5種類あるFP2級の実技試験 選ぶならどれ?合格率は?

2018年の初回、日本FP協会で2級の試験を受験してきました。
いろいろ思うところはありましたが、大体の感覚なんかはつかめたかな!ってとこです↓
(追記:実技・学科ともに合格していました。)
2級FP試験を受験して、感想と今後の課題

で、試験が終わってまず気になったのが、「実技試験の配点」でした。
これについては日本FP協会の方では公表していないため、
ネットなどで出ている情報から推測するか、大手スクールの合否判定にかけてみるといった手法に頼る他ありません↓
FP試験対策 FP2級、実技試験の配点は?

この実技試験、僕はFP協会で受験したため「資産設計提案業務」一択だったんですが、
金財で受験した場合は4種類のうちから選択することになります。
つまり、全部で5種類の試験の中から任意に選択するようになっているんですね。

今回はこの5種類の実技試験について、受験者の割合や共通点などを確認していきます。

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FP協会1種類・金財4種類の実技試験

僕は特に講習的なものを受けず、3級から受験したため、そこで選択した「日本FP協会」の方を2級でも受験しました。

AFP認定研修を受講する時期については以下の記事から↓
AFP認定研修 受験前に受ける?2級に合格してから?

しかし、FP2級の実技試験では(3級もそうですが)せっかく試験科目が選べるのですから、これから受験しようと考えている場合にはまず、実技試験の科目選択に基づいてどちらの団体で受験するかを決定するべきだと思います。
では、それぞれの科目について確認していきましょう。

日本FP協会

まずは日本FP協会から、こちらで受験する場合には「資産設計提案業務」のみとなります。
※関連:試験申込については以下の記事から↓
2級FP技能検定に申し込み

資産設計提案業務

試験範囲

・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャルプランニング
・ファイナンシャルプランニングのプロセス
・顧客のファイナンス状況の分析と評価
・プランの検討、作成と提示
参照:日本FP協会HP

資産設計提案業務では、6種類ある範囲のすべてからまんべんなく出題されます。
どうせ学科試験で全部やらないとならないので、特に苦手なところがなければこれが一番かもしれません。

なお、日本FP協会で受験した場合の試験の形式は「記述式40問」となっており、
それを100点満点に換算し、60点以上で合格となります。

金融財政事情研究会(金財)

一方で、きんざいで受験する場合は4科目のうちからひとつを選択して受験することになります。

個人資産相談業務

試験範囲

・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャルプランニング
個人顧客のニーズ及び問題点の把握
・問題解決の検討、分析
・顧客の立場に立った相談
参照:金融財政事情研究会HP

個人資産相談業務を選択した場合、FP技能検定で定められた6種類の科目のうち、
「リスクマネジメント」を除いた5科目からの出題になるようです。
僕もそうなんですが、保険関係の論点が苦手な場合にはこちらを選択するといいかもしれません。

※金財の実技試験「個人資産相談業務」についての考察は以下の記事から↓
FP2級「実技試験」個人資産相談業務(きんざい)過去問の分析

中小事業主資産相談業務

試験範囲

・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャルプランニング
中小事業主のニーズ及び問題点の把握
・問題解決の検討、分析
・顧客の立場に立った相談
参照:金融財政事情研究会HP

こちらも「リスクマネジメント」を除く5科目からの出題になるとのこと。
ただしこちらは3級の試験では薄かった「非上場株式会社の相続」的な論点がメインで出題されるようなので、
講習を受けずに3級から受験している場合にはなんとも言えませんね…

生保顧客資産相談業務

試験範囲

・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャルプランニング
生保顧客のニーズ及び問題点の把握
・問題解決の検討、分析
・顧客の立場に立った相談
参照:金融財政事情研究会HP

これは「ライフプランニングと資金計画」「リスクマネジメント」
「タックスプランニング」「相続・事業継承」の4科目からの出題になります。
名前の通り生命保険関係で、保険と税金、保険金の受取(相続)などといったところでしょう。
今後、生保に関連する仕事に就く、または既に就いている場合にはこちらでしょうか?

損保顧客資産相談業務

試験範囲

・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた
ファイナンシャルプランニング
損保顧客のニーズ及び問題点の把握
・問題解決の検討、分析
・顧客の立場に立った相談
参照:金融財政事情研究会HP

こちらも生保と同じ4科目からの出題になるようです。
生保と損保、保険関係でやっていきたい場合には、自分の仕事に関係するこのどちらかの選択になるということでしょうか?

金財で受験した場合も実技試験は記述式です、こちらは事例形式で5題出題され、50点満点で30点以上が合格となります。
上記の「出題範囲」をみてもわかるように、どれを選択しても出題科目が変わってくるだけで聞きたいことは同じようなことに思えます。
また、一部FP協会の試験範囲と同じ語句が見て取れます。
そこについては団体を問わず、同じ内容なんじゃないでしょうか?

試験範囲に共通点はある?

改めて試験範囲を確認してみて思うのは、
どれを選択しても「ライフプランニングと資金計画」の範囲は外されていない、ということです。
おそらくこれは試験範囲の中にどれも共通して記載されている、
「関連業法等の関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャルプランニング」
の部分であり、学科試験で最初の問題として出題されるような、
「FPの○○さんは~~した。法的にOKか?」みたいなところだと予想されます。
どの科目を選択した場合にもそれは押さえておいて欲しいってことなんでしょうね。

※2級FP検定での「関連業法」に関する問題については以下の記事から(主に学科試験対応)↓
FP2級、3級の学科試験 最初の問題を確実に得点するために

FP2級、それぞれの実技試験科目の受験者数と合格率

5種類あるFP2級の実技試験、どの受験者もこのうち一つを選択して受験することになるわけですから、
それぞれ人気のあるものとないものがあるでしょうし、合格率も変わってくるはずです。
以下では、受験者数と合格者数から、各試験科目の人気と難易度について触れていきます。
なお、2018年1月の結果はまだ発表されていないため、
2017年9月の試験のデータを用いています。
1x1.trans - 5種類あるFP2級の実技試験 選ぶならどれ?合格率は?
(クリックして拡大)

これを見る限りでは一番人気がFP協会の資産設計提案業務、次いで金財の個人資産相談業務となっています。
逆に「中小事業主」や「損保」はあまり受験者数が多くありません。
特に損保については企業の団体受験とかが多少ある程度のように思えます。
その人たちはやはりちゃんと勉強してきているんでしょうか、合格率が高いですね…

その他については合格率はさほど変わらないように見えますが、
「生保」だけちょっと低い結果になっています。
とはいえ合格率はその都度変動すると考えられます。
大切なのは「受験者数」の方なんじゃないでしょうか?
なぜならば問題集や過去問集など、掲載できる内容に限りがあるものについては、
やはり受験する予定の人が多い科目ほど重視してくると考えられるからです。
これは受験科目が選択できる他の資格試験にも言えることで、
例えば「税理士試験」では、より受験者数の多い「法人税法」の方が、「所得税法」よりもテキストや問題集なんかにおける選択肢の幅が広いようです。
ゆえに、特に「これが得意」とか「苦手」とか、「会社で指定されてる」、
とかでないのであれば、
受験者数の多いものを選択しておいた方が無難かと思います。

まとめ

科目を選べる資格試験というのは他にもたくさんあると思います。
今後、そういった試験に遭遇した際に「最後まで決まらなくて結局適当!」みたいな事態に陥らないために、
しっかりリサーチして「どの科目を受験すべきなのか」ということを意識して申し込みをするよう心がけていきたいものです。

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