2019年9月8日に実施されるFP技能検定を受験される方は、おそらく最後の追い込みに入っている頃だろうと思います。
特にFP2級の試験にチャレンジする予定の方は、それなりの時間を試験対策に費やしたでしょうから、本試験直前で少し緊張している、ということもあるかもしれません。
今回はそんなFP2級・FP3級の試験に関して、本当に直前となった今、最低限やっておくべき直前対策や、その他本試験当日に向けて確認しておくべきこと(勉強以外も)について記載していきます。
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出題頻度の高い計算式は完璧に
まず、直前の試験対策に関してです。ここまで勉強してきた受験者の方は既にご存じだと思いますが、FP2級・FP3級の試験では「計算が必要になる問題」が結構な割合で出題されます。
そして、FP技能検定の出題範囲が広い分、合格のために絶対に覚えておかなくてはならない「計算式」の数もかなり多くなっています。

現時点までの勉強で、FP3級はともかくFP2級の試験で出題される計算式についても「もうほとんど大丈夫だろう、本試験で出題されても対応できるだろう」という受験者の方が多いと思います。
しかし、万が一にも「知らなかった」とか「忘れてしまっていた」というような計算式が出てこないためにも、今一度、頻出のものについては確認しておくことをお勧めします。
基本的な知識は大丈夫か再確認
計算式以外にも、FP2級・FP3級の試験で重要・頻出であり、かつ本試験でそれに関する出題があった場合には絶対に取っておきたい、というような知識は多数あります。
そのようなものについても、ここでもう一度、忘れたり、そもそも見落としていたりしないかについて確認しておく必要があるかと思います。
特に、テキストや問題集などで繰り返し記載があったり、いかにもな感じで強調されていたところ、そして過去問を解答している際に何度も遭遇した問題に関する論点など、一目見て「FP2級・FP3級の試験で重要かつ頻出」な知識であるとわかるところについては、必ずもう一度目を通しておくべきでしょう。
FP技能検定では同じ論点から同じような感じの問題が何度も出題されている、というようなものも多いです。そこをしっかり得点していくか否かによって、今回の試験での合否が別れてくるかもしれません。
過去問はできる限り、直前まで何度も繰り返す
FP技能検定、特にFP2級の試験は「過去問だけで合格できる」というほどそれに依存した試験ではおそらくないでしょう。

しかし例えそうであったとしてもFP2級・FP3級の試験で得点を伸ばし、合格するための「直前の勉強」として、過去問はしっかり、何度も解答しておくべきでしょう。
特に頻出となっている問題は過去問で何度も登場することから、もし現時点で解けないものであっても、最後の過去問連続解答で覚えてしまうようなことも可能かもしれません。
これに関しては自分でFP技能検定専用の「過去問集」を購入してあればそれをつかえば良いかと思いますが、もし持っていない、問題集までしか購入しなかったという場合には、現時点で試験実施団体が公開している本試験問題を使って過去問演習を済ませておくと良いでしょう。
また、もし現時点で「もう過去問を通しでやる時間が無い」という場合には、無料のスマホアプリをダウンロードし、それをFP2級・FP3級の本試験当日まで少しでもやっておくべきでしょう。

そしてこのスマホアプリは本当に本試験の直前ギリギリまで使えます。他のもので過去問の代用ができるという受験者の方もとりあえず良さげなものをダウンロードしておいて損は無いと思います。
試験会場までの道のりと所要時間を確認
FP2級・FP3級の受験において、というか全ての資格試験で同じでしょうが、本試験直前の「最後の試験対策」と並んで重要になってくるのは、「試験会場の確認」ではないでしょうか?
もちろん、FP技能検定の本試験会場は、普段は大学や貸会議室などといった別の目的で使われているはずですから、あらかじめ現地に行って場所などを確認しておくようなことは控えた方が良いところも多いはずです。
しかし、実際に試験会場に行ったことが一度も無い場合、どのルートで行けばしっかりそこに到着できるのか?とか、現地までの所要時間はどのぐらいなのか?について、ネットの地図などを使って確認しておく方が無難です。
もし、本試験当日になって道に迷ってしまったりした場合、本試験の開始時刻までに着席できたとしてもかなり焦った状態で試験問題を解き始めることになります。
また、今回は「9月試験」です。気温も高く、急いで試験会場に向かった場合には汗だくとか息切れとか、もはや試験どころではなくなってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、事前に、というか前日の夜とかに「試験会場までの道のり」と「現地までの所要時間」はしっかり確認し、当日もスマホなどの端末ですぐに見直すことができるようにしておくべきでしょう。
電卓やその他の筆記用具を忘れないように
最後に、本試験当日の「忘れ物」には要注意です。特に計算問題の多いFP2級・FP3級の試験では「電卓」を絶対に忘れていかないようにしなくてはなりません。
「まさか電卓なんて忘れないだろう…」と思うかもしれませんが、僕は実際この間受験したCFP資格審査試験(不動産)のときに危うく忘れかけました。
他の筆記用具と違い、電卓だけはそんなにいくつも持っているわけではなく、本試験で使うものを前日の夜の試験対策でも使っている状態の方が多いのではないでしょうか?
そうなると、当日にそのまま机に置きっぱなしで出かけてしまうことがないとも限りません。これに関しては十分に注意し、前日の勉強終了後は必ず次の日に持って行く鞄に入れておかなくてはなりません。
また、FP2級・FP3級の本試験で使用するのは当然電卓だけでなく、その他の筆記用具、つまり鉛筆やシャープペンなんかもそうです。
このあたりは複数持っている方が大半でしょうから、早いうちから「本試験用」のものを用意しておくと良いかもしれません。そして一応、FP技能検定ではどんな規格の筆記用具を使うべきなのかについても再確認し、それに適合しているかももう一度チェックした方が良いかもしれません。

ちなみにFP2級の実技試験は「筆記形式」です。鉛筆、特に前半の学科試験で使って芯が丸くなったものだと少し書き辛いかもしれませんので、そのあたりはなんとか対応できるようにしておかなくてはなりません。
まとめ
2019年9月実施のFP2級・FP3級技能検定まで残りわずかです。最後に確認しておいた方が良さそうなところは多少面倒でも確認し、本試験で悔しい思いをしないようにしておかなくてはなりません。
また、試験会場の(ネットでの)確認や持ち物のチェックなど、最後にやっておくべきことは勉強だけではないことにも気をつけておく必要があるかと思います。
また、日曜の本試験に寝坊しないよう、前日は早めに準備を済ませてさっさと寝るべきです。誘われたとしても、決して飲みに行かないことです。人によってはこれが最大の難関かもしれませんが…
とにかく、ある程度のトータル勉強時間が確保できていて、前日までしっかり試験対策をしておけば、FP2級・FP3級の試験はなんとかなるはずです。自信を持って本試験に臨むことも重要だと思います。