11月に実施される行政書士試験に向けた試験対策を続けています。この試験は今回が初の受験ということになりますが、行政法など、やはり新しく覚えなくてはならないことが多く、かなり苦戦しそうな感じです。
特に、今回の試験では全出題範囲の細かい部分にまで試験対策を済ませることは難しく、それこそ来年(2020年)の本試験に向けた「模試」ぐらいの感じになってしまいそうではあります。
そしてこの行政書士試験、覚える量が多いとか内容が難しいとかではなくて、僕に取ってだけかもしれませんがいくつか脅威となる点が他にもあります。
それは行政書士試験の試験会場が微妙に遠いことであったり、何を勉強すべきなのかすら定かでない「一般知識」などであったりもしますが、もうひとつ、「試験時間が異様に長い」というものがあります。
今回はこの「行政書士試験の時間の長さ」についていろいろと記載していくことにします。
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行政書士試験は午後1時~4時、つまり試験時間は「3時間」
まず、行政書士試験の実施団体である「行政書士試験研究センター」によると、この試験の試験時間は「午後1時~午後4時」とされています。
僕は計算が苦手なのでこれが何を意味しているのかについてはよくわかりませんが、電卓を使ったところどうもこの「午後1時~午後4時」というのは「行政書士の試験時間が3時間もある」ということを意味しているようです。
3時間です…一回の試験で昼などの休憩を挟むことなく3時間です…これが資格試験ではない別のこと、例えば「3時間何らかの作業をする、話し合いをする」などの場合には耐えられるものでしょう。
しかしながら脳みそフル回転の「試験」で、果たしてそのような長い時間集中力を切らすことなく解答を続けられるのか?と考えた場合、おそらくその答えは「不可」ということになるでしょう。
というか、前にどこかで聞いたことがあるどことなく怪しい情報によると、「人間が集中できる時間は90分が限界」とか言っていました(ちなみに僕はその情報を何となく信じています)。そしてそれが真であると仮定した場合、行政書士試験はその倍の時間戦い続けなく他はならないということになります。
となると、やはり「試験時間3時間」の行政書士試験については、「普通にやり切る」のではなく、「何か作戦をもって乗り切る」ことが必要になってきそうです。
ではどんな「作戦」をとるべきなのか?考えておかなくてはなりません。
これまで受験してきたものは最大でも2時間の試験、普段の勉強でも3時間は考えにくい
ちなみに、これまで受験してきた資格試験では「一つの試験or一つの科目」の試験時間は最大でも2時間だったと記憶しています。
これには税理士試験(簿記論・財務諸表論※ともに未だ受験中)や宅建試験,、FP2級の学科試験などがこれに該当します。他にもあったかもしれませんがとっくに忘れました。
これはつまり、試験時間が「2時間を超える」試験を通しでやっていくというのは、今回の行政書士試験が完全に初めてということになります。
普段何らかの資格試験対策をしていても「3時間も続けて勉強する」とかは一切ありません。通常、30分もすればテキストではなく灰皿に目線を向けていますし、1時間も経てば筆記用具が缶ビールに切り替わっている有様です。
もちろん直前期には詰めますが、それでも3時間ぶっ通しで勉強すると言うことはちょっと考えにくいことです。
そして、「ただ試験対策するだけ」でもそんな感じであるわけですから、これが本試験となるとかなりキツいのは明らかなことです。
3時間ともなると「試験中にトイレ行く人」とかもちょちょい居そう…
ちょっと話は逸れますが、行政書士試験の試験時間が3時間であるということから予想できることとして、本試験の最中に「トイレで一時退室」という受験者が何人か出てきてもおかしくありません。
これは「人によっては」そこまで気になることではありませんが、行政書士試験は「受験資格に制限なし」なわけですから、その受験者は年齢をはじめそれなりに幅広い層になっているはずです。
となるとやはり「人により」だとは思いますが、3時間の試験中ずっとトイレに行かないで問題を解き続けるのは少し難しい、という受験者の方も当然居られるはずです。
だからといって別に何か試験に変化があるというわけではありませんが、行政書士試験では、普段あまり見ることが出来ない「試験途中の一時退室者」が頻出しそうです。
ちなみに、行政書士試験では「試験中にトイレに行きたくなった場合には、試験監督員に合図して指示に従え」とのことでした(試験当日についてのFAQ)。まさか「ダメ」とは言わないでしょう…
明らかにできない「テスト」はより疲れる
もうひとつ、行政書士試験の試験時間が長いことに関連しているとも言えないことなんですが、「全然解けない試験は試験時間の長短に関わらずかなり疲れる」というようなイメージを持っています。
例えばかつて、昔々のその昔に受けたことがあるTOIECでは、たしかリスニングが始まってすぐぐらいのタイミングで疲労がピークに達し、脳がシャットダウンしかけたと記憶しています。
というかそのリスニングの音声が何語で話しているのかすらわからなかったため、しっかり起きていても結果はさほど変わらなかったでしょうが…
それ以外では真面目に試験対策をして受験した「テスト」でそうなった例はないと記憶しています。当然試験時間は長くて2時間です。ということはこれは、「全然問題が解けない試験」というのは相当疲れる・眠くなるということを意味しているのではないかと思います。
そして、今回受験する行政書士試験はおそらく「全然解けない」ものに分類されるはずです。というか現時点での勉強の進捗を見る限り11月の本試験までに「スラスラと問題を解答できる」というような実力にはなり得ないように思えます。
もし、初めて受験する行政書士の本試験で「全く問題が解けない」などということになったとしたら、これはどのような事態になるのか?今回の受験で確かめておくことにします。
本試験中、どこかで切り替える作戦をとりたい
本題に戻ります。
おそらくですが、行政書士試験の「3時間」という試験時間を、ずっと、一切途切れることなく集中して乗り切るのは無理があるのではないかと思います。そしてもし無理にそうしようとした場合には、逆に途中でどうにかなってしまい、より悪い結果を招きそうでもあります。
そしてこの行政書士試験では一応、制限時間内に全ての問題を解き終えることができるであろうという予測のもと、勉強を進めています。
そのため、この試験では途中のどこかで一旦、というか2回、3回になるかもしれませんが、何か「心理的に切り替える、リセットする」ようなタイミングが欲しいような気がします。
無理に見直しをする時間を設けようとするよりも、ちゃんと集中して、得点可能なところはしっかり取っておくようにしていった方が絶対に良いはずです。慌てるとこの間の税理士試験の二の舞になりかねません。
そしてもし、行政書士の本試験中にどこかのタイミングで1回切り替えるべきであるとしたら、それは「法令」から「一般知識」の問題に移る場面がベストであるように思えます。
他にも行政法と民法の切り替わり部分など、リセットできそうな位置はいくつかあると思いますが、とりあえず、「法令と一般知識の境目」を意識して、そこで一旦試験問題の解答とは関係のない、意味不明な行動をしておくことにします(他の受験者の迷惑にならない範疇で)。
まとめ
今回初挑戦となる行政書士試験は「正味3時間」の長丁場です。これまでそのような資格試験は経験したことがありません。
しかも難易度も高く、そう易々と合格させては貰えないであろう試験です。これから何度かこの「3時間」の試験を受験することになるわけですから、上手く対応できるようにしていかなくてはなりません。