毎年10月の第3日曜日、不動産適正取引推進機構により年1回だけ実施される「宅地建物取引士」の試験に申し込みをしてあります。今年(2018年)の試験は「10月21日(日)」に実施されることになっており、本試験当日まで後2ヶ月とちょっと、という状況です。
宅建試験に関しては、受験の申請を行ったのは先月であったものの、8月7日の税理士試験(簿記論・財務諸表論)の試験対策を優先していたため、全くの手付かずといって良い状態にあります。
ここからかなり短期間で合格に必要な内容を詰め込んでいく必要があるわけですが、そのために先ず何をしたら良いのか?
今回はそんなことについても考えながら、改めて宅建試験の内容などを確認していきたいと思います。
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宅建試験は難易度が高め、FPと比べるとかなり厳しいようです
まず、宅建試験の難易度は以前受験したFP2級と比べて格段に上がるようです。
同様に過去に受験した日商簿記2級と比べるとどうなのかについてはちょっと検証してみないとわかりませんが、「合格率」という観点からすれば宅建試験のほうが多少難しいと考えてよいのではないでしょうか?
なお、宅建試験の合格点については以前の記事でも確認しましたが、実施回によって32点~37点程度と、毎回のように若干の変動があります。
その分合格率の方がかなり狭い一定の範囲内を推移していますので、おそらくは合格点の調整によって、合格率が一定の範囲内に収まるようにしているのではないかと考えられます。
しかし、安定しているとはいえ宅建試験の合格率は「16%程度」と、かなり低いものとなっています。
もちろん、他の資格試験と同様に「やる気のない受験者」というのもある程度はいるかと思いますが、そういった点を考慮してもなお、難しい試験であると考えざるを得ません。
とにかく、合格点は変動し、逆に合格率が16%近辺に落ち着いている宅建試験では、点数よりも”如何に上位の十数%以内に入るか”ということを考えていったほうがよいような気もします。
そのためにも、テキストはもちろん、問題集などについても「他より情報量の多いもの」を意識して選んでいきたいところです。
テキストは以前に購入済み、「権利関係」という範囲がメインのようです
宅建試験対策用のテキストは以前、たまたま書店で見つけたものをすでに購入してありました。
※テキストを購入した際の記事は以下から↓
このテキスト、税理士試験の試験対策をしている間中、ずっと本棚の隅っこに鎮座していたわけですが、ついに本格的に中身を確認していくときが来ました。
タイトルは「FP・金融機関職員のための宅建合格テキスト」、きんざいから出版されているもので、内容としてはタイトルにもあるとおり、既にある程度の知識を持っていることを前提としているものであると考えられます。
ページ数は巻末の索引も含めて500ページ以上と、FP2級のテキストと比べてもさほど違いはないように感じます。
で、第1章~第7章というように7つの章立てとなっているのですが、ボリュームが多い章と少ない章の差がかなりはっきりしています。
このテキストを横から見ると、章ごとに横のタブ?的なものの色が変えられているんですが、最後の方でかなり分厚くなっている色のところがあります。この章は「第6章:権利関係」の範囲で、他の範囲よりもかなり重要なことが書かれていそうです。
時点で「第7章:宅兼業法」と「第1章:法令上の制限」といったところでしょうか?とりあえずこの辺が重要、という認識でいこうと思います。
宅建試験はFPの試験と60%重複している
上で述べたテキストにも記載があり、以前の記事でも触れていたのですが、宅建とFPの試験では、重複する出題範囲が60%にもなるようです。
つまりこれまでFP2級の試験に合格するためにやっていた試験対策の内容がかなり活きてくることになりそうです。
具体的な重複範囲については別の記事でしっかり確認していこうと思いますが、どうやら「法令上の制限」や「不動産に係る税」のあたりでかなり同じ範囲からの出題があるようで、このあたりについてはさらにこの次に受験しようと考えている「CFP資格審査試験」でも出題されるはずです。
これらの範囲についてはどんどん次の試験につなげていくことができ、かなりの効率化が期待できそうです。
重複範囲でも忘れているところが多いはず、再度復習します
しかしながら、僕がFP2級の試験を受験したのが今年(2018年)の1月28日、そこから既に半年以上が経過しているため、かなり抜けている部分がありそうです。その点について、先に復習をしておかないと、「できるつもりでできない」という残念な受験者に成り下がってしまう可能性があります。
そうならないために、宅建の試験対策では最初に「FPの試験対策でやったはずのところ」を優先的に確認しておきたいと思います。
再度確認することによって忘れていた部分についても思い出すでしょうし、また、同じ範囲でもFPのテキストにはなく、宅建では出題頻度の高い論点が存在するかもしれません。
というかちょっと見た限りでも宅建試験対策用のテキストではFPの試験対策のそれに比べ、それぞれの用語等に関しての説明が濃くなっているような気がします。
そういったところを見落とさないためにも、FPとの重複範囲についても改めて確認しておく必要があるように感じます。
とりあえず「法令上の制限」の範囲から
宅建とFPの重複範囲についてまず復習するということで、取っ掛かりとしては宅建のテキストでも第1章となっている「法令上の制限」の範囲から試験対策をスタートしていきたいと思います。
この範囲は、以前FP試験対策の「不動産」の範囲で一度確認して記事にしましたが、やはり宅建のテキストのほうが内容が濃くなっている感じです。
さらに、パッと見で「これなんだっけ?」となる部分も多いことから、結構抜けていってしまっていることもわかります。
とりあえず、この範囲は「ボリュームのある」3つの範囲のうちのひとつですので、割りと時間をかけてしっかり確認していくことにします。
まとめ
2018年10月21日の宅建試験に向け、この先本格的に試験対策をしていくことになります。
宅建試験は以前受験したFP2級の試験と重複する範囲が多く、多少のアドバンテージはあると見てよいのかとも思いますが、FPの本試験からおよそ半年、内容が抜けている部分も多いかと思いますし、同一の論点で内容が濃くなっているようなものも見受けられます。
従って、宅建試験対策の取っ掛かりとしては、FPでも勉強した「法令上の制限」の範囲からスタートすることにします。
本試験までおよそ2ヶ月とちょっとと、かなり時間は少なくなっていますが、何とか合格ラインに到達できるよう頑張っていきたいと思います。