前回の試験でFP2級に合格したため、この後は宅建の試験を受験すべく対策を進めて行こうと思います。
※気になっている資格(宅建含む)については以下の記事から↓
FP・税理士以外にも、今後目標としたい資格一覧
で、この間の記事ではITパスポートのテキストを購入したことをお伝えしましたが、そのとき同時に宅建のテキストも購入しておきました。ここからは「AFP認定研修」をメインに、8月に実施される税理士試験の簿記論の対策をホドホドに、次点でITパスポート、そして試験日程としては大分先になってくる「宅建」の試験対策、というウエイトでやっていこうと思います。
正直いろいろ手を出しすぎてどれも中途半端な感じになっているんですが、AFPの認定研修が終われば大分余裕が出てくると思います。そうしたら夜の時間は現在ほとんど中断してしまっている「簿記論」昼などの空き時間で「ITパスポート」と「宅建」をやっていく形にできると思います。
※ITパスポートについては以下の記事から↓
資格試験 次は「ITパスポート」に挑戦 試験内容や合格率は?
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは宅建の試験と購入したテキストについて、記載していきます。
Contents
宅建(宅地建物取引士試験)の概要
宅建(宅地建物取引士試験)は、毎年10月の第3日曜日に年1回実施される試験で、不動産に関連する法令や制度について問われる試験となっています。試験申し込みは大体7月中旬ぐらい、受験手数料7,000円となっています。
試験範囲は
- 法令上の制限
- 権利関係
- 宅建業法
- その他
となっているようで、この中からマークシート方式で50問が出題され、35点程度の得点で合格となるようです。ちなみに、試験時間は13時~15時の正味2時間となっています。
※参考:「FP・金融機関職員のための宅建合格テキスト」株式会社きんざい
受験者数は毎年20万人程度とかなり多く、これまで受けてきた簿記やFPの試験とは規模が違う感じになっています…
※宅建の受験者数については以下のリンクから(pdf)↓
REITO 平成29年度宅建試験受験状況
宅建試験対策として今回購入したテキスト
で、宅建の試験を受けるべく早速テキストを購入したんですが、今回はちょっと普通のものと違う、特殊なテキストを選択しました。それが先程の「参考」としても登場した↓
きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター 編
FP・金融機関職員のための宅建合格テキスト 平成30年度版
発行者は「株式会社きんざい」となっていました。お値段は「2,300円+税」でした…
宅建は20万人も受験者数が居るにもかかわらず、テキストがちょっと高すぎるんじゃないか?とも思いましたが、このテキスト「非常に分厚い」ものとなっております。なんと総頁数500オーバー!結構なボリュームです。
これを見る限り宅建についてはこれまでの日商簿記2級やFP2級のようには行かないような気がしてきます…では、宅建の合格率はどれほどになっているのでしょうか?ちょっと確認してみましょう。
宅建の合格率は?
宅建試験の合格率を調べたところ、例年15%程度とかなり低くなっていました。
以下、過去10年分の合格率になります↓
年度 合格率 平成30年度 15.6% 平成29年度 15.6% 平成28年度 15.4% 平成27年度 15.4% 平成26年度 17.5% 平成25年度 15.3% 平成24年度 16.7% 平成23年度 16.1% 平成22年度 15.2% 平成21年度 17.9% 平成20年度 16.2% 参照:REITO HP 宅建試験 試験実施状況
この合格率、他の資格試験と比べてかなり低いのもそうなんですが、多少の上下はあっても毎年安定したパーセンテージになっています。その理由として、毎年合格点が微妙に違ってきていることが挙げられます。試験後に合格ラインの点数を調整することによって毎年安定した合格率をキープしているんですね。

と、いうことは「簡単だな」とか「結構解けた!」とか思っていても、他の資格試験とは違って宅建の場合には合格点が高くなってしまい、ボーダーを越えずに不合格…何てこともありえるんですね。
そうならないためには「ギリギリではなく確実に合格点を超える」学力が必要になってきます。宅建は試験が年1回しか実施されないため、そこまでには余裕を持って合格できる力を身につけていきたいですね。
宅建とFP技能検定(不動産)との違いは?
さて、最後に「宅建とFP2級の被り部分」についても確認しておきます。今回購入したテキストにも「FP・金融機関職員は専用の教材を使おう!」と表紙に書いてあったんですが、宅建とFPの試験にはかなり共通している範囲があるようで、60%程が重複しているとのことでした。
となると、普通に予備知識ゼロで受験するよりはかなりアドバンテージがあるということになりますね。「不動産関係の仕事をしていて5問サービス!」という方々ほどではないにせよ、多少は合格ラインに近いところからのスタートになったようです。
しかしながら「重複している範囲」といっても、FP2級の試験と全く同じ内容というわけではなく、同一の範囲内でもっと掘り下げた深い部分について出題されると予想しています。FPの場合には不動産関係以外にも範囲があり、その分不動産についての出題はかなり浅い部分に限定されていたはずです。
よって、現在ある不動産に関する知識をさらに掘り下げて、宅建の合格ラインまで持っていくことが当面の目標ということになります。この先はテキストを進めていき、8月の税理士試験が終わったぐらいから本格的に宅建の問題集などを解いていく予定です。
まとめ
とりあえず宅建の受験に向けて少し動き出したわけですが、10月の試験結果がどうあれ、今後受験していく予定のCFPやFP1級の試験の糧となることは確実です。そういった意味でも、「宅建の合格」を目標に試験対策を進めていくことは有意義であると判断できます。
宅建については上記のように合格率も低い難関試験であるため、簿記2級やFP2級のようにはいかないかもしれませんが、地道にやっていく所存です。
※宅建試験には2018年度(平成30年度)で無事一発合格することができました。