試験対策 相続税・贈与税

最近、試験対策として相続税・贈与税を勉強し始めました。
これには理由がありまして、

  • 8月に受験した税理士資格試験の結果が出るまで簿記論・財務諸表論はお休みしている。
    ⇒もしかしたら合格しているかもですから・・・まずないとは思いますが。
  • FP技能士検定と税理士資格試験のどちらにも有効である。
    ⇒もちろん税理士資格試験のほうがより突っ込んだ内容にはなりますが、併せることによる効率化を図りたいものです。
  • これからの時代、相続・贈与に関する知識は役に立ちそう。
    ⇒高齢化社会とかいろいろですし・・・

今回はそんな相続税・贈与税と、今僕がやっている勉強などを記載していきたいと思います。

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 『相続税法』のなかに「相続税」と「贈与税」がある

相続税法で特徴的なのがこれ、
他の○○税法ではその名の通り○○税について規定していますが、相続税法はその中に2つの税目を持っています。
なんでそんなことになっているのか、理由は単純です。
もし、相続税法が「相続税」のみの規定であったならば、みんな可能な限り生前贈与をして課税を回避することになります。
そこで、生前贈与があった場合でも課税が可能になるように「相続税」を補完するものとして「贈与税」があります。
同じ税法の中に含まれるものとはいえ、当然中身は違うものですのでFP技能士など、何らかの試験対策として勉強する場合は少し分けて考えたほうが無難かもしれません・・・

 最近、相続税において「遺産に係る基礎控除」の金額が引き下げられた

現在、相続税の総額を計算する場合には、
同じ被相続人から相続、遺贈によって財産をもらった全員分の金額から、
3,000万円+600万円×法定相続人の数を控除して、これでゼロになれば申告しないこともできるわけです。
しかし、この基礎控除の金額は以前は
5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
であり、改正によって平成27年1月1日以降分の相続、遺贈に今の基礎控除額が適用されています。

基礎控除の金額が引き下げられたということは、改正前の控除額であれば申告不要だった方でも、改正後の基礎控除額では申告が必要になる、なんて事もありえます。
この改正によって相続税の課税対象者が増加したため、今後の相続・贈与に関する知識を持つことのメリットはさらに上がったといえるのではないでしょうか。

 最近の勉強

ここのところ相続税法についてだらだらと勉強を続けているわけですが、
勉強といっても様々な項目があり、税理士資格試験では理論と計算にも分かれます。
そこで、まずは相続税法の理論をある程度まで習得してから計算の練習に移ろうと思い、
税理士資格試験の理論要のテキストを購入しました。
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ちなみにこれ、A5サイズでかなり小さいので気軽に持ち歩けます。
中身はひたすら字!ところどころ赤字になっていて、よくある「赤いシートをのせると赤字の部分は見えなくなる」方式です。

で、これをまた空き時間などに読んでいるわけですが、やはり情報量が多く覚え切れません・・・
難解な文章が並んでいて読んでいて「ん?」となってしまうことも多く、なかなか前に進みません。
このままでは一向に実力はつきそうにないので、「書く」作業によって覚えることを目指したいと思います。
まずノートやルーズリーフなどを購入するところからはじめなくてはなりませんが・・・

 FP技能士検定との関係

『相続税法(相続税・贈与税)』はFP技能士検定の試験範囲でもあります。
僕が3級を受験した際にももちろん出題されていましたが、勉強していて特にややこしいと感じたのは、
「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」の項目でした。

  • 特定事業用宅地
    ⇒限度面積400㎡ 評価額20%
  • 特定居住用宅地
    ⇒限度面積330㎡ 評価額20%
  • 貸付事業用宅地
    ⇒限度面積200㎡ 評価額50%

てやつです。ほんとにどれがどれでどの数字が当てはまるのか、ややこしくて仕方なかったです・・・

おそらく、ただ暗記しようとしただけでその意義について深く考えなかったため、よくわからないまま数字合わせのようになってしまったのが原因かと思います。
FP技能士検定は「広く、浅く」という感じなので、手が回らずそういう状態になっている分野が他にもありそうな気がします。

その点、税理士資格試験ではかなり深い内容まで習得しなくてはならないため、勉強していればFP技能検定でも十分に通用する知識が得られるんじゃないかと思います(特定事業用宅地等とかの用語の意義まで覚えなくてはならないようです・・・)。

相続税法だけでなく、FP技能士検定の出題範囲である他の分野についても他の資格と重複している部分があるため、そういった資格と平行して勉強していくのはかなり有効なんじゃないでしょうか。

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