先日、CFP資格審査試験(相続・事業承継設計)の受験申請を済ませましたが、ここにきてやっと試験対策用のテキストと問題集が手元に届きました。
ここから先、まずはテキストの内容をひと通り確認した後、問題集(この後追加で何冊か購入する予定)を使って「頻出問題」の確認を行います。おそらく、相続・事業承継設計の試験でも不動産運用設計にあった「毎回のように出題される問題」があるはずです。
それが済んだらあとはひたすら問題演習を繰り返し、本試験に備えることになりますが、それはもっと試験が近くなってからのことです。
まずは最初にやるべき「テキストでのインプット学習」について計画していかなくてはなりません。そしてそのためには、その構成や内容などをあらかじめしっかりと確認しておく必要があります。
ということで今回は、やっと手元にきたCFP資格審査試験(相続・事業承継設計)のテキストについて、ざっと見た感想やボリューム感、構成内容などについて記載していくことにします。
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リニューアルされたCFPのテキスト
まず、今回購入した「相続・事業承継設計」のテキストは、前回の不動産のものからリニューアルされ、名称も「CFP資格標準テキスト」となり、CFP資格審査試験に対応していることが見てとれるものとなっています。
お値段は「2,300円+税」そういえば注文したのは9月中でしたので消費税は8%で計算されているようですが、10月以降は10%ですね。計算しやすくて何よりです…
で、そんなことはどうでも良い(良くはない)んですが、以前のテキストと比べて何が変わったのか?ちょっと確認してみました。
まず、結構まともな「例題」や「練習問題」がセクションごとに付いています。おそらくこれはCFP資格審査試験の本試験でも出題される可能性のある内容を問題化したものと思われますので、あるのとないのとでは大違いです。
以前のテキストでは「実例形式の解説」があったような気がしますが、それと比べるとやはり「練習問題形式」で知識の確認ができるというのはメリットが大きいはずです。
あと、これは相続・事業承継設計と不動産運用設計の課目の差によるものなのかもしれませんので何ともいえませんが、図表を使ったわかりやすい解説が若干多くなっているような気がします。これはホントに「感覚」でしかありません。
やはりこの「CFP資格標準テキスト」の最大の変更点は「例題・練習問題付き」の部分のように思えます。
最初の「インプット学習」の中で、区切りごとに知識の確認をすることができるということは、学習効率の面でかなりプラスに働く要素であるはずです。
ここからはこの新しくなったテキストを用いて試験対策を進めていくことになりますが、リニューアルされた部分を上手く使いこなすことができるよう、よく考えて勉強していこうと思います。
テキストは全部で250ページほど、ただし14章もある
次に、「CFP資格標準テキスト(相続・事業承継設計)」の内容について確認していくことにします。
このテキストは「A4版」のものであり、通常資格試験対策で使うものと比べてかなり大きめの書籍です。どちらかというと問題集などの方がこの大きさであることが多いはずです。
で、総頁数は250ほどとそこまで分厚いものではありませんが、大型本であるうえに「文字での説明」がかなり多いわけですから、別に内容にボリュームがないということではありません。
そして章立てですが、250ページに対して全部で「14章」と、内容は結構細かく刻まれているイメージです。具体的には以下のような内容になっています↓
- 相続の概要
- 遺産分割協議
- 遺言とその活かし方
- 成年後見制度
- 相続税の仕組み
- 国内・国外財産に対する相続税の課税
- 相続税の課税財産
- 相続税の計算
- 相続税の申告・納付
- 贈与税
- 相続時精算課税制度
- 相続財産の評価
- 事業承継
- 会社法・民法改正など
そしてここからさらに「節」に分かれてきていますから、ひとつひとつの論点に関してはそこまで長ったらしいものではないはずです。これならば、細切れのスキマ時間であっても「少しだけ進める」ということができそうです。
また、章立ての内容を見てみると、やはり「相続税・贈与税」という「税金関係」の論点がかなり幅をきかせているように思えます。ここは計算問題も作りやすいはずですから、当然といえば当然かもしれませんが…
なお、「相続・事業承継設計」のうち「事業承継」の方は14章の中のひとつに押し込まれてしまっています。しかし、この「事業設計」を扱う13章は、その中でさらに15節に分離し、30ページほど確保しているため、「扱いが小さい」というわけではないようです。
それ以外で大量のページを割り当てられている章は、12章の「相続財産の評価」です。ここも計算問題がいくつも作れそうですからそういうことなんでしょう。
とにかく、せっかく細かく章立てされ、少ない時間でも少しだけ進めることができるようになっているわけですから、それを上手く利用して立ち回っていこうと思います。「A4版」ですので持ち歩くのは無理そうですが…
とりあえず2週間程度で1周しておきたい
さて、ここからは実際に「CFP資格標準テキスト(相続・事業承継設計)」をどう使っていくのかについて考えていこうと思います。
まずは何といっても「全ての範囲を1周」しておく必要があります。そこでそれぞれの範囲を「既に知っているところ」と「知っていたはずだが忘れがちなところ」、そして「全く初見のところ」に分け、勉強の優先度を決めていきたいと思います。
というわけで、まずはテキストを1周するわけですが、これを大体2週間で済ませておこうと考えています。
このテキストは全部で14章ありますから、「1日1章」のペースで勉強を進めていくとちょうど2週間で最後まで終えることができます。
ただ、内容の多い範囲、少ない範囲があるわけですから、そこまで単純に行くとは思えません。そこで、時間のある日にはボリューミーな章を、逆に時間がないときは10ページにも満たない、短い章をやっていくというかたちを取ることにします。順番の前後に関してはある程度仕方のないものと考えておきます。
そこから先は、記事の最初の方でも触れた「頻出問題探し」や問題演習などと並行してテキストを使った勉強も続けていくことにしますが、まずは「テキストメインの学習」をしっかりやっていこうと思います。
まとめ
CFP資格審査試験(相続・事業承継設計)対策のテキストと問題集がようやく手元に届きました。
ここから先、11月の本試験に向けてまずはテキストを中心に試験対策を進めていくことになりますが、果たして新しくなったテキストの使い勝手はどうなのか?勉強を続けながら確認していこうと思います。
今回の「相続・事業承継設計」は前回の不動産と比べて関連資格の取得もなく、かなり厳しくなりそうです。しかし、既に受験申請をしてしまった以上はきっちり試験対策をして本試験に臨みたいと思います。