ファイナンシャルプランナーの資格を取って良かったと思うこと

以前よりこのブログでは、ファイナンシャルプランナー(FP2級・AFP)の試験対策について頻繁に記載しています。

なぜならば、このブログをはじめたきっかけはFP2級の試験を受験しようと考えていたときであり、そこからまだ他の資格試験について本格的に受験するような状況には無く、「資格」について本格的に、いろいろと調べたのは「FP技能検定およびAFP・CFPについてのみ」という残念な知識水準であることが大きく影響しています。

もちろん、今後税理士試験や宅建試験、ITパスポート、それにDCプランナーなど、様々な資格を取得したいと考えています。

しかし、現時点で保有している資格は「FP2級」と「日商簿記2級」、その程度となっているため、ブログでいろいろと自分の資格に対する考えを記載するのは「ファイナンシャルプランナー」のみに限定されてしまうというわけです。

簿記についてももっと知識がついたらしっかり記載していく予定ではありますが、現時点では圧倒的に知識不足であり、「簿記」に関係する資格に関してなにか詳細な分析をしていくことはまだできそうもありません…

現状、そのような状態にあるわけですが、FP2級の資格に関してはいろいろと調査をし、どのようにすれば(独学で)合格できるのか?とかFP2級の実技試験の配点他、合格率はどの程度で推移しているのか?また、実技試験はどれを選択すべきか?など、様々な事項について記事を書いてきました。

で、今回はそんなに必死で調べた「FP2級」、その中でも特にAFP認定研修を経て認定を受けた「AFP」の資格を取っておいて”良かった”と思うことを、現時点の感想として記載していきたいと思います。

スポンサーリンク

Contents

社会保険に関する知識がついた

ファイナンシャルプランナーの資格を取得すべく勉強を始める前までは、「社会保険」というと、給料から勝手に引き去られている”何か”という程度の知識しか持ち合わせていませんでした。

しかしながらFP2級、その前のFP3級の試験対策では、「ライフプランニングと資金計画」の分野にて社会保険について詳細に学ぶ機会がありました。

※FP2級・3級で出題される社会保険については以下の記事から↓

FP試験対策 公的医療保険
前回、前々回と「ライフプランニングと資金計画」の範囲から公的年金について取り上げてきました。 前々回はこちら 前回はこちら し...
FP試験対策 労災保険と雇用保険
昨日までの記事で公的年金2回、公的医療保険一回の合計3回にわたり「社会保険」の分野について記載してきましたが、今日は残りの「労災保険」と「雇...
FP試験対策 試験に出る!?国民年金保険料の免除と支給額への影響
FP2級のテキストには「FPの問題集 試し解き」みたいな冊子がはさまっていました。 どうせ広告的な奴だろうと思って無視していたんですが(3...

(他にもあります)

で、これらについて詳細な知識がついたことで、どれをどんな形で納めているのか?納めることによってどういった効果があるのか?などを知ることができました。

それを知っているか知らないかでは「万が一何かあったとき」にどのような対応を取るべきかなど、いろいろと損得に関わる部分が変わってくるはずですので、FPの資格を取って、これを知っておいたことはかなりのメリットになってくると感じています。

金融商品に関して、専門のニュースなどを十分に読み解くことができるようになる

よく、証券会社などが口座保有者向けにネットで出している、市況に関するニュースを目にする機会があると思います。

こういったニュース等では、投資に関する知識を持った顧客を対象としているためか、かなり専門用語などを連発し、また、発表された各種の経済指標なんかについては特に用語の説明もされていないことが多いように感じます。

さらに、証券会社で扱っている投資信託などの金融商品はかなり多様であり、そのなかから自分の目的とする、欲しいと思っている商品を検索していくことになるわけですが、これにもある程度専門的な知識が必要になってくるといえるでしょう。

一般的には、そのような知識については専門の雑誌や書籍、またはネットで流れている情報から得ている方が多いのかと思います。

しかし、そのような情報には偏りがありそうですし、内容によってはなかなか紹介されておらず、そのことについて知ることができないようなものも多いでしょう。

ファイナンシャルプランナーの試験対策では、「金融資産運用」について経済指標から商品の分類、金融商品の保有等にかかる税金など、ひと通りの内容について勉強していくことになります。

もちろんFP2級・FP3級レベルの内容ではある程度の知識しか得られず、かなり専門的な分析等に関してはちょっと及ばない部分があるかと思います。しかし、一般的に流れている市況ニュース等であれば、専門用語が多く使われているようなものであっても十分に理解して読み解くことができるようになるはずです。

毎月届く「FPジャーナル」から最新の情報が得られる

これはFP2級だけでなく、AFP認定研修を受講し、日本FP協会に入会した場合に享受することができるメリットです。

日本FP協会では、毎月「FPジャーナル」という機関紙が発行され、月初めにはそれが自宅に送られてくることになっています。ここにはセミナー・研修会に関する情報やCFP資格審査試験に関する情報の他、毎月各分野の専門の方のコラムがいくつか掲載されています。

もちろん、専門の方が書くものですから、内容としてはかなり高度で難しいと感じるものが多いんですが、やはりその分野で現に活躍している方の最新の考えにコラムという形であっても触れることができる、というのはかなりよいことだと思います。

日本FP協会の会費は年間で12,000円となっていますが、月あたりに換算すると1,000円です。こういったコラムなどが掲載された専門の雑誌等を定期購読した場合、もっと高額だと思います。このFPジャーナルが送られてくるだけでも年間12,000円ぐらいの価値はあるのではないでしょうか?

なお、日本FP協会はCFP・AFP認定者だけでなく、一般の会員も募集しているようです。詳細は「日本FP協会のHP」を参照していただきたいのですが、これならFP3級の資格を取得するだけでいろいろな情報を得ることができそうです。

研修会の参加などで知識を伸ばす機会が増えた

こちらも上記のFPジャーナルと同、日本FP協会に入会した場合に参加することができるようになるものです。

FP協会では、会員登録をしているファイナンシャルプランナー向けに、かなりの数のセミナー・研修会などを開催していることがわかりました。

こういったものの情報は、先程のFPジャーナルの他、会員向けの「MYページ」などからも確認することができるようになっています。

で、研修会等は基本的には東京や大阪、名古屋などの大都市圏での開催がメインになっているようなんですが、FP協会には各地に支部があり、その支部を開催主体としているものについては、結構近くでも受講することができるようになっています。

なお、これらは平日の昼間に開催されていることも多く、なかなか予定が合わない場合も多いでしょうが、それこそ無限なんじゃないかと思うぐらいの開催数がありますので、時間さえ合えば有益な情報を入手しにいけるチャンスはいくらでもあるでしょう。

FPの試験範囲は様々な分野にわたり、他の資格の試験対策にも役立つ

最後に、ファイナンシャルプランナーの試験対策に関するメリットです。

FP技能検定の試験範囲は、以下の6つに大別されています↓

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント(主に民間保険)
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

これらの範囲は他の資格試験で出題される範囲との重複がかなり発生しており、僕が今現在試験対策を進めている宅建試験とは、実に60%が共通範囲であるそうです。

このように、幅広い範囲からの出題があるFPの試験対策では、他の資格試験も受験しようと思っている場合の足がかりになるようなことも多いはずで、「先ずFP2級を取ってそれから関連資格」という流れで勉強をしていくことにより、かなり効率的に資格の取得が可能になるのではないかと考えています。

こういった点でファイナンシャルプランナーの資格を”先ず”取得するメリットはかなりあるといえるでしょう。

また、FP技能検定の「実技試験」では、複数ある課目の中から一つを選択して受験する方法が取られており、自分の勤めている業界に関連する分野の知識をさらに伸ばすことができるのではないでしょうか?

まとめ

今回は自分がファイナンシャルプランナーの資格を取ってみて、現時点で良かった、メリットがあると思っていることを改めて確認してみました。

今後、様々な資格試験に挑戦していきたいと思っているわけですが、FP2級までの試験対策はそれらの取得に向けた勉強にもかなり役に立つものだと考えています。また、ファイナンシャルプランナーの資格に関してもここに留まらず、CFP・FP1級を狙っていきたいところですので、これからも引き続き試験対策を進めていきます。

スポンサーリンク