2018年の12月14日が合格発表だった税理士試験の結果通知が来ていました。今年は簿記論をメインに、ついでに財務諸表論も受験しましたが、やはり残念な結果に終わっています…
まぁ、これに関しては薄々感づいていましたし、そう簡単に受かるものではないわけですから、めげずに来年も受験していこうと思っています。
今回の記事では、そんな税理士試験(主に簿記論)の結果についての感想や、来年度の試験に向けての対策をどうしていくべきかなどについて考えていこうと思います。
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簿記論は55点、ついでに財表は47点でした
税理士試験はことしから各科目ごとの得点が伝えられることになっているとのことで、それゆえ今回の試験結果通知には、受験した簿記論と財務諸表論の得点が記載されていました。
そして、その得点は「簿記論:55点」「財務諸表論:47点」となっていました。正直、時間が足りずに理論問題がかなりの割合で空白だった財務諸表論がそんなにできていたのは驚きでしたが、簿記論の方は大体そんなもんでしょう…という感じです。
ちょっとは成長したようだが、「惜しい」わけではない?
税理士試験は合格点が60点であるとのことですから、簿記論の方の「55点」という点数は、見方によっては「惜しい!もう少し!」と感じてしまいます。
また、昨年の試験では得点こそ発表されていないものの、「B判定」という結果でしたので、それと比べると今年の得点は「A判定相当」ということになり、かなり成長しているようにに感じます。
しかしながら、必死で、時間一杯まで解答し続けた結果が「55点」です。来年の試験で「あと5点」獲得するためには、今の自分を5点分上回る計算・集計のスピードと正確さを上昇させる必要があります。
特に、資格試験の勉強を始めてから自分の「集計能力の低さ」というものをひしひしと感じていますので、この”苦手分野”の力をつけていくことは、並大抵の努力では叶わないはずです。
よって、今回の結果を「惜しくも…」などとは考えず、昨年と同様、またはそれ以上の試験対策勉強をし、来年の簿記論の試験に臨みたいと思います。
財務諸表論はどう考えるべきか
2018年の税理士試験では、メインとして勉強していた「簿記論」の他に、同日、当該試験の後に実施された「財務諸表論」の試験も受験してきました。
これは簿記論の”ついで”といっては何かアレなんですが、ほとんど試験対策に手をつけていなかったこともあり、多少はかじったことがある「会計学」の知識と、簿記論の試験対策で得た「簿記」の能力だけでチャレンジしました。
結果は先程も述べたように「47点」と、普通に考えれば”惨敗”ともとれるものになってしまったわけですが、正直、計算問題に110分も費やし、理論問題は記号だけ、というような出来栄えの割りには得点できていたという印象です。
で、現在既に財務諸表論の「理論問題」に関しては試験対策を始めています。ここから先、簿記論の勉強再開と同時にこちらの試験の「計算問題」に対応するための勉強をスタートしていくことにします。
来年の税理士試験では、今年よりも速く、正確に計算問題を解答すること、そして理論問題に時間を残し、理論問題でも得点を伸ばせるようにしていくつもりです。
今後何をしていくべきか?
ここからは今回の税理士試験(簿記論)の結果を踏まえ、来年の試験にむけてどのような試験対策をしていくべきなのか?ということについて考えていこうと思います。
今年の試験に向けた勉強としては、まず「日商簿記2級」レベルの簡単な内容から復習をはじめ、徐々にレベルを上げていったところで直前期には本試験レベルの問題を解答してみました。
当時から感じていたことは、やはり「時間が足りない」ということ、さらには「どの設問を優先的に解答すべきか?」などということでした。ちなみにこの2つ目の問題に関しては、依然として解決策が見つかっていません。
しかし、「時間が足りない」ということに関しては、とにかく計算と集計のスピードを上げていくことで対応ができるはずですから、今年は簿記論もそうですが、財務諸表論に関してもそのあたりを重視した試験対策になっていくはずです。
今後の具体的な試験対策(簿記論・財務諸表論)
では、今後(というか来年の税理士試験に向けて)の試験対策として、具体的にどのようなことをやっていくべきなんでしょうか?
簿記論
まず、簿記論については今日から2018年の年末にかけて、もう一度基本的な部分の復習をしていくことにします。
ここにいう「基本的な部分」に該当するのは、やはり昨年もやったような日商簿記2級レベルの知識とか、その範囲ではないにしても「簡単な問題」等になります。これにより、8月の本試験から今日までの間に離れてしまった知識や感覚などを取り戻していくことにします。
そして、来年(2019年)の頭以降は「難易度の高い個別問題」をひたすら解答していき、そこで本試験のそれぞれの設問に対応できる能力と、計算・集計の速さと正確さを磨いていきたいと思います。
そして、それがひと通り済んだと感じたとき、おそらく4月や5月付近にはなっていると思いますが、そこから先は昨年の直前期にやったような「本試験レベルの難問」にチャレンジしていくことにします。
これは今年も感じたことなんですが、問題集などに収録されている問題と、実際に税理士試験で出題された過去問題を比べると、かなり難易度の違いがあるようで、問題集のみをやっているだけでは厳しいのではないか?といったところです。
よって、今年はもっと早い段階から過去問やそれと同様のレベルの問題に手をつけることで、本試験で出題される厄介な問題への対応能力を高めていくことにします。
最後は本来の試験と同様の形式、つまり「2時間」という制限時間を設けてそのような問題にチャレンジし、「時間が足りない」という問題を少しでも解消できるよう、練習を重ねていくようにします。
財務諸表論
財務諸表論については、現時点で少しずつ進めている「理論問題」の試験対策を、以前の記事で紹介した方法のまま進めていくことにします。
そして、これからは計算問題に対応するための勉強も追加していくことになりますが、これに関しては「簿記論と全く同じ」というわけではないようで、財務諸表論固有の問題も結構あるようです。
つまり、簿記論とセットで勉強するとはいえ、財務諸表論の試験問題の傾向や、簿記論では出題されない問題に対応するため、専用の問題集などで勉強を重ねていかなくてはならない、ということになります。
そのための問題集を購入することがまずひとつ、そして財務諸表論でも、当然問題集に収録されているものだけでは本試験でまともに解答できるようになるとは思えませんから、過去の税理士試験で実際に出題された問題などにも手をつけていくことが必要になりそうです。
その他にもきっと「やるべきこと」はたくさんあるのでしょうが、とりあえずは専用の問題集を購入し、それをやっていく中で問題点などを見つけ出し、地道に勉強方法の改善をしていくのがベストなのかな?と、現時点では考えています。
やることが多すぎるのが心配…
さて、税理士試験の簿記論と財務諸表論に関しては、来年8月に実施される2019年の試験に向けて、この後どういった感じで勉強を進めていくのか?という方針が決定しました。
しかし、ここでひとつ心配なことがあります。それは「やることが多すぎる」という点です。
僕が現時点で受験を予定しているのは、税理士試験についてだけでも簿記論と財務諸表論だけでなく、税法科目である「酒税法」の試験があり、それについても試験対策をスタートしています。
これに関しても会計科目の2つと同様、またはそれ以上に難易度が高いはずですから、来年の試験で合格、とまではいかないものの、やる気を削ぐような結果にならないために、ちゃんと勉強して臨む必要があります。
また、それ以外の資格試験に目を向けると、まずは来年の6月に実施されるCFP資格審査試験をいくつかの課目ですが受験したいと考えています。また、ちょっと畑違いでかなり苦労している、というか全然先に進めないITパスポートなんかも勉強しなくてはなりません。
さらに、税理士試験の終了後になりますが、不動産関係でもうひとつ資格を取りたいこと、さらにはDCプランナーの資格も気になっているため、そのあたりと試験対策期間が被ってしまう可能性すらあります。
今年、宅建試験に合格することができたため、その分の時間が浮くのはかなりラッキーなんですが、結局次々に新しい四角が気になってしまっているため、差引ゼロな気がします…行政書士はいつ受験できるんでしょうか…
とにかく、これから先は税理士試験を中心に試験対策を進めていくということは確定ですので、他に受験予定の資格試験がその勉強を圧迫しないよう、上手く計画を立てていく必要がありそうです。
まとめ
2018年の税理士試験の結果は、やはりというか残念なものでした。簿記論に関しては昨年より良い”成績”であったとはいえ、「あと5点」を伸ばすのはそうそう簡単ではないように思えます。
今後、税理士試験に関しては簿記論・財務諸表論・酒税法の3つを勉強していくことになりますが、どれも相当にハードルが高いものであることを考えると、引き続き「長期計画」でやっていく他ないようにも思えます。
とりあえず、今日からは簿記論の試験対策を再開し、財務諸表論、酒税法の計算問題対策についても順次始めていこうと思います。