受験資格なし、誰でも受けることが出来る資格試験は?

何か資格が欲しい、そのために資格試験を受験したい、と考えている方は少なくないのではないでしょうか?

しかし、数ある資格の中で一体どんなものが役に立つのか?難易度はどの程度なのか?独学でもチャレンジできる資格なのか?そもそも何を勉強したら良いの?そういったことを考え出すとキリがありません。

で、結局「まぁいいか…」となり、何も受験しない、そしてまた「やっぱ何か資格が欲しい」と考えて、の無限ループに陥るというようなことを経験した方も居られるかもしれません。

では、気軽にチャレンジすることができ、そこから先いろいろな資格を取得していくための足掛かりになるようなものは無いのか?

そう考えた場合、まず思いつくのは「誰でも要件なしで受験することができる資格」、つまり「受験資格なしで受けられるもの」なんじゃないかと思います。

今回はそんな、「誰でも受けられる、受験資格を必要としない資格試験」について見ていくことにします。

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資格試験には「受験資格」を満たしていないと受験できないものがあるが…

まず前提として、どれだけその資格試験を受験したいと願っても、一定の要件、つまり「受験資格」を満たしていない場合には合格云々の前に試験を受けることすら叶わない、というような資格が数多くあります。

例えば、このブログでも頻繁に取り上げている「FP2級(2級ファイナンシャルプランニング技能検定)」は、一つ下の資格試験であるFP3級に合格することをはじめとした4つ(現在は実質3つ)ある要件のいずれかを満たしていない場合には受験することができません。

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FP2級(2級FP技能検定)の受験資格が得られる4つの方法
FP2級(2級FP技能検定)の試験を受験するためには、「一定の条件」を満たしている必要があります。これはつまり、ひとつ下の資格であるFP3...

それ以外にも「大学等での単位の取得」や「一定期間の実務経験」など、資格試験によって定められている受験資格は様々で、中にはそれを満たすのがかなり困難なものさえあります。

一方、資格試験の中にはそういったややこしい受験資格を必要とせず、誰でも受験することができるものがあるわけです。「資格を取得したいけれどもよくわからん…」「その試験を受験することができるのかすら不明」という場合には、まず、そのような「要件なし」の資格試験にチャレンジしてみるべきでしょう。

受験資格を必要としない試験を受験するのであれば、やることはたったの3つです。まず「受験の申請」をし、「合格できるレベルまで勉強」、そして「実際に試験を受ける」。あとは合格発表まで待つだけです。ごちゃごちゃと考える必要はありません。

まぁ、「まだ高校生で受験手数料が払えない」とか、「忙しくて勉強時間が確保できない」という場合はあるでしょうが、それらを除けば上記3つのアクションが”できない”ということはまずないはずです。

その先、もっといろいろな資格試験にチャレンジしていくためにも、また、「資格試験に合格した」という自信をつけるためにも、まずは「誰でも受験できる資格試験」を受験してみてはどうでしょう

受験資格を要しない資格試験にはどんなものがある?

ここからは、受験に際して何らかの要件を満たしていなくとも受験できる「受験資格なし」の資格試験についてみていくことにします。

とはいえ、それに該当するものは星の数ほどありそうですし、それらを全部まとめていたらキリがありません。よってここでは、このブログでも過去に触れたことがある資格試験に絞っていくつか取り上げていこうと思います。

日商簿記検定

まず、誰でも受験できる資格試験(検定)として最もポピュラーであると思われるのが「日商簿記検定」です。

日商簿記検定は毎年2月・6月・11月に「日本商工会議所」主催で実施される試験で、国家試験ではないものの進学・就職・転職等に有利とされることからかなりの人気を誇っています。

日商簿記の試験は「初級」「3級」「2級」「1級」の4段階に分かれていますが、日商簿記初級はどちらかといえば「これから簿記の勉強を始める中学生」あたり向けの試験、逆に1級は相当に難易度が高く、3級または2級を取得している、というのが一般的でしょう。

日商簿記3級と日商簿記2級の大きな違いは「3級は商業簿記のみ・2級では工業簿記も出題される」という点ですが、もうひとつ、日商簿記2級は時として異常な難易度の試験になるという点に注意する必要があります。

なぜ日商簿記2級はそんなに難易度が高いのか?
2019年の2月に実施された「日商簿記2級」の試験で、一部凶悪な問題が出題されていたという話を耳にしました。詳しく見たわけではありませんが...

日商簿記検定は「○○点以上の得点で合格」というタイプの資格試験ですので、何らかの理由、というか特に理由がない場合でも試験問題自体が難しいと合格率が悲惨なことになります。これは2級だけ出なく3級も同様です。

ですので、もし日商簿記を受験される場合には、「一発で合格できなくとも何回か受験して確実に合格しよう」という気持ちでいった方が良いかもしれません。

せっかく年3回も実施されている試験ですから、試験回数の多さを利用して合格できるまであきらめずにチャレンジしていくべきでしょう。おそらく、2回、3回と受験していけば「アタリ回」に遭遇するはずです。

FP3級

いくつかの資格試験について扱っているこのブログにおいて最も記事数の多い「FP技能検定」のなかで、FP3級の試験のみは、特別な要件を満たしていなくとも受験することが可能になっています。

FP(ファイナンシャルプランナー)に関しては、このFP3級を最下位として、「FP2級・AFP」、「CFP」、「FP1級」と続きますが、3級以外は受験に際して一定の要件を満たす必要があり、その仕組みもかなりややこしいことになっています。

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FP(ファイナンシャルプランナー)資格の種類と取得方法など
FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格は、「○級FP技能士」、「AFP」、「CFP」など、全部で5種類が存在します。ちなみに僕自身、この...

しかし、このFP3級に関してだけは難易度も他の資格試験に比べてかなり低く、そこまで多くの時間を勉強に費やさなくても合格できる試験です。何か仕事として使うというよりも、自分の将来設計などのために役立てるような資格ではありますが、取得しておくと何かと便利かもしれません。

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簡単といわれるFP3級、どのぐらいの勉強時間で合格できる?
FP3級の試験は非常に難易度が低く、短時間の試験対策で簡単に合格できてしまうものであるという印象を持っている方が多いかと思います。よく言わ...

また、このFP3級を足掛かりにしてファイナンシャルプランナーの上位資格を目指していくということもできますから、「どのように使うか?」に関わらず、取っておいて損はない資格といえるでしょう。

宅地建物取引士

次に、不動産系の資格のひとつである宅地建物取引士(宅建)です。年1回毎年10月の第3日曜日に実施されている試験で、試験実施団体は「不動産適正取引推進機構」となっています。

「年1回」とはいえ、毎年20万人以上の受験者がチャレンジするかなり人気の高い国家資格です。

宅建試験は「誰でも受験できる」とはいえ、民法の規定などのややこしい範囲も多く、割と難易度は高めです。先ほど紹介した日商簿記2級よりも少し高い程度の難易度、といったところでしょうか?

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宅建と日商簿記2級を比較、難易度が高いのはどちら?
2018年の試験で宅建に合格したことにより、現在保有している資格は「FP2級」「日商簿記2級」「宅建(試験合格のみ)」となりました。これか...

で、この試験の合格率はかなり安定しており毎年15%~17%程度の範囲で推移しています。ただ、その分毎年の「合格基準点」が変動することになっており、2018年の試験ではその基準点が「50点中37点以上」と、これまでになく高い点数となりました。

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宅建試験の合格点の推移、合格率への影響はない?
2018年の試験で宅建に合格することができました。合格判明後にやってみた自己採点の結果は「38点」と、合格基準点の37点に対してギリギリで...

今年以降、この宅建試験の合格基準点がどのような推移を見せるのかはわかりませんが、受験に際しては「とにかく全受験者の上位15%に食い込む」ということを考えて試験対策を進めていくべきでしょう。

行政書士

ここから先は僕自身も未だ受験できていない資格試験になりますが、タイミングが合い次第順次受験していこうと思っているものです。で、その中でも特に気になっているのが「行政書士試験」です。

行政書士試験は年1回、毎年11月に実施されているもので、試験実施団体は「行政書士試験研究センター」となっています。そして、この試験実施団体のHPでも、国籍や年齢、学歴を問わず、誰でも受験できる試験であることがアピールされています。

この行政書士試験の合格率は、毎年変動があるものの「およそ10%ほど」といったところのようです。「行政書士試験は他の法律系資格と比べて難易度が低い」などということを聞きますが、そもそも「他の法律系資格」が異常なだけであって、行政書士自体の難易度はかなり高いんじゃないの?と思っています。

この試験に関しては、以前宅建と同時並行で勉強できないものかとも考えていましたが、難易度的にも内容的にも共倒れになる可能性の方が高いと判断したため、先に宅建を潰す方向で進みました。

行政書士試験の合格率を考えると1回の試験でなんとかなる可能性は低そうですが、できるだけ早めに取得して試験に関する詳細な情報を記事にできるようにします。

ITパスポート

ITパスポートはここまで挙げてきた資格試験とは少し異なるジャンルのもののような気もしますが、取得する方はかなり多いものと予想されます。

この資格の難易度は割りと低く、初級レベルのものとされ、上位資格として基本情報や応用情報、さらにその上にいくつかの資格試験が存在しています。というか最上位に位置する資格”群”はややこしく、なんだかよくわからないことになっています…

ITパスポートの試験は随時実施されているようにようで、専用のHPから受験の申し込みができるようになっています。

2級DCプランナー

最後に、こちらはちょっとマイナーな資格ですが「DCプランナー」の2級に関しては特に受験資格などが設けられていないため、誰でも受験することが可能です。

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「DCプランナー」の資格試験、難易度や合格率、FPとの関連は?
最近FPの資格についていろいろと調べていたんですが、そのなかでちょいちょい検索に引っかかったりしていた「DCプランナー」の資格に興味が出て...

この試験は日本商工会議所ときんざいが運営しているものであり2級の取得後は1級の試験にチャレンジすることができるようになっています。ただ、「資格」として利用するためには登録とその後の更新が必要になってくることに注意が必要です。

また、2級DCプランナーの試験日程はFP技能検定の9月試験とモロに被ってくるため、一度に両方を受験することはできません。「どっちでもいいから受験してみたい」という場合にはFP技能検定の方を優先すべきでしょう。

独学でも試験対策講座の受講でも良い

資格試験の受験に際しては、独学で地道に勉強を重ねていくのか、それとも資格スクール等が開講している資格試験対策講座を受講して効率よく勉強を進めていくのかを選択することになります。

もちろん、「同じ時間だけ試験対策をした場合」を考えれば、専門家の指導を受けることができる「試験対策講座の受講」の方がより多くの知識を身につけることができ、結果として試験の合格率も高くなるはずです。

もちろん、独学で受験しても十分に合格を狙うことができる資格試験はいくつもあります。これに関しては僕自身も「どのあたりまで独学でいけるのか?」など考えていますが、どうも宅建試験あたりのレベルから厳しくなってくるような感じです。

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資格試験はどのあたりのレベルまで独学で合格できるのか考えてみた
どんな資格試験であっても、合格してその資格を取得するためには必ず「試験対策」をする必要があります。そして、その試験対策の方法は『独学』と『...

でも、正直言って「独学で十分合格を狙える資格試験」であったとしても、それは「試験対策講座を受講するべきでない」ということではありません。

もし、世間一般では難易度の低い資格と認識されているものであっても、自分にとっては苦手としているジャンルの内容、たとえば計算が辛い、とか暗記が苦手、とかばかりで構成されている試験かもしれません。

そして、どうしてもその資格を取得したい場合に「簡単なはずの資格試験だから断固独学で!」とするのはあまりにも非効率です。

別に「独学で合格したから偉い」などと言うことは一切ないわけですから、資格試験対策講座を受講するかどうかに関しては「金銭面」と「受講できるだけの時間が確保できるか」などを中心に考えていくべきでしょう。

1回受験してダメでも、受かるまで何度も受験すべき

資格”試験”を受験している以上、それに100%合格して資格を取得できるというわけではありません。不合格となってそれまでの努力が報われない結果となることも珍しくはないはずです。

時には受験の申し込みをしたにもかかわらず急に忙しくなってしまい、必要な勉強時間が確保できなかった、ということもあるでしょうし、十分勉強したにもかかわらず些細なミスで合格を逃してしまうようなこともあるはずです。

そのような場合に、その資格に関して諦めてしまうのは非常にもったいないことであり、特に年間に複数回実施されるような試験に関しては、次のチャンスに備え、不合格であることがわかった時点から勉強を再開していくべきでしょう。

年1回の資格試験でも、多少間は空いてしまいますが、一度不合格になったあと翌年の本試験まで勉強することを考えると、初回の受験よりもかなり合格率は高まるはずです。

もちろん、資格自体を取得しなくとも「それに関して勉強したことにより得た知識」自体が役に立つような。ものもあるはずです。しかし、せっかく勉強したのですからそこはもう一息頑張って、資格の取得まで進むべきではないでしょうか。

資格試験の難易度は様々ですが、どれも一様にいえることは、受験し続ければ、勉強し続ければいつかは合格することが可能であるということです。

資格を取得したいが勉強時間が確保できず、なかなか合格できない、などという場合であっても、長期戦略をとり「いつかは合格」というつもりで臨んでいくべきでしょう

まとめ

今回は数ある資格試験のうち「一定の受験資格を満たす必要がない」誰でも受験可能なものをいくつか取り上げてきました。

受験資格を要しない資格試験であれば、資格を取りたいが何を受験したら良いのか?と考えている場合にもとっつきやすく、また、気になったけれど要件を満たしていないから受験できないなどということもありません。

これから何らかの資格を取得したいと考えている方は、上で挙げた資格試験について候補に入れてみてはいかがでしょうか?

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