2019年の税理士試験に向けて、簿記論・財務諸表論の会計科目、そして、税法科目である「酒税法」の試験対策をしています。
これまで、酒税法の試験対策としては、以前購入した「理論サブノート」を純粋に読んで、理論で出題の可能性が高い内容を徐々に把握していく、ということのみでしたが、ここから先は「計算問題」についても勉強を追加していくことにしました。
現在のところ「理論問題対策」に関してもそんなに進んでいるとはいえない状況なんですが、「計算問題対策」を追加することにより、理論側でももう少し見えてくることがあるのではないかと思います。
ということで、本当は3月からにしようと思っていた、税理士試験 酒税法の計算問題テキストを、ちょっと速めのこの段階で購入しましたので、今回は当該問題集を購入してみての感じなどについて記載していくことにします。
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購入したのは「資格の大原 酒税法総合計算問題集」
今回購入した税理士試験 酒税法の問題集は、以前購入した「酒税法 理論サブノート」と同じ、資格の大原 税理士講座から出版されている「酒税法 総合計算問題集」です。
2019年 税理士試験受験対策シリーズ 酒税法 総合計算問題集
今回も例に倣って書店ではなく、Amazonを利用して注文したため、実際に送られてくるまではその中身がわかるわけではなく、つまりは「中身を確認しないで購入した」ということになります。
そもそも、税理士試験対策のテキストや問題集というのは、どうも一般の書店には(相当大きいところを除いて)置かれていないようで、普段行く近所の書店では見かけたことがありません。
とはいえ、この問題集は大手の資格スクールである「資格の大原」さんが出版しているものですから、その収録問題の出題頻度等については十分信頼するk所とができると考えたため、とりあえず購入してみることにしました。
価格は「2,909円+税」と、かなり高額なものになっていますが、そもそも受験者数の少ない税理士試験で、その中でもさらにマイナー科目ともなると、このぐらいの価格設定になってくるのでしょう。
ちなみに本のサイズは「A4版」で、文字も十分大きく見やすいです。解答用紙は巻末に付録的なかたちでついており、同じものをネットからダウンロードすることも可能とのことです。
問題は全部で11問、そこまで分厚い問題集ではない
で、この「酒税法総合計算問題集」、同じ資格の大原から出版されている税理士試験対策の簿記論や財務諸表論の問題集と比べて、本自体の厚さはそんなにないな、という印象です。
問題集も11問しかなく、この間購入した簿記論の問題集(100問)と比べるとかなり少ないように感じます。ただ、当然「総合」問題集とのことですので、1問あたりに要する時間は桁違いなのでしょうが…
ちなみに、問題1問あたりのページ数も1ページから数ページ程度と、簿記論や財務諸表論のように10ページ近いような総合問題というわけではないようで、むしろ問題よりも「解答用紙」の方が多く消費しそうな勢いです。
なぜそんなに短い問題文で解答用紙はたくさん使うのか?そのあたりは今後、問題を解いていけばわかることだと思います。とりあえず現時点では、「問題文のボリューム」自体はそんなにない、ということだけがわかりました。
問題は「酒類の判定」と「税額計算」に分類されるとのこと
続いて中身についてなんですが、問題の内容についてはちょっと読んでみた感じで「まだ何を言っているのかわからない」という状態です。おそらく最初は解答解説を見ながらひとつづつやり方を覚えていくことになると思います。
で、巻頭の「はじめに」によると、この税理士試験 酒税法の問題は「酒類の判定問題」と「税額の計算問題」に大別されるとのことで、最終的にはそれらがしっかりとできるようになっていなくてはならないはずです。
幸いにも、この「酒税法 総合計算問題集」にはどちらのタイプの問題も収録されているようで、全部で11問の問題のうち、税額計算が3問、判定問題が4問、そして残りはどちらもやるような問題になっているようです。
これ1冊では絶対に不足するはず
今回(2019年試験)は、とりあえずこの問題集を使って、一度本試験を試してみようと思っていますが、最終的に”合格を狙う”ということを考えると、これ1冊の知識では対応できない問題も多くなってくるはずです。
とはいえ、Amazonで「酒税法」と検索してみても、問題集として出てくるのはこれと「TAC出版」から出ているもののみと、ほとんど選択の余地がないのが事実です。
当然、いずれは「TAC」の方の問題集もやることにはなると思いますが、果たして”それ以外”、つまり問題集に無いようなマイナーな論点について勉強したいと思ったときには、どこから情報を得ればよいというのでしょうか?
このあたり、今まで受験してきた他の資格試験と比べて、今後かなり苦労しそうな感じです…
やはり酒税法は情報が少ない、独学は厳しいか…
税理士試験は酒税法に限らず、これまで受験してきた他の資格試験と比べて圧倒的に難易度が高いものであるはずです。
また、その中でも全員が受験する簿記論や財務諸表論、それ以外にも受験者の多い所得税法や法人税法といった、メジャーな科目に比べて、いくつもある中から選択するものの一つである「酒税法」に関しては、資格スクールなどもそこまで力を入れていないのか、あまり試験に関する情報がない、というのが実情です。
まぁ、酒税法はまだアレですが、以前検討していた「国税徴収法」等を選択していた場合には、もはや情報不足で「何をやったら良いのか?」すらわからずにいたかもしれません。
以前、「資格試験はどのあたりまで独学で合格が可能なのか?」ということを考えたことがありますが、今回受験する税理士試験 酒税法のような、難易度自体が高いうえに、その試験に関する情報も非常に少ない、というものに関しては、独学で何とかしてしまおうというのはやはりちょっと厳しいような気がしてきました。
2019年の試験に関しては、既に独学での試験対策を始めてしまい、ここから何か講座を受講するとしても時間的に余裕がないのは明らかですから、このまま現在の「理論サブノート」と今回新しく購入した「総合計算問題集」でやっていくことにします。
そして、今回の試験終了後に、その出来栄えも踏まえたうえで2020年の試験対策はどのようにしていくべきかを考えていこうと思います。
まとめ
今回、とりあえずですが税理士試験 酒税法の「総合計算問題集」を購入し、これから試験対策に追加していくことにしました。
届いた問題集はわりと厚さがなく、問題ひとつひとつのボリューム自体もそこまで多いようには見えませんが、それぞれの問題で付録の解答用紙をかなりの数使用することを考えると、そこまで単純な問題、というわけではなさそうです。
また、Amazonで見ても酒税法に関してはそこまで関連書籍が見つからず、試験に関する情報はかなり少ないと考えられます。
それでも「税理士試験」である以上、相当な難易度であるのは間違いありませんので、このまま独学で最後までやっていく、というのは少し無理がありそうだということもわかりました。
というわけで、今年(2019年)の試験を受験してみて、その感じから、2020年以降の試験で独学を続けるのか、講座を取るのか、ということを考えていこうと思いました。
ひとまずは8月まで、理論、計算ともに試験対策を続けていきます。