宅建試験「法令上の制限」の範囲はFP2級とほぼ共通も内容が細かい

このところ、10月21日に実施される2018年の宅建試験に向けて試験対策を始めています。

この間、宅建の試験対策を始める際の記事でも述べたとおり、勉強の取っ掛かりとしてFP2級とほぼ重複する範囲である「法令上の制限」からスタートすることにしました。

この範囲は購入した宅建の試験対策テキストでもボリュームのある3つの範囲のうちのひとつであり、また、ちょうど一番最初の章に来ていたことから先ず手をつけてみることにしたわけです。

で、とりあえずテキストの内容を一周さらっと確認することができましたので、その内容についてやFP2級の試験との違いなんかも確認しておこうと思います。

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Contents

「法令上の制限」の本試験での出題割合

まず、宅建試験の本試験では「法令上の制限」に関する問題がどの程度出題されるのかを確認しておきます。

例年の傾向として、「法令上の制限」からの出題は50問中8問となっている(FP・金融機関職員のための宅建合格テキスト 参照)ようで不動産適正取引推進機構のHPに掲載されている平成29年の本試験問題では、どうやら「問15~問22」がそれに該当することになるようです。

宅建試験は「1問1点」という配点になっているようで、50点中8点分の出題ということは、全体の16%がこの範囲から得点可能ということになります。もちろん、満点を取ることは不可能でしょうが…

学習する制度や法令はほぼFP2級と同じ

では、「法令上の制限」で出題される法制度などは、どの程度FP2級の「不動産」の範囲と重複しているのでしょうか?

見出しに結論が書いてありますが、結局「ほぼ同じ出題範囲」ということになります。テキストによれば唯一、「宅地造成等規制法」のところのみ宅建固有の出題論点とのことでしたが、たしかにその内容については初見でした。

これは「宅地以外の土地を宅地に造成したりする場合に関する規制」が主な内容のようで、覚えることは多そうですが、それほど複雑な内容ではなさそうなので地道に対策していきたいと思います。

それ以外の法制度については、一度FP2級の試験対策として目にしたものばかりですが、やはり宅建試験は「不動産」に特化した試験であるため、FPの「不動産」の範囲と比べて非常に内容が濃く、細かいところまで覚えていかなくてはならないようです…

どの論点も宅建のほうがFPよりも内容が濃い、見たことがないものも…

宅建試験で出題される「法令上の制限」は、FP2級の試験で覚えたものと同じもの、とはいえやはり宅建の方が細かく、深いところまで出題される可能性が高いことは予想の範囲内でした。

しかし、問題は「同じ法令のなかでもFPの試験対策ではやらなかった内容が含まれている」というところです。

例えば、「都市計画法」に関する開発行為の許可制度なんかについてはFP2級のテキストには記載がなかったものの宅建のテキストでは”大切な論点”として扱われていました。

FP2級の試験対策のときにも多少は触れられていた内容であれば、元々の知識にさらに細かい知識を追加していく感じになり、ベースがある分覚えることができるのも早くなるものかと思います。

しかし、完全に初見の内容であった場合には、その制度についてゼロから、そして宅建の試験ではかなり深い内容まで把握しておかなくてはならないということを考えると、そのような「FPでは出てこなかった」内容については、結構な勉強時間を割く必要があると考えられます。

これから先、そういった論点については特に気を配りながら試験対策を進めていきたいと思います。

出題頻度は低いが出たことはある、という論点もある模様

最後に、宅建試験の「法令上の制限」の範囲では、都市計画法や建築基準法、農地法などの他にも、様々な関連法規がその中に含まれているようです。

本試験ではやはり、テキストでも大きく取り上げられているような「メインの法令」が出題されることが多いようなんですが、他にも道路法や河川法、生産緑地法などについても出題されたことがある、とのことでした。

そういったものはテキストでは「その他の法令」として簡単に紹介されていた程度でしたが、合格できる実力を身につけるためには、多少なりともそういった”出題頻度の低い”論点についても押さえておく必要がありそうです。

それらについて、本試験まで2ヶ月ちょっとという短い期間の中でどれほど手を付けられるのかわかりませんが、一応、余裕があったらしっかり確認しておくようにしていきます。

また、今後問題集や過去問集を解答することになった際には、そういった法令に関する問題が掲載されている可能性もあります。

もちろん、メインの法令に比べて圧倒的に扱われることが少なくなると思いますので、もしそのような問題を見つけた場合には、付箋などですぐに確認できるようにしておきたいところです。

まとめ

ついに宅建の試験に向けて本格的に動き出したわけですが、まだまだ始めたばかりであり、ここからさらにわかってくることも多いかと思います。

今後、何か新たにわかったことや、注意すべきポイントで忘れたくないようなものについては徹底的に調べ、記事として残していくようにしたいと思います。

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