログネタの確保」という観点においてもかなり嬉しいことです。

また、およそ2ヶ月ちょい、という結構な短期間で、しかも独学で合格を勝ち取ることができましたので、「どうしてこうも上手くいったのか?」「使用した教材のおすすめ」など、結構なブログネタが手にはいることになりますから、しばらくは「何書こう…」なんてことを考えるのに無駄な時間を浪費しなくて済みそうです。

とにかく、この結果により宅建試験に関しては「独学」「一発合格」の2つの称号?を獲得することができましたので、今後もうざいぐらい記事にしていこうと思っています。

FP2級を先に取得していたことでどの位有利になったのか

さて、宅建の受験を決めた理由のひとつとして「FP技能検定との範囲の重複」というものがありました。せっかくFP2級・AFPまで取ったのだから、それと関連する資格の取得を頑張っていこう、というものです。

で、「関連する資格」ということは、当然試験の範囲内に既に知っている内容が含まれることになります。それが宅建試験では「6割」ということで、かなりの論点が以前受験したFP2級と同じ、ということになります。

では、これが実際に宅建の試験対策上、どれぐらい有利に働いたのでしょうか?細かいことについてはもう少しよく調べたり、考えたりしてみないとわかりませんが、おそらく全く知識ナシの状態から始めるのに比べて、半分かそれ以上の勉強時間で合格ラインに到達できたであろうと考えまています。

もっとも、宅建試験のほうが「同じ論点」であってもFP2級に比べて「深い」知識が要求されているのは間違いないでしょうから、どれだけのアドバンテージになったかについて考えるうえでは、単純に重複範囲の比率からその効果を導き出すというわけにはいきません。

また、重複していない範囲、論点の方がかなり重要なものであることが多く、特に「民法」関係は全く絡んでこないものばかりでしたので、そのあたりの苦労は何も軽減されていませんでした。

しかしながら、「法令上の制限」など、ごちゃごちゃといろんな法制度が入り乱れている範囲や、税金関係の論点に関してかなり耐性があったことは、高いモチベーションの維持などの観点からも、かなりプラスの作用が大きかったのではないか?と感じています。

宅建試験はとにかく「覚える」感じの試験であるように見えますし、その量もかなり多いことから、どれだけ集中して、より多くの論点を理解し、記憶に定着させていくかが重要なカギになっているのではないかと思えます。

そんな中で、最初に手をつけた「法令上の制限」の部分がかなりイケイケであったことは、その後の苦しい「権利関係」「宅建業法」を乗り切る上で大きな糧となっていたはずです。

「6割の重複範囲」と「一部の範囲に関して安心して勉強を進められる」、このようなことから、FP2級を先に取得していたことによる効能?は、宅建試験の合格までに必要な試験対策時間をおよそ半分程度カットしているのではないかという結論に至ったわけです。

まぁ、予備校の先生でもない素人が勝手に想像しているだけですので、上記はまるで当てにならないというようなことも考えられます。「そんな考えの奴も居るんだな~」ぐらいに思っておいてください。

2018年の合格点は37点、ついに36点を超える…

次に、今年の試験の「特徴」に関して、これについて僕に限らず、受験した誰もがわかっていることは「かつてなく高い合格基準点となった」ということでしょう。

宅建試験は相対評価の試験であり、受験者全体の上位およそ15%以内に入ることができれば合格ということになります。で、その「上位15%」に入るための得点が、例年であれば32点~36点ということになっていました。

それが、試験直後から「今年は簡単だった」「合格点は38点になるかも」などということが言われるようになり、結果としてこれまでMAXだと思われた36点を上回る「37点」というところに着地しました。

正直、ついこの間も他の受験者の方と「普通に難しかったよね~」みたいな話をしており、どこがどのように簡単だったのか?簡単だったと仰っている方々(おそらく資格スクールなどの関係者等プロの方だと思いますが)には是非ご教授願いたいところです。

と、初受験の僕にとってはすごく難しく感じた試験でしたが、結局は「上位15%」という相対的な合格ラインが動くわけではなく、試験問題が易しかったから/難しかったからどうこうというものではないんでしょうね…

また、今回の試験では「放火による全焼」や「屋根勝手に修理」など、意味のわからない問題がいくつか出題されたことも話題になっていたようです。これは出題者が斬新な問題を出そうとして血迷ったか、単にそうせざるを得なかったのか、はたまた面白がってそのようにしたのか、問題を作った偉い先生方に聞いてみないとわかりません。

しかし、大学入試センター試験などの「奇問」が毎年何かしら取り上げられるように、年1回の本試験という一大イベントでは、このようなことが慣例となっているのかもしれません。

とにかく、平成最後の宅建試験はそんな感じで閉幕したわけですが、再来年に民法の大幅な改正が控えているとのことで、その直前となる来年の試験では「何とか合格しておきたい」という受験者の方がかなり本気で挑んでくるはずです。これはかなり競争率が高くなると考えてよいのではないでしょうか?

ホントに今年合格できてよかったと思います…

今後は登録実務講習を受講する必要がある

で、宅建試験には見事合格することができたのですが、だからといってすぐに「宅地建物取引士」の資格が得られるというわけではないようです。

僕の場合、不動産業界での実務経験は全くありませんから、それを補うためのものとして「登録実務講習」なるものを受講しなくてはならないとのことです。確かに、試験対策中も「宅建業法」のところでそんな論点がでてきましたね。

そして、それを受講できるのが民間の資格スクールであるとのことなので、当然結構な金額の受講手数料を支払うことになります。ちょっと調べてみたところ、大体2万円ぐらいとのこと。

安いところだと1万円前後のところもあるようですが、どうせそういうのは東京、とか名古屋とかその辺でしかやってないでしょうから、東京と名古屋のちょうど中間地点ぐらいに住んでいる僕には関係のない話でしょう。

ではいったいどこで受講するべきなのか?これはいろいろ調べてみないとわかりませんが、今のところ「日建学院」さんで受講しようかな、と考えています。

理由は単純で↓

  • 本試験当日、試験会場(○岡産○大学 藤○キャンパス)に向かう最中真っ先に話しかけてきたのが日建学院の担当者
  • 試験終了後も、一番最初に来年の試験対策講座の案内らしきものが送られてきた
  • 県内に校舎がある

といったところです。受講手数料はインターネット申し込みで「22,000円」となっていましたが、大体そんなもんなんでしょう。なんだかAFP認定研修のときと同じような感じですね。

とにかく、この登録実務講習とやらを受講しないと資格を得ることはできませんし、1年以内にやっておかなくてはまた面倒な何かが追加されてきますので、なるべく早めに、時間を見つけて受講しておきたいところです。

「宅地建物取引士」の資格を得られるのは、まだまだ先のことになりそう

宅建試験には合格できたものの、先程の「登録実務講習」やその他の手続など、「宅地建物取引士」の資格を得るまでにやらなくてはならないことがかなり残っています。

しかも申請に必要となる書類のうちに意味不明のものもありますから不備がないように全部集めるのは結構大変そうです。さらに、申請に際して手数料だかなんだか知りませんが「37,000円」納付する必要があるとのこと、高けぇ!

ということで、宅建試験に合格したとはいえ、実際に資格を手にすることができるのは随分先のことになりそうです、下手したら半年かそれ以上の時間がかかるんじゃないでしょうか?

とはいえ、それらは必要な手続であり、資格取得までの課程がブログのネタにもなるはずです。ここはちょっと我慢して、地道に資格取得に向けた行動をとっていくことにします。とにかく1年以内の手続完了を目指したいですね。

まとめ

今回の合格をもって「宅建試験」については完全に終了したことになります。勉強していた期間は2ヶ月ぐらい、受験の申し込みから今日まででも5ヶ月ぐらいと、かなり短い付き合いになってしまいました。

しかしながら、未だ「宅地建物取引士」の資格を得られたわけではなく、また、今回の試験に関してこのブログで記事にしておきたいと思うこともたくさんあります。

ということで、試験自体が終了してもその後付随する手続や登録実務講習、そして試験自体の分析など、今後も「宅建」に関していろいろと考えることが出てくると思います。

まずは、今回使用したテキストや独学で合格するための作戦など、今思いつく範囲で何か書いていこうと思います。

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