この間受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の試験結果が出ていました。
で、僕の試験結果は「合格」とのことで、あまり自信がなかったにもかかわらず通っていたことで、今後残りの5課目にチャレンジしていくうえでの励みとなりました↓
※画像は日本FP協会のマイページのもの
これで来年の6月試験では不動産運用設計について気にする必要がなくなりますし、行政書士試験と日程が被って受験することができない次の11月試験の方も安心して2日目の「相続・事業承継設計」にチャレンジすることができます。
もしここで合格を貰えていなかったのであれば、およそ1年もの間この「CFPの不動産」を抱えたまま他の資格試験の勉強を進めなくてはならなかったわけで、そう考えると今回合格することができたのはかなり大きいです。
で、せっかく合格することができたわけですから、今回はこの「CFP資格審査試験(不動産運用設計)」について、感想や今後残りの課目を受験するうえでの心構えなど、色々と記載していくことにします。
Contents
合格基準点は33点、合格率は36.9%
まず、今回のCFP資格審査試験(不動産運用設計)の試験の合格基準点と合格率を確認しておくことにします。
2019年第1回CFP資格審査試験の結果と試験データは試験実施団体である「日本FP協会」のHPで閲覧することができますが、そこで確認したところ以下のような情報が得られました↓
2019年第1回CFP資格審査試験(不動産運用設計)の合格ラインと合格率
合格ライン:50問中33問以上の正解
合格率:36.9%
いずれも日本FP協会HP内で確認
https://www.jafp.or.jp/
なお、今回のCFP資格審査試験(不動産運用設計)の受験者数は2,252名、そのうち830名が合格したとのことです。やはり受験者数はかなり少ないですね…
このCFP資格審査試験は毎回合格基準点が変動するタイプの試験ですから、「○○問取れていたから安定」などということはなく、特に合格ボーダーギリギリのラインには多くの受験者がひしめき合っているはずです。
そしてその分、合格率は30%~40%の間ぐらいで安定して推移していますので、この変動は「合格率の調整を目的としたもの」であるといえそうです。
なお、これは今後受験する予定でいるCFP資格審査試験のその他の課目についても同じことが言えるため、引き続き「受験者の上位30%程度に入ることができれば合格」ということを意識して勉強を進めていこうと思いいます。
ちょっと自信がなかった問題が結構得点できていたのか
今回のCFP資格審査試験(不動産運用設計)に関しては、宅建試験のときと同様の理由でまだ自己採点をしていません。あらかじめ合格の手応えがあったわけではないため、見送ることにした次第です。
しかし、「合格」という結果だったということは少なくとも合格基準点である33点かそれ以上の得点はできていたということであり、試験直後の「半分ぐらいできていれば良い方か…」的な感じの認識とは少しズレがあります。
そしておそらくそのズレの原因は、正答できているという確信が持てなかった問題の得点率によるものではないかと思います。
今回のCFP資格審査試験では、割りと自信がなかったり、どの解答を選択するべきか迷ってしまったものがいくつかあったと記憶していますが、そのあたりの問題が思ったよりも正答できていたのでしょう。
※追記:自己採点の結果は以下の記事から↓
これはマークシート形式の試験ではありがちなことだと思うのですが、どうしても「2択までは絞れたけれどそこからどっちかわからない」という現象は今回のCFP資格審査試験でもちょくちょくありました。
もちろん、冷静に問題文を読んでみたら文章の誤りに気がつくようなこともありますが、多くの場合「確かこっちがテキストに書いてあったはず」とか「この選択肢の文章は見たことがない」ぐらいのノリで解答してしまっています。
今回の不動産運用設計の試験ではそれがたまたま上手いこと噛み合っていた可能性が高く、かなりラッキーな合格だったといえるかもしれません。
本試験直前に頻出問題(計算)に気がついたのもかなりプラスだったはず
また、本試験の直前になって「頻出の計算問題がある」ということに気がついたことも、かなり大きい割合で合格に寄与しているはずです。
もともと計算問題が苦手で、今回の試験も1回分のみ入手した過去問(解説付き)を見て「ちょっと計算が重すぎる」とか「宅建のように上手くはいかないかもしれない」などと思っていました。
CFP資格審査試験はこれまでのFP2級や3級と同じく「ファイナンシャルプランナー」の試験ですから、計算問題に重点が置かれているのは当然なのかもしれませんが、試験対策開中は「これは苦労しそうだ」という印象でした。
しかし本試験直前になって、日本FP協会のHPで公開されている試験問題(解説なしで問題と解答のみのもの)やってみたところ、案外毎回同じような計算問題ばかりが出題されていることに気がつきました。
それらの問題を重点的に練習することができたため、今回の試験ではおそらく「計算全問不正解」ということにはなっていないはずです。
そしてこのことは、CFP資格審査試験の残りの課目についても同じことが言えるかもしれません。次に受験する予定の「相続・事業承継設計」の試験では、先に「頻出の計算問題」がないかチェックしておこうと思います。
案外合格しやすいのか?と思うがやはり簡単ではなさそう
今回の試験で、不動産運用設計の1課目のみとはいえ初受験で合格することができてしまったことから「CFP資格審査試験意外とイケる説」が自分の中で勝手に浮上してしまいました。
で、この感じなら次は2課目ぐらい受験してみても大丈夫なんじゃないか?なんて思ってしまいそうなところですが、それはおそらく、という確実に罠であり、舐めきって複数課目受験を狙うと共倒れになってしまうはずです。
特に、次の「2019年第2回CFP資格審査試験」は11月の実施であり、これともう一つ受験しようと考えている行政書士試験の方も勉強する必要があるため「時間をフルに使ってCFP試験対策」というわけにはいきません。
もちろん、3ヶ月程度の試験対策では合格が絶望的な行政書士試験よりも、少しでも可能性があるCFP資格審査試験の方をメインに勉強していく予定ですが、それでも「短期間で2課目」というのはかなり無理がありそうです。
ということで、今回の合格でいい気にならず、次回以降の受験も慎重に、1課目づつ刻んでいく方針でいきたいと思います。
まとめ
案外あっさり合格してしまった不動産運用設計の試験ですが、CFP資格審査試験全体でみればまだ6課目のうちの1つをクリアしただけに過ぎません。というかここからが本番です。
今回受験した不動産運用設計は、昨年宅建試験を受験していたこともあり、FP2級だけ取得している場合と比べて多少知識のある範囲でした。
しかしここから受験するものの中にはそうでないものもあり、特に「リスクと保険」の範囲はFP2級の試験でもかなり苦労させられたところであり、CFP資格審査試験ではそれよりもさらに苦戦するはずです。
まぁ、ともかく不動産運用設計に関してはクリアすることができたわけですから、今回の課目合格を足掛かりとしてここからどんどん進めていければ良いと思っています。
なお、自己採点についても時間があるときにやってみることにします。今更ですが…