簡単といわれるFP3級、どのぐらいの勉強時間で合格できる?

FP3級の試験は非常に難易度が低く、短時間の試験対策で簡単に合格できてしまうものであるという印象を持っている方が多いかと思います。よく言われるのは「初学者で50時間程度」などといったところでしょうか?

このブログでは以前、自分の体験に基づいてFP2級の合格までに必要な勉強時間を確認しましたが、そこではこのFP3級にかかる勉強時間の分も「2級の合格に要する時間」のうちとしてカウントしていました。

ただ、FP3級を受験するすべての受験者の方が2級までの合格を目指しているわけではないはずです。そこで今回は、「FP3級の合格までに要する勉強時間」に的を絞って、一体どの程度の時間が必要になってくるのか?について確認していこうと思います。

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FP3級は他の資格の「3級」と比べても易しく、必要な時間は短いはず

まず、FP3級の試験は、他の試験の「3級」または「初級」などというものと比べてどの程度の難易度なのかについて確認していこうと思います。ただ、比べるといってもFP3級の試験合格率である「70~80%程度」という合格率を誇る資格試験というのはなかなかないように思えます。

一応、以下3つの資格とFP3級との合格率の差を掲載しておきます↓

  • 日商簿記3級
    ⇒20%台後半~50%台前半
  • 販売士3級(商工会議所の検定)
    ⇒40%~70%程度
  • 英検3級
    ⇒最近は公表がないものの、最後に公表された2015年では「52.9%」となっている(参考:旺文社リスニングアプリ 英語の友

このように、FP3級の試験自体は他の試験の3級と比べてある程度合格率が高いわけですから、短期間でもきっちり試験対策をしていけばそれほど苦労せずに合格ラインに到達することが可能であるように思えます。

また、70%~80%という合格率、逆に言えば20%~30%という”FP3級の不合格率”のなかには、完全にやる気が無く、仕事や学校で強制されて受験したような方も居られるでしょう。

そのような受験者の方は、まともに勉強をしてきたわけではないはずであり、まず間違いなく「不合格」ということになるでしょう。

そして、そういったパターンも含めてこの合格率ということは、実際に「試験対策をしてきた人のみ」で試験を実施した場合には、相当な合格率になるのではないでしょうか?もしかしたらFP3級の「純粋な」合格率はほぼ100%なのかもしれません。

ただし、FP3級の試験は上記のように他の資格に比べて合格難易度が低くなっていることは事実ですが、最近の傾向では「FP2級がより易しく」「FP3級がより難しく」なっているようにも見えますので、完全に安心しきってよいというわけではなさそうです…

FP3級であっても試験範囲は2級と同じで幅広い

一般的に「簡単」「易しい」といわれているFP3級の試験ですが、その出題される範囲はFP2級やそれ以上の試験と同じく以下の6つとなっています↓

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

FP3級におけるこれらの範囲、当然重複してくる部分がありますが、基本的には違うものであることはわかるかと思います。つまり、このうちどれかひとつでも「全く勉強していない…」というものがあった場合にはその範囲については全然得点ができない、という事態になってしまうこともありううるという事です。

ですので、「簡単な試験だから」と適当に勉強してしまうようなことはせず、どの範囲についても満遍なく、出題される可能性がある論点についてきっちり押さえていくことが重要なのではないでしょうか?

ちなみに、どの範囲から勉強に取り掛かるべきか?についても以前このブログで考えてみたことがあります。以下の記事を参照してください↓

FP3級 初学者はどの範囲から勉強を始めるべきか?
FP技能検定(FP2級・FP3級)の試験が2018年9月9日に行われました。毎回何万人もの受験者が受験するFPの試験、なかでもFP3級に関し...

では、それぞれの範囲について一体どのぐらいの勉強時間を確保して本試験に臨むべきなのか?以下で考えていこうと思います。

確実に合格するためにはひとつの範囲で10時間程度が理想?

FP3級の試験に「確実に」合格するためにはどの程度の勉強時間が必要になってくるのか?

まず、ネットなどででているさまざまな情報をもとに総合的に判断すると、FP3級の試験合格には50時間程度の勉強時間が必要であると考えられます。

ただ、これは受験者の”状況”によって大きく変わってくるものであると思います。例えば、1日2時間勉強できる人が25日間勉強するのは、1日30分しか勉強できない人が100日間勉強するよりも早く合格ラインに到達することができると考えられます。

さらに、FP3級のみならず、「FP技能検定」全般に言えることかと思いますが、それぞれの範囲でその受験者の職業や一般生活に深く関わっているということが多々あるはずです。

例えば不動産業に従事している場合には「不動産」の範囲については相当な知識があり、FP3級程度であれば全く勉強しなかったとしても十分に得点することが可能で章亜日、生命保険会社に勤めているのであれば「リスクマネジメント」のうち生命保険に関する事項には最初から解答できる状態ではないでしょうか?

もちろん、全くの初学者の場合にはどの範囲についてもゼロからしっかり勉強していく必要があるでしょう。

そうなると、FP3級の合格までにどのぐらい勉強すべきなのか?について考える場合には、「各範囲ごとどれだけ勉強すべきであるのか」について考えた方が、ひとつまたはいくつかの範囲で既に知識を持っている場合も、そうではなく全くの初学者の場合でも考え易いのではないでしょうか?

ということで、そのような考え方をしてみたところ、僕の予想では「ひとつの範囲につき10時間」の勉強時間を確保すべきでしょう。

この考えに至ったのは、一般的に言われる「合格までの勉強時間50時間」というものと、6つの範囲からの出題、ということを考えた結果、それぞれの範囲で10時間、合計60時間の勉強時間を確保しておけば、先ず間違いなく合格ラインに到達できるというところからです。

もちろん、ひとつの範囲につき10時間ということは、6つの範囲のうち1つについて試験で解答するための十分な知識がある場合には残り5つで50時間ほど、2つ知っているのであれば40時間ほど、ということになってきます。

ただし、実際の試験を受験した場合に「本当に解答できそうなのか」ということを確認する必要がありそうですので、そのための時間は別途確保する必要があるでしょう。まぁ1つの範囲の分量がそんなに多いわけではないため、通勤・通学電車の中などで確認できる程度でしょう。

で、ここで「もう間違いなく大丈夫であろう」となった範囲については、完全にパスしてしまっても構わないでしょう。その方が効率よく勉強できますし、「知らない範囲」の試験対策に割ける時間も長くなりますので、確実に有利になるでしょう。

FP3級の試験対策はテキストを読み込むだけで十分足りる

FP3級の試験には各範囲で10時間、初学者の場合ですと合計で60時間ほどの勉強時間を確保で聞いていればまず間違いなく合格することができるであろうということを確認しましたが、それではその「勉強内容」はどのようなものを採用したら良いのでしょうか?

これに関しては「テキストのみを読み込む学習のみ」で十分であるはずです。実際、僕が受験した際にもテキストのみの勉強である程度余裕を持って合格することができました。

当時使用していたテキストは「みんなが欲しかったFP3級の教科書(TAC出版)」でしたが、このテキストの各章をそれぞれ10時間、合計で60時間読み込んでいくだけでも、FP3級の本試験に対応するには十分すぎるぐらいの実力がつくはずです。

もちろん、問題集や過去問を用いた「アウトプットの学習」を追加しても良いとは思います。しかし、試験実施団体のHPでダウンロードすることが可能な過去問はともかく、問題集に関しては別途購入する必要があります。

テキストのみでも余裕で合格ラインを超えることができるFP3級の試験に対して、そこまでの出費(2,000円程度ですが…)をするのはちょっともったいないような気もします。

ですので、「60時間の試験対策」をテキストのみの学習に充てることを前提に、もし不安であれば日本FP協会のHPなどで公開されている過去問や、無料で使うことができるFP3級の試験対策用スマホアプリなどを用いていく程度で良いかと思います。

まとめ

今回はFP3級の試験を受けるにあたり「どのぐらいの勉強時間を確保すべきなのか?」について考えてみました。

FPの試験は出題される範囲が広くなっていますが、その分それぞれの範囲の内容は浅く、仕事などで関係があり、知識を持っている部分については完全に飛ばしてしまうことも可能でしょう。

それゆえ、試験対策をする場合には「知らない範囲」についてどのぐらい勉強する必要があるのか?を考える必要があるでしょう。

ここでは、その勉強時間を「1つの範囲につき10時間程度」と結論付けましたが、様々な情報から、自分に合った勉強時間を考えていくと、より効率よく、確実に合格を勝ち取ることができるのではないでしょうか?

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