先日受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)に関して、今更ですが自己採点をしてみました。
当該試験の結果は「合格」ということでしたので、今回の不動産運用設計の試験における合格基準点である「33点(50点満点中)」は上回っていることは確かなのですが、一応ここで「どのぐらいできていたのか?」を把握しておくために自己採点をしておこうと思います。
※CFP資格審査試験は実施回ごとに合格基準点が変動します。
この試験に関しては、「もし不合格であることが明らかになった場合には他の資格試験そっちのけで勉強を続けたくなってしまうかもしれない」という、宅建試験受験当時と同様の理由から自己採点を見送っていました。
とはいえ、自分がどのぐらいの得点で「合格」することができたのか?これから長く続くであろうCFP資格審査試験のその他の課目を勉強していくうえで、必要となる試験対策時間などを把握するうえで必要になってくる情報です。
ということで、ここで今回初めて受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の自己採点をすることにより詳細な結果を確認し、これから受験する予定の残り5課目の試験対策に役立てていくことにします。
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CFP資格審査試験(不動産運用設計)の自己採点の結果は「38点」、宅建と同じ得点率でした
で、とりあえず日本FP協会で公開されている模範解答と、本試験当日に自分が持ち帰った問題用紙を用い、今回受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の自己採点をしてみました。
結果は「38点」、今回の試験で合格するために必要な33点を大きく上回る結果となりました。また、本試験の受験直前の感想であった「半分ぐらい取れていれば上等か…」というものよりも相当に乖離しています。
そしてこの得点、同じ「50問の4択問題」で実施されている宅建試験を受験した際と同じでした。宅建試験の合格基準点が37点、今回の試験では33点であったことを考えると、CFPの不動産の方が宅建よりできていたともいえそうです。
宅建と今回のCFP資格審査試験(不動産運用設計)、どちらも受験してみた感想としては、「計算問題が重い」「統計が2問出る可能性がある(実際今回は2問でした)」とかその他諸々の要素から、CFP資格審査試験の不動産運用設計の方が宅建試験よりも遥かに難しいと感じていました。
しかし、実際に自己採点をしてみると得点率は宅建と同じ、自分の「難しかった」という感覚に反してかなりの得点を確保できていました。
これに関して、今回の試験結果が「合格」であることを知ったときの予想は、おそらく「できたかどうか微妙な設問」が思いのほか取れていたためだろう、というものでした。
では、実際にはどうなんでしょうか?以下では自己採点の結果を元に、今回受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の試験で「取れた問題」と「落とした問題」がどれなのか、確認していくことにします。
問題ごとの正解/不正解は?
以下、2019年第1回CFP資格審査試験(不動産運用設計)の自己採点結果です↓
総得点:50点満点中38点(33点以上で合格)
各問ごとの正解/不正解
問1
- 問題1~問題4:○ 問1合計:4点(4点中)
問2
- 問題5:○
- 問題6:○
- 問題7:○
- 問題8:× 問2合計:3点(4点中)
問3
- 問題9:○
- 問題10:○
- 問題11:×
- 問題12:○ 問3合計:3点(4点中)
問4
- 問題13~問題15:○ 問4合計:3点(3点中)
問5
- 問題16:○
- 問題17:○
- 問題18:×
- 問題19:○ 問5合計:3点(4点中)
問6
- 問題20:○
- 問題21:○
- 問題22:× 問6合計:2点(3点中)
問7
- 問題23~問題26:○ 問7合計:4点(4点中)
問8
- 問題27:○
- 問題28:○
- 問題29:×
- 問題30:○ 問8合計:3点(4点中)
問9
- 問題31:×
- 問題32:○
- 問題33:○
- 問題34:○ 問9合計:3点(4点中)
問10
- 問題35:×
- 問題36:○
- 問題37:○
- 問題38:○ 問10合計:3点(4点中)
問11
- 問題39:○
- 問題40:○
- 問題41:○
- 問題42:× 問11合計:3点(4点中)
問12
- 問題43~問題46:○ 問12合計:4点(4点中)
問13
- 問題47~問題50:× 問13合計:0点(4点中)
やはり「統計問題」は2つとも失点していました
この結果を見て何というかかなり気になるのが「問13」、つまり最後の4問がすべて失点となっていたことです。
ちなみにすべて失点したこの4問は、「建物の構造(問題47)」と「文化財がどうのこうの(問題48)」、そして問題49と問題50がそれぞれ「統計」からの出題となっていました。
結局宅建試験に続いて「統計問題」を突破することは叶わなかったのですが、もしこの先不動産関係の新たな資格試験を受験するとなった場合、このタイプの問題はずっとつきまとってきそうな予感です。
また、CFP資格審査試験の残りの課目でもこういった問題が出題されてこないとも限りません。
統計問題については今のところ何か攻略する術があるとは思えず(あったらとっくにやっていますね…)、今回のような不動産関係の試験でいえば「土地白書」などをしっかり読み込んでいく他なさそうな感じです。
これに関してはできるだけ早く「なんとか得点できる方法」を模索していきたいところなんですが、そもそも攻略法などないような気がします。これから先のCFPを含む資格試験でどのぐらいの頻度でこの統計問題が出題されるのかはわかりませんが、出てきたところでどうしようもないかもしれません…
ちなみに問13の残りの2つ、建物の構造と文化財がなんちゃらについては、今のところ特に気にしないことにしました。
計算問題も「頻出」を理解していれば解けるはず
CFP資格審査試験、というかFP関連の資格試験全般を受験するにあたり、切っても切れない関係にあるのが「計算問題」です。
以前FP2級の試験を受験した際にもかなりの数、覚えなくてはならない計算式等がありましたが、CFP資格審査試験ともなるとより細かいところまで計算によって算出できるようにしておかなければならない感じでした。
ただ、今回不動産運用設計の試験を受験する直前になって、毎回同じような計算問題が出題されている、つまり「頻出」となっているものがあることを知りました。
そこから本試験まであまり時間はなかったものの、この「頻出計算問題」を重点的に勉強していったところ、どうやら点が取れているどころか「得点の原動力」になっているといえそうな程です。
このような「毎回出題される問題」については、計算問題とは限らないものの、CFP資格審査試験の残り5課目にも存在する可能性があります。次回以降の受験では、そういったものがないか注意深く観察し、なるべく早く発見して対策していくようにします。
この調子で残りの5課目もクリアしていきたい
今回受験したCFP資格審査試験(不動産運用設計)の試験は、受験直後にはあまり自信が持てなかったものの、結果は「合格」、そして今になってやってみた自己採点では「38点」と、予想を大きく上回る良い結果でした。
この調子で残りの5課目もクリアしていき、最終的な「完全合格」にできる限り早くたどり着けるよう、ここから先もどんどん受験していこうと思います。
ただ、今回はたまたま上手く噛み合ったものの、CFP資格審査試験自体の難易度はそんなに低くないはずです。気を抜くとすぐにやられてしまいそうなので、試験対策の時間を可能な限り確保し、受験毎に「合格」が増えるようにしていきたいところです。
まとめ
とりあえず、放置していたCFP資格審査試験(不動産運用設計)の自己採点をしました。
そしてその結果が「38点」と、当初予想していたよりも遥かに良い出来だったわけですが、宅建に引き続き統計問題を攻略できていないなど、今後の課題となる点はいくつかありそうです。
とにかく、CFP資格審査試験はまだ6課目のうち1課目をクリアしたに過ぎません。ここから先長い戦いになりそうですが、途中で折れたりせず、最終的な「合格」を目指していきます。