資格試験を受験したら「自己採点」はすぐにするべき?

先日、訳あってとっくに終わったはずの宅建試験の自己採点をしてみた、という記事を投稿しました。

この宅建試験については、試験終了後に「もしこのまま不合格が判明した場合にはすぐにでも来年の試験対策を始めたくなり、それは他の資格試験の勉強にとってマイナスとなり得る」との考えから自己採点を見送っていました。

で、結果として不動産適正取引推進機構の方から通知が届き、合格しているということが判明したため、その後も自己採点をすることが無くCFP資格審査試験を受験しようというタイミングになって、その参考とするために改めてやってみたわけです。

もちろん、今回のようなケースはかなりレアかと思いますし。特にマークシート形式の資格試験であれば持ち帰った答案用紙にメモしておいたものを元に、帰ってすぐ自己採点をしておくというのが普通なんじゃないかと思います。

というかそんなこと当たり前のことであると考えていましたし、今まで全く疑うようなことはありませんでした。

しかしこの「自己採点」、今回自身が宅建試験の受験後にとった「あえてやらない」作戦のように、もしかしたら場合によっては”しない方が良い”というようなこともあるのかもしれないと思いましたので、今回はそれについて考えていくことにします。

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ほとんどの受験者は「自己採点」をしているはずだが・・・

まず、何らかの資格試験を受験した場合には、ほとんどの受験者の方が問題用紙に自分の解答をメモし、それを持ち帰って「自己採点」をしていることかと思います。

僕も以前、FP2級の試験を受験した際にはそのようにしましたし、このブログでも「試験後に取るべき行動」として紹介していました。もちろん、かなり前にはなりますが日商簿記2級を受験したときも帰ってすぐに自己採点をしたと記憶しています。

FP 100x100 - 資格試験を受験したら「自己採点」はすぐにするべき?
FP2級・3級の試験の受験後に取るべき行動、自己採点等について
FP技能検定(2級・3級)は毎年1月・5月・9月の年3回実施され、それぞれ午前中に学科試験、午後に実技試験が行われます。 で、試験の受験直後...

しかし、その後に受験した税理士試験(簿記論・財務諸表論)では、そもそも自己採点をするためのメモを取っているような時間はありませんでしたし、その次の宅建試験では先ほど述べた理由から見送っていました。

つまり、ここ最近受験した2つの資格試験では”本来一番最初にやるべきである”自己採点をしていなかったということです。

これは普通に考えればちょっと良くないことなのかもしれません。しかしながら、やはり場合によっては「しない方が良い」または「しなくても差し支えない」というような状況があるのではないかと思います。

以下ではそのようであると考えられるいくつかのパターンについて見ていこうと思います。

この後も他の資格試験が控えているようであればしないほうが良いかも

まず、これは僕も宅建試験の受験後に考えた理由なのですが、「この先さらに別の資格試験を受験する予定がある」という場合です。

FP技能検定や日商簿記検定など、年に複数回の試験が実施されるものは別として、やはり資格試験を一度受験すると「次の試験は来年の同時期」ということになる可能性は高いと思います。

そして、もし1回の試験で不合格の結果に終わったとしても次の試験は1年後、その間に他の資格試験も受験したいと考えている場合には、そちらのほうの試験対策に充てる時間のことも考えていかなくてはなりません。

もちろん「その試験しか受験しない」というようであれば、終了後に直ちに「不合格である」と判明した場合には直ちに翌年の本試験に向けて勉強を再開すべきであると思います。

しかし、その後当該資格試験の再受験前に別の試験を受験するにもかかわらず、そのように直ちに勉強を再開した場合、2つ目の試験に向けた勉強の妨げになってしまうおそれがあるのではないでしょうか?

資格試験の受験直後、まだ「特別な感じ」が残っている最中に自己採点で不合格が判明した場合には、「他の試験の勉強に集中しなくては」と思ってはみるものの、やはりすぐに「落ちたばかりの資格」の試験対策を再開したくなってしまいます。

そのように考えた場合、やはり「次の資格試験が控えている」という場合には、自己採点を見送り、合格発表までの期間は合否を判明させず、受験したことすら一旦忘れておく、という作戦もアリなのではないかと思います。

そもそも「自己採点のためのメモ」を取っている時間が無駄になりそうな試験もある

次に考えられるのは、「時間が足りない」タイプの資格試験では、わざわざ自己採点のためのメモを取ることが時間の無駄になり、それが合否に影響することすらあるかもしれないということです。

というよりも、僕も昨年の税理士試験の簿記論を受験した際にはそうでしたが、そもそも問題量が多すぎて時間が足りず、自己採点用のメモどころではありませんでした。今年は多少計算や集計もスピードアップしているはずですが、それでも時間内に解答を終えるなどということは到底不可能なはずです。

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税理士試験を受験、問題量が多くなかなか合格できそうもない?
8月7日、2018年の第68回税理士試験を受験してきました。今年は簿記論をメインに試験対策をしており、ついでに財務諸表論も受験してみた感じ...

同様に、日商簿記などの「計算・集計が多い」資格試験はこのように時間が足りない系統のものである可能性が高く(日商簿記は実施回によってばらつきがありそうですが…)、自己採点のために無駄な時間を費やすのはどうかと思います。

よって、そのような試験においては「最初から自己採点のことなど考えない」ぐらいで臨んでも良いのではないかと思います。

記述式の問題などはちょっと無理があるかも

最後に、試験の解答として要求されるのがマークシートや単純な計算結果のみではなく、記述式で文章による解答をしなくてはならないようなタイプの試験です。

記述問題についてはおそらく、何らかのキーワードが入っているかどうかで得点を決めているものが多いのではないかと思います。つまり自己採点をするうえではそのキーワードとなる単語や文章が入っていたかどうかで自分がその問題でどれだけの得点を得ているのか?ということを判断することになるかと思います。

しかし、記述式の問題では「模範解答」として大手の資格スクールなどが試験後に示したものばかりではなく、「ここを答えても良さげ」みたいな部分もあるのではないでしょうか?

また、その「キーワードが入っていた」ということだけで得点としてしまうのもなんかアレな感じです。もしかしたら誤字脱字があったり、その他の部分で減点されており、自分の思ったような得点が得られていないということも考えられます。

やはり記述式の問題が出題されているような資格試験では自己採点をしないか、するにしても参考程度に留めておく方が無難なように思えます。

まとめ

今回は資格試験受験後の「自己採点」について、本来であれば当然にやっておくべきことであるにもかかわらず、場合によっては「しない方が良いorしなくても問題ない」というような場合があるのではないかと思い、そのれいをいくつか挙げてみました。

結局のところ、最終的な合格を目指すのであればやっておくべきことのひとつである「自己採点」でも、試験の内容によって、またそのときの状況によってはしなくてよいこともあるのだと思います。

特に自己採点のためのメモ書きに時間を取られ、そのせいで時間が足りずに…などというのは恐ろしく不毛なことです。資格試験の受験に際しては、そのあたりも考慮に入れて、自己採点するのか・しないのか、臨機応変に対応していくべきではないかと思いました。

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