FP2級・FP3級とつながりのある資格は?

2018年の1月試験でFP2級の試験に合格することができ、その後AFP認定研修を経て日本FP協会に登録しました。

その後は毎月初めにFP協会のほうから送付されてくる「FPジャーナル」に目を通しているわけですが、そこにコラムなどを掲載されている方はAFP・CFPを問わず、他の資格とFPの資格を同時に持っている場合が多いように思えます。つまり、「ダブルライセンス」というやつですね。

確かに、FPの資格試験ではどのレベルのものであっても6つある範囲からの出題となっており、どれも他の資格と深いつながりを持っている分野ばかりです。また、学科試験の最初の問題では「○○の資格を持っていないFPが~~した…OKか?」みたいな出題があることからも、FP以外の資格を意識する場面は多いように思えます。

で、このようにダブルライセンスの方が多かったり、他の資格の独占業務などを意識する必要があるということは、FPの試験で出題される範囲が重複する資格が非常に多い、ということが言えるでしょう。

ちなみにこのブログでも以前、その当時既に試験対策を始めていたFPと税理士試験以外に気になっている資格についてまとめたことがありました。ただ、いろいろと気にかけていたなかで「FP2級・3級の資格と関連しないもの」もいくつか含んでいました。

そこで今回は、FP2級・3級を取得した場合に、せっかくなら取得しておきたいと思うような、”関連する資格”について、それぞれざっくりと確認していこうと思います。

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Contents

DCプランナーとFPのライフプランニング

DCプランナーの資格については、このブログでも以前に取り上げていましたが、FP2級・3級の試験で問われる「ライフプランニングと資金計画」の範囲のうち、企業年金などの論点をかなり濃くしたものなんじゃないでしょうか?

この「DCプランナー」、かなり知名度も低く、受験者数も少ない資格ですが、正直僕自身、これから先取得しておくべき資格なんじゃないかと思っています。

なぜならば、”現時点”ではあまり知られておらず、そこまで需要がないのかもしれませんが、四角の内容的に見たところ、”将来的”にはかなり使い勝手のよさそうな資格になってくるような気がしているためです。

DCプランナーの資格試験については、今後、時間が空き次第もうちょっと詳しく調べていこうと思います。

社会保険労務士とFPのライフプランニング

FPの試験で出題される「ライフプランニングと資金計画」の範囲の中で最もボリュームがある、というか確実に”メインコンテンツ”といえる「社会保険」の内容について誰かに聞くとしたら、迷わず社会保険労務士の資格を持っている方を頼るでしょう。

ただ、社会保険労務士の資格試験は非常に難易度が高いようで、さらに現在勉強中の税理士試験と日程がかなり近くなっています。

ということで僕がこれに手をつけるのはかなり先になってしまいそうですが、もし、FP2級の試験まで合格してしまい、これから勉強するものがない…という方は、更なるステップアップのために目指してみてはいかがでしょうか?

保険募集人とFPのリスクマネジメント

FPの試験において、民間の保険に関する知識を問う「リスクマネジメント」の範囲では、生命保険や損害保険についての出題されていました。

これらと関係のある資格といえば、生命保険や損害保険の募集を行うためのものであるのでしょうが、ちょっと調べたところ、生命保険の募集資格については現に代理店などに勤めている方が受験するタイプのものとなっているようで、生命保険協会のHPを見ても「受験申込」などのページは見つかりませんでした(よく探せばあるのかもしれません)。

一方で、「日本損害保険協会」のHPには個人向けの受験申込ページが存在していたことから、個人単位で資格を取得することが可能になっているようです。

で、その損害保険の募集を行うためには損害保険会社との代理店契約が必要になってくるわけですが、そのためにはまず、「基礎単位」なるものを取得しておかなくてはならないようです。

その後はどんどん教育や認定を受けてステップアップしていくようなんですが、これについては以下のページに詳しく記載がありましたので、そちらをご参照ください↓

日本損害保険協会HP「損保代理店試験」

ちなみにこの資格、5年間の更新制となっているようで、とりあえずで取得してほったらかし、というわけにはいかないようなので、その点だけ注意しておく必要がありそうです。

税理士試験とタックスプランニング・相続など

超難関試験である税理士試験も、比較的易しいとされるFP2級や、数ある資格試験のなかでも相当に簡単な部類に入るであろうFP3級の試験と共通している部分があります。

それは、税法科目における「所得税法」をはじめ、「相続税・贈与税(相続税法)」や、FP2級に関しては「法人税法」、「消費税法」についての出題もいくつかあったはずです。

もちろん、FPの試験対策として押さえておかなくてはならないのはかなり表面的な部分のみであり、税理士試験ではそれとは比べ物にならないほど深く細かく突っ込んだ内容になってくると思います。

僕も現在、税理士試験については勉強を進めていますが、どうやら計算、というより集計作業がかなり苦手であることがわかってしまいました。ゆえに、税法科目以前に「簿記論」と「財務諸表論」でかなりの年数を費やしてしまうことが予想されます。

一応、来年の試験では税法科目のうち「国税徴収法」を受験しておきたいと思っているのですが、名前からして個人単位のタックスプランニングを考えるFPの試験での出題範囲とは関連が低そうです…

宅建試験とFPの不動産

最後に、FPの試験で出題される「不動産」の範囲と関連がある「宅建試験(宅地建物取引士試験)」について確認しておきます。

この試験、僕も今年(2018年)のものを受験しましたが、あらかじめ調べておいた情報では、かなりの割合でFPの試験と重複しているとのことでした。

しかし、実際に勉強を始めてみると、「権利関係」の範囲で出題される民法の規定や判例に関する論点がかなり複雑であり、FP2級まで取得していれば何とかなってしまう程度の試験ではなかったようです…

※宅建試験を実際に受験してみての感想は以下の記事↓

この宅建試験については、以後もCFP認定研修の「不動産」などとあわせて勉強していくことになりそうですので、引き続き試験対策の内容などを記事にしていきたいと思います。

試験日程が近い、または被るような試験もある

このブログは、FP技能検定と税理士試験の試験対策の内容を記録しておこうと思って始めてのがきっかけとなっていました。

その後、無事FP2級の試験にも合格でき、それ以外の資格試験にも順次手を付けていくことにしたわけですが、いろいろな試験を受験するにあたって気に留めておかなくてはならないことがひとつあります。

それは「試験の日程が近く、どうしても並行して勉強していくことが困難になってしまう組み合わせがある」ということです。

以前、いろいろな資格をの試験日程をまとめた記事を出しましたが、このなかでもかなり実施日が近いものがいくつかあります。

特に、かなり気になっていた宅建試験と行政書士試験は、その日程のせいでどちらかを選択しなくてはならないといった感じでした。また、「おそらくいけるだろう…」と思って税理士試験の受験後に宅建の試験対策を始めましたが、そこから本試験までの間ではどう考えても勉強不足であることが後々わかってきました。

このことから、複数の資格試験の合格を目指していく場合にはまず何よりも「十分に試験対策期間が取れるかどうか」ということをよく考えて受験の申請をしていく必要があるということが言えるはずです。

僕の場合も、今後いくつも資格試験を受験していくことになるはずです。改めて、試験の日程について意識して計画を立てていこうと思います。

まとめ

FP2級・FP3級の試験は範囲が広く、上で挙げた以外にも様々な資格試験と関連があるはずです。もし、FPの資格を取り、その後さらに別の資格も…という場合には、上記のみならず、ナットなどを利用して、FPとの関連性が高く、かつ役に立ちそうな資格を探してみてはいかがでしょうか?

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