今年から先、11月には行政書士試験とCFP資格審査試験の2つの資格試験を受験していくことにしました。
この2つの試験は日程が被るため、11月の試験ではCFPについては片方の実施日の課目のみしか受験することができませんが、その分、6月の試験(第1回試験)でもう一方の課目を狙っていくことにしました。
そして今年の「第2回CFP資格審査試験」では、行政書士試験と最も関連が深そうな「相続」を受験する予定です。
今回は、これから受験する行政書士試験と、今年(2019年)の第2回CFP資格審査試験で挑戦する予定の「相続・事業承継設計」の試験にどれほど互換性があるのか?同時に学習することのできる範囲はどこなのか?というあたりを確認していこうと思います。
Contents
行政書士試験の方もある程度はできるようになっておきたい
行政書士とCFPのうち、「CFP」の方をメインに勉強していくと決めていること、また税理士試験終了後のおよそ3ヶ月の間しか試験対策期間がないことを考えると、どう考えても行政書士の方は1回の受験で合格することはできないでしょう。
とはいえ、合格までには時間がかかるとしても最初の1回の受験で基本的なところはある程度まで押さえておきたく、難しい問題は解けなくとも、平易な問題についてはなんとか正解にたどり着けるようにはなりたいと思っています。
また、行政書士試験の出題範囲すべてをその短期間ですべて詳しくやっていくのは無理でしょうが、せめてどこか”得意”というか、”なんとかなりそうな”範囲ぐらいは作っておきたいところです。
そこで、今年メインで受験するつもりのCFP資格審査試験の「相続・事業承継設計」と、サブで受験する行政書士試験の「重複しそうな範囲」について、どちらの試験問題でも対応できるように勉強を進めていけば、ある程度望ましい結果に近いものが得られるのではないかと思います。
というわけで、ここからはまず「行政書士とCFP(相続)の重複範囲」を調べ、そこからどのように2つの試験に対応できる勉強をしていくか?ということを考えていこうと思います
「FP学習ガイド」で重複しそうな範囲・論点を調べる
ということで、ちょっと手元にあった「FP学習ガイド」をみて「CFP(相続)と行政書士試験の重複しそうな範囲・論点」について見てみました。
CFP資格審査試験はこの「FP学習ガイド」におおよそ基づいているとのことですので、時事問題などのイレギュラーなものを除いて、そこに記載されている内容からの出題が多くなってくるはずです。
で、ぶっちゃけちょっと見てみてもよくわからなかったんですが、FP学習ガイドの相続・事業承継設計の項のうちおそらく最初の方に記載されていた以下の内容が、行政書士試験と関連してきそうな感じです↓
- 相続の概要
- 遺産分割協議
- 遺言とその活かし方
- 成年後見制度
これは完全に予想の域を出ないのですが、CFPの相続と行政書士試験の「民法」が一部重複?していると考えた場合、このあたりが「セットで勉強できる」範囲になってくるのではないかといったところです
範囲が被るものはCFPよりも問題が難しいはずの行政書士を軸に勉強していく
まぁ、実際にこの2つの試験の対策を始めていけば、どこがどう関連してきそうなのか、もっと詳しいことがわかってくるとは思います。ただ、勉強の最初の方、つまり何もわかっていないような段階では、上記の範囲を意識してやっていくことにします。
で、その「CFPと行政書士で”被りそうな”範囲」の勉強に関してなんですが、おそらくこの2つの試験を比べると「要求される知識の深さ」「問題自体の難易度」のどちらにおいても「行政書士試験」が上回っているのではないかと思います。
そうなると、CFPと行政書士の両方の試験に対応できるようになるためには、”難しい方”である行政書士試験の問題に対抗できるだけの知識をつけていく、という方法が最も無難なはずです。
そのため、「あ、ここダブってるな…」という範囲・論点に手をつける際には、率先して行政書士の方のテキストや問題集を用いていくことにします。
もちろん、これはCFPの方に一切手をつけないというわけではなく、並行してやっていく中でそこだけは行政書士の試験対策の方を重視していくということです。同じ範囲だけど問題の感じとかがなんかちょっと違ってたりしたらイヤですから…
計算問題に関してはとりあえずCFPだけ警戒しておく
ただ、「範囲が被っているかもしれない」といっても気になるのが「計算問題」についてです。CFP資格審査試験の計算問題については、この間ちょっと受験してみた「不動産運用設計」の試験で、同じジャンルである宅建試験との違いとしてかなり大きなものでした。
で、行政書士試験は宅建試験と同じく「知識を問う問題」が出題されるはずですから、CFP、というかFP関連の試験のような複雑な計算問題が出題されるということは考えにくいでしょう。
一方でCFP資格審査試験の方は相続であっても不動産と同様に計算問題が出題されるはずであり、おそらくそっちがメインになってきそうでもあります。
このあたりはCFPと行政書士の2つの試験で全く異なってくるはずであり、互換性がない部分であると考えて差し支えないでしょう。
となると、いくら同時に学習していくとはいえ、メインとなるCFP資格審査試験(相続・事業承継設計)の試験に関しては別で計算問題対策をしていかなくてはならないということになります。
この「計算問題対策」については、一旦行政書士試験の方を忘れて、CFPの対策に専念していくほかなさそうです。
まとめ
今回は11月に受験する予定の「CFP資格審査試験(相続・事業承継設計)」と「行政書士試験」の同時学習について考えてきました。
この2つの試験には一部互換性のある範囲がありそうですが、やはり行政書士試験では他の全く関係ない範囲からの出題もあること、逆にCFP資格審査試験では「計算問題」が出題されることなど「完全に一致」というわけには到底いかないようです。
また、行政書士試験は合格率(10%程度)などを見てもわかるように、僕が可能な3ヶ月程度の試験対策でクリアできるようなものではないはずです。
そうであったとしても、今年の試験までに「ある程度できそうな範囲」を獲得しておき、次以降の受験につなげていきたいと思います。そのためには、せめて同時期に受験するCFP(相続)と関連する範囲・論点ぐらいについては、「行政書士試験並み」の知識を身につけておきたいと思います。
なお、この2つの試験については試験対策を開始する8月以降、詳しい記事などを作成していくことになりそうです。