AFP(日本FP協会)の継続教育単位の取得について

FP2級の試験に合格し、その後AFP認定研修を経て日本FP協会に入会しました。そこからそろそろ1年と3ヶ月経過しますが、今のところまだ「資格更新に必要な単位」を獲得し終えていません。

日本FP協会に登録、年間12,000円分の価値は十分にありそう
先日、AFP認定研修を修了したというお知らせが「資格の大原」から届きました。すでにFP2級の試験には合格していたため、これでAFPとしての認...

AFPの資格を更新するためには、「2年間で15単位」を得ておく必要があるわけですが、2年経過するまでにこれをなんとかしておかないとその資格を失ってしまうことになります。

それはさすがにマズいです、そして現時点ではまだ時間があるとはいえ、ギリギリまでやらない、というのもいかがなものかと思います。早めに対応していかないと後で面倒くさいことになるのは明らかです。

ということで今回は、AFPの資格更新に必要な単位についての現状や、これからどういった方法で単位を取得していくべきなのかについて考えていくことにします。

スポンサーリンク

Contents

期日までに「継続教育単位」を取得し終えないとどうなるか

先程も述べましたが、「AFP(日本FP協会認定)」の資格を維持するためには、登録から2年ごとに、その期間内に「継続教育単位を15単位」得ておかなくてはなりません。

ただ単に15単位取得していれば良いというわけではなく、「いずれか2課目の単位を取っていること」と「FP実務と倫理」の単位を取得していることを満たしたうえでの15単位であるとのことです。

ちなみにCFPの場合は2年間で30単位とのことで、一般的な大学院と同程度になります。これはちょっと大変そうですね…

そしてもし、この15単位を取得し終えることができなかった場合にはAFPとしての資格を失い、単なる「2級FP技能士」に戻ることになります。日本FP協会の方は「一般会員」という扱いになるようです。

そこから復活するためにはいくつかの方法があるようですが、1年以内なら22.5 単位、2年以内なら30単位を取得するという方法が最も楽そうです。ちなみに復活のためのルールは日本FP協会の以下のページに記載がありました↓

日本FP協会HP「AFP再設定のルール概要」

そして、AFPの資格認定を失ってから「2年」が経過した場合には単位の取得では足りず、結構大変だったAFP認定研修からやり直し、FP2級の再受験やAFP登録審査試験?の受験のうちいずれか、ということになってしまうようです。

FP2級の再受験とかならともかく、正直言ってあの提案書の作成をもう一度やるのは時間的にも、気力的にもちょっと無理です。

3622ca167c6859063fefd002611930c0 100x100 - AFP(日本FP協会)の継続教育単位の取得について
AFP認定研修に関してのまとめ
AFP認定研修を修了することにより、FP2級合格者の場合にはそのまま「日本FP協会」からAFPの認定を受けることができ、未受験の場合にはF...

そもそも、継続教育単位を15単位取りきることができなかったことにより、それ以上の単位を取得しなくてはならないのであれば、それはもう真面目に「2年以内に15単位」をしっかり取っていった方が当然楽です。

ですので、こんな面倒なことになるぐらいであればここから残りの期間で足りない分をなんとかしていった方が幾分かマシです。

CFP資格審査試験も受験できなくなる

また、「AFP」でなくなってしまった場合、現在チャレンジしているCFP資格審査試験の受験も続けることができません。なぜならばこの試験は「AFPである」という受験資格を満たして受けているためです。

CFP資格審査試験は、2019年の第1回試験で初めて受験し、不動産運用設計の試験に合格することができました。

IMG 20190717 180228 100x100 - AFP(日本FP協会)の継続教育単位の取得について
CFP資格審査試験 不動産運用設計の試験結果は「合格」でした
この間受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の試験結果が出ていました。 で、僕の試験結果は「合格」とのことで、あまり自信がなか...

そして、残り5つの課目も時間をかけて順次クリアしていく予定で、最終的には「AFP」から「CFP」に登録を変更し、FP技能検定の最高ランクである「FP1級」まで狙っていく予定でいます。

その計画が「AFPの資格を維持できなかった」などという残念な理由で頓挫しているようでは、たとえゼロからやり直したところでまた似たような結果に終わってしまう可能性が高いでしょう。

そのような事態を避けるためにも、まずは「15単位」を獲得し、AFPの資格を維持しておかなくてはなりません。

現在の継続教育単位取得状況

日本FP協会への「AFP」としての登録から1年と3ヶ月ほど経過した現在の継続教育単位の取得状況は以下のような感じになっています↓

1x1.trans - AFP(日本FP協会)の継続教育単位の取得について

※日本FP協会マイページより抜粋

取得済みの単位のうち、2単位(FP実務と倫理)については以前研修に参加したときのもの、7.5単位についてはCFP資格審査試験(不動産運用設計)の合格によるものです。

CFP資格審査試験の合格は、課目ごと7.5単位が付与されることから、2年間でこれを2課目、プラス「FP実務と倫理」を何らかのかたちで取得することができれば、その更新回はクリアということになります。

a121a2d0540c1c1aa1f3527ecd55d288 100x100 - AFP(日本FP協会)の継続教育単位の取得について
CFP資格審査試験 課目合格で継続教育単位も取得可能
先日日本FP協会から送られてきた「FPジャーナル7月号」の表紙裏に、CFP資格審査試験に関する案内が載っていました。 今年は宅建試験の...

これは普通に単位を取得していくよりも一気に、大量の単位を得ることができますが、「試験」という性質上、どれだけ勉強したとしても合格できるとは限りません。

今ある分(不動産運用設計)については別に良いのですが、今後の単位取得ではあまりこのCFP資格審査試験に頼る計画は避けなくてはなりません。

これから残りの単位をどうしていくべきか?

さて、源氏の継続教育単位の取得状況を確認したところで、これから残りの期間でどのように、AFPの資格維持に必要な「15単位」を目指していくのかを考えなくてはなりません。

先程も触れたように、次に受験するCFP資格審査試験で「相続・事業承継設計」に合格してしまいさえすればなんとかなるのですが、そんな受かるかどうかわからないものに頼るわけにはいきません。

よってここでは、次回(2019年第2回)の「CFP資格審査試験は不合格だった」と仮定してこの先を考えていくことにします。

セミナー・研修に参加する

まず、AFPの継続教育単位を取得することができる方法がいくつかあるなかで、最も「実際の勉強効果がある」ものは、なんといっても「セミナーや研修への参加」、でしょう。

家でダラダラ勉強したり、試験を受験したりといったことよりも、実際に実務家の話を聞きに行くことが「FPとして必要な知識を得る・維持する」ために最適であることは言うまでもありません。

ただ、そういったものに「どれだけ参加できるのか?」ということを考えた場合、この「セミナー・研修会」だけで単位を取得していくのには無理があるはずです。

日本FP協会のHPで確認すると、こういったものの参加によって付与される単位は大体2単位程度です。よって、この「セミナー・研修会への参加」という方法でのみ、現時点で不足している単位である「6.5単位」を得ようと思えば「4回かぐらい」は見ておかなくてはなりません。

しかし、それらは東京だの大阪だのといった大都市圏で実施されていることが多く、地元でやっているものがあったとしてもなかなか予定を合わせることができないでいます。

また、研修のタイトルなどから「自分に合ったもの」とか「非常に興味があるもの」を厳選する場合には、もっと参加できる可能性が低くなってきます。

おそらくですが、期限までに参加できる「AFPの継続教育単位を取得できる研修等」はせいぜい2回、いや、1回ということも考えられます。

最も「勉強効果」が高いはずであり、継続教育単位を得ること”以外”のメリットもありそうな「セミナー・研修会」ですが、参加できる回数を考えると、これだけに頼るというのもちょっと厳しいかもしれません。

FPジャーナルの後ろの方に載っている問題を解く

次に、簡単で安価、しかもきっちり単位が貰えるものとして、FPジャーナルの後ろの方に隔月でついている「問題」を解く、という手段が挙げられます。

これは確か1,000円程度で解答を送ることができたはずですので、あまり時間がなかったとしても問題さえ解いておけば継続教育単位の取得を狙うことができます。

もちろん、間違えないようにしっかり答えを吟味しなくてはなりませんが、研修などのために東京や大阪まで出向くことよりは楽でしょう。

とはいえ、これに答えたからといってその内容はすぐに忘れてしまう可能性が高いです。その場凌ぎ的な感じで、その論点に関してのみ勉強をするわけですから、その知識が定着するとは到底思えません。

ですので、この「FPジャーナルの付録問題」については、セミナーや研修に可能な限り参加したうえで、それでも不足した分(多分不足しますが)について最後にやる感じでいこうと思います。

通信教育の「AFP更新パック」的なものを受講する

最後に、セミナーや研修にも参加できない、FPジャーナルの問題もやっていなかったと、完全に追い詰められた状態でのみ使うことにします。

今月のFPジャーナルにも広告が載っていましたが、「コラムを読む⇒問題を解く」という方法で完全に継続教育単位を獲得し、AFPの資格更新が可能なものが2,900円とかで宣伝されていました。

こういったものを使えば最終的にはなんとかなってしまうはずですが、できることならこれは「最終手段」としたいところです。

確かに継続教育単位も獲得でき、AFPの資格更新をすることに問題はないでしょう。ただ、「資格更新のためだけ、継続教育単位のためだけ」にこれを受講したとしても、FPジャーナルの問題と同様、あまり知識が定着することはなさそうです。

もちろん、「勉強のため、FPに関する知識向上のため」という目的を持ってこういったものを受講する場合にはそれなりの効果が期待できるはずです。

しかし、現状そこまで時間的な余裕はありませんし、そもそも「資格の更新」ばかりが頭にある状態です。そのような感じでこれを受講したとしても、「単位が貰えれば良い」としか考えることができず、興味を持って「勉強する」ことはできないでしょう。

セミナー・研修>FPジャーナルの問題>更新パック、でやっていく

とりあえず、AFPの資格を維持するためにここから先「継続教育単位の取得」をしていくうえでは、可能な限り自分の力になりそうな「セミナー・研修会への参加」を優先していこうと思います。

ただ、先程も少し触れたように「セミナーや研修会だけで残りの必要単位を全部取ること」はできそうにありません。

そこで、FPジャーナルに掲載されている問題や、継続教育単位が一気に取得できるパックなどを活用していきたいと考えますが、具体的には「セミナー・研修会>FPジャーナルの問題>更新パック的なもの」といった順で優先していこうと思います。

この後どうなるかわかりませんが(AFPの資格更新にかけることのできる時間的な意味で)、とりあえずそんな感じでやっていくことにします。

まとめ

今回は日本FP協会から認定を受けている「AFP」の資格の更新について、その期限が徐々に迫ってきているにも関わらず、未だに必要な15単位を揃えていないことから、今後どうしていくべきか、ということについて考えました。

もし資格の更新に失敗した場合には、現在チャレンジしている「CFP資格審査試験」なども受験することができず、資格の取得計画に大きな狂いが生じます。

そうならないために、残りの期間できっちり継続教育単位を取得していかなくてはなりませんが、その方法はいくつもあり、その優先度を判定して「勉強になるもの」を、可能な限り取り入れていきたいところです。

そしてそのなかで、最も良さそうなのが「セミナーや研修会への参加」です。実際に実務家の話を聞くことになるわけですから、これは本当に勉強になるはずです。

ただ、それに参加する時間的な余裕があまりないことを考えると、やはりその他の手段も検討しておく必要があります。よってここでは、サブとして「FPジャーナルの問題」を、それでもダメなら「更新パック的なもの」を利用することにしました。

このあたりも踏まえ、残りの期間で「15単位」に届くよう、何らかの行動を取っていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク



スポンサーリンク