税理士試験 堀川の簿記論(個別論点100チャレ)を5周してみてわかったこと

税理士試験の簿記論対策としてここのところ周回していた、「堀川の簿記論 合格レベル個別論点100チャレ」ですが、ようやく当初の目標であった「5周」を終えることができました。

この問題集を購入したのは1月でしたが、そこから3ヶ月とちょっとの期間でなんとか目標を達成することができました。途中、風邪をひいて寝込んでいたりもしましたが、これは想定していた期間よりも少し長かった程度で済んでいます。

で、ここからは近いうちにこの次のレベルである「実践論点別攻略テキスト」へと駒を進めることになりますが、ここで一旦「個別論点100チャレ」をやってみての感想などを記事にしておこうと思います。

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Contents

やはり難問ばかりで最初は苦労した

購入してから3ヶ月ちょっと、今年の税理士試験でメインと捉えている「簿記論」の試験対策は、この問題集を中心に続けてきました。

当初は簿記論の「本試験レベルの問題」というのにかなり抵抗があり、この問題集に収録されているものもそうですが、「ごちゃごちゃした長い問題文」というのがどうもダメでした。

そのため、1題あたりの解答に要する時間はかなり長く、さらには「解き方がわからないもの」もいくつかあったため、解答だけでなく解説もしっかり読んでいく必要があり、そこでさらに時間を浪費していた印象です。

ただ、問題を解くスピードは徐々に向上していき、3周を越えたあたりからかなり「本試験レベル」の問題にも慣れることができたのか、ひとつひとつに長い時間をかけなくても良くなってきました。

もちろん、「問題そのもの」を覚えてしまったという面もあるかとは思いますが、そうであったとしても同じ論点の同じようなタイプの出題に対してはかなり強くなっているといえそうです。

どの問題も「個別」であったため、短い時間でも手が付けられる

この問題集は、収録されている問題の文章自体は税理士試験の本試験のようなごちゃごちゃした感じの長ったらしい文章でしたが、「個別論点」というだけあり、100題全てが単発の問題であり、慣れてくればそこまで時間をかけなくても解答を進められるようになって来ました。

そのため、ちょっと空いた時間とかであっても、「とりあえずやることがないし簿記論の問題集でも…」といった感じで、手軽に進めることができました。本自体の大きさが「A5版」と、持ち歩いても邪魔にならない大きさだったのもその助けになりました。

もし、これが「総合問題対策」の問題集だったり、A4サイズの大型本だったりした場合には、よるなどのまとまった時間にしか手をつけることができず、5周するまでにはもう少し時間がかかっていたはずです。

簿記の問題における「解答のスピード」は格段に向上したはず

「堀川の簿記論 合格レベル個別論点100チャレ」を5周してみて、おそらくこの問題集をやる前と現在では「問題を解答するスピード」というのは格段に向上しているように感じます。

以前であればかなり時間をかけていたようなものであっても、素早く解答を作成するためのメモ書きや計算の課程なんかが自分の中で安定してきており、今年の簿記論の本試験では”一般的な問題であれば”無駄に時間をかけることなくスムーズに進めることができそうな予感です。

もちろん、複雑奇怪な問題にはまだ対応できるかちょっと微妙ではありますが、いくら税理士試験とはいえ「全部が難問」というわけではないはずですので、これは一定の効果が期待できそうです。

なお、ここまで問題集を繰り返して「計算や集計のミスが減ったか?」といわれると、それはまだ実際に本試験と同様の形式で過去問を解いてみたりしないとわかりません。

論点によってはまだ少し引っ掛かるところがあるため、「個別論点100チャレ」もやめずに続ける

この「堀川の簿記論 合格レベル個別論点100チャレ」に関しては、一応は当初の目標であった「5周」を終えることができたとはいえ、ここから先はペースダウンしつつも続けていくことにしました。

なぜならば、一部の問題では「何回やってもまだちょっと引っ掛かる」とか「なぜかミスが出る」とかいったものがあり、少なくとも「全問さらっと解答できる」というわけではないからです。

特に、「本支店会計」と「特殊商品販売」、そして、なんだか見たことのない問題が多かった「金融派生商品」のあたりが、今になってもよくわからなくなることがあります。まぁ、このあたりは「簿記」自体の中でもかなり大変な論点なんでしょうが…

つまり、もうひとつ目標としていた「全部完璧にする」というのはまだ達成できていないというわけです。というか、覚えられないところは何度やっても覚えられませんから、少しでも「できる」に近づくべく、それなりに努力していこうと思います。

また、ひとつ上のレベルのテキストに進むとはいえ、この「個別論点100チャレ」にしか出て来ないような知識というものも多少はあるはずですから、それを忘れてしまわないためにも、一応は問題を解き続けていこうと考えました。

具体的にどのぐらいのペースでやっていくのかについてはまだ決めていませんが、税理士試験対策は簿記論のみというわけではありませんし、他の科目の勉強に支障が出ない程度に勧めていけたらなと思っています。

似ているけど”違う”問題に対応する力をつける必要がある

確かに、この問題集に収録されている問題と全く同じ(数字等は違っても)ものが簿記論の本試験で出題された場合には、そのほとんどについてはよほどのミスがない限り得点できるかと思います。

しかしながら、問われている知識自体はここで勉強したものと同じであっても、かなりひねられていたり、いくつかの論点が複合になっていたりすると、おそらく途中でわけがわからなくなって正解にたどり着くことができないでしょう。

というか、税理士試験は簿記論に限らず、”ハイレベル”な資格試験であるはずですからそのような難問が一つや二つではなく、いくつも出題されるんじゃないかと思っています。

そのような設問にしっかり対応できるようになるためには、すべての知識を定着させたうえで、そこからさらに応用力を鍛えるということをしていく必要がありそうです。

そのためには、ひたすら問題を解いてそこから何かを得ていく他ないのでしょうが、この先新たに追加する「堀川の簿記論 実践論点別攻略テキスト」で、更なる知識が得られることも期待しています。

まとめ

「堀川の簿記論 合格レベル個別論点100チャレ」については、とりあえず当初の目標であった「5周」を終えることができました。

この先近いうちに次のレベルのテキストである「堀川の簿記論 実践論点別攻略テキスト」に移行していく予定ですが、まだまだ「個別論点…」の方で完璧とはいえない部分もありますので、そちらも引き続き使用していくことにしました。

新しいテキストを購入し次第、また感想などを書いていくことにします。

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