行政書士試験の本試験に向けて、まずは「憲法」の範囲から試験対策を始めています。
なぜ憲法の範囲から試験対策を始めたかといえば、単純にテキストでも、それから有料登録を済ませて利用を開始している「オンスク.jp」の行政書士講座でも、一番初めにこの範囲を学習する流れとなっていたためです。
本当は最も出題数が多い「行政法」や、その次の「民法」の範囲から進めていくべきなのかもしれませんが、何も解っていないうちから余計なことを考えるのはやめ、とりあえず「順番どおり」に勉強していくことにしました。
で、この行政書士試験における「憲法」の範囲についてなんですが、僕の場合、特に法学系だったとか、公務員試験等を受けたとかではなかったので、完全に初学者のつもりでいました。
ところが、実際に勉強をスタートしてみるとそうでもなかったことがわかりました。もちろん「そんなの全部知っている」とかではなく、「わりと聞いたことがある」ような論点がいくつかあるイメージです。
ということで今回は、行政書士試験対策の取っ掛かりとして勉強を始めた「憲法」の既視感について、そしてその事実に基づく今後の対応についてなどを書いていこうと思います。
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「あぁ、これ知ってるわ・・・」的な論点がいくつもある
行政書士試験対策として「憲法」の勉強を始めてみて真っ先に思ったのが、「○○訴訟」とかみたいなかつてどこかで見たことがある、聞いたことがある内容が、「重要度の高いもの」としていくつも含まれているということでした。
どうやらこの範囲には、公民だか現代社会だかなんだか忘れましたが、とにかく中学校ぐらいの頃に「社会」の教科書に載っていたような論点が含まれているようです。
もちろん、最近話題の「表現の自由」がどうのこうのとか、勉強するまでもなく当たり前の、基本的すぎる内容は別に良いとして、案外細かい部分までそういった「中学校ぐらいのときに習ったこと」が含まれていることに驚きました。
行政書士試験で出題されるようなレベルの「憲法」の勉強など、全くもって初めてだと思っていましたが、意外にも昔当然のように習った「みんな普通に結構知っている内容」が多いんですね・・・
昔のことなのにかなり覚えているのが不思議
行政書士試験で出題される「憲法」の範囲について、なんだか聞いたことあるとか、それは昔習ったというようなものがあることについて、その「聞いた」とか「習った」のが、20年とまではいきませんがそれに近いぐらい時間がたっているものであることに驚きです。
しかし、資格試験対策の勉強以外の日常的なことについても、なぜかはわかりませんが同様に「昔のことはやたらと覚えている」というようなことがあるように感じます。
例えば、今流行りの歌なんかは聴いても覚えないし覚えたとしてもすぐ忘れるのですが、子供の頃流行った歌なんかは未だに結構細かく記憶しています。なぜそうなるのかは専門家ではないのでわかりませんが、これと同じことが「資格試験の勉強」でも起こっているのではないかと思います。
つまり、今大人になってから必死で勉強した内容はすぐにどこかに行ってしまうものの、中学生ぐらいのときに適当に聞き流していた勉強の内容は意外と覚えているということです。
当然、僕はその現象についての専門家ではなく、何らかの知識があるわけでもないため「なぜそのようなことになるのか?」については一切わかりませんが、そうなっているということは何となくわかります。
これが逆ならどんなに良かったことだろうか、といったところですが、今は「昔勉強した行政書士試験の憲法の範囲に通じる内容」を、少しでも覚えていたことについて、非常にラッキーなことである、と前向きに捉えておこうと思います。
内容は簡単でも細かい判例を押さえなければならないなど、実際そこまで易しくはないはず
さて、行政書士試験で出題されるようなレベルの「憲法」の話に関して、以外にも昔学校で習ったような知識が含まれていることがわかり、これは今後の試験対策においてかなりプラスである、と感じています。
しかし同時に、おそらくその「聞いたことがある」とか「昔習ったので知っている」程度の知識では、行政書士試験の本試験の問題には対抗できないのではないかとも思っています。
なぜならば、今のところはまだ「テキストベース」でのインプットの勉強をしているのみであり、これが「問題集や過去問集を使ったアウトプットの勉強」になると、そこで使われている細かい語句の引っ掛けなど、テキストだけではわからない要素が出てくるであろうと考えられるためです。
今テキストを読んで「この訴訟の内容と結論は知っているものだ」となっているものであっても、実際に行政書士試験で問われているのはもっと細かい部分、例えば「その判例を元にした場合、この件に関してどうなるか?」であった場合には、さらに勉強を重ねていかないと解答できないはずです。
そしてそうなると、たとえ現状で知っているような「憲法」の知識であっても、だからといってそこをスルーしたり、適当に読み飛ばしたりすることはしない方が良いように思えます。
最初からあった知識でも、その知識のより細かい部分や他の知識との繋がりの部分が、行政書士試験の本試験で出題されるようなレベルの高い問題をとくための鍵になっているようなことも考えられます。
そして今後、行政書士試験の対策をしていくにあたりそのようなものが何度も出てくるはずです。例えば、宅建試験のときに勉強して知っている民法の内容が行政書士試験でも問われることはあるでしょう。
しかしその都度、「知ってはいるがより細かい部分があるはず」ということを意識して、他の「初見の論点」と同様に扱っていくことにします。
まとめ
行政書士試験の対策を始めて、まず取っ掛かりの「憲法」の範囲で意外と知っているようなことがいくつもあったのは驚きでした。
とはいえ、この試験の難易度を考えればその論点に関して現状ある程度の知識では本試験の問題をとくことはまず出来ないでしょう。「知っている」から「詳細まで把握している」にレベルアップするために、スルーせずに勉強していくことにしました。
これから先、民法⇒行政法⇒商法その他と、勉強を進めていくにつれてそのような「知ってた」系のものがいくつも出てくるはずです(行政法にはないでしょうが・・・)。
しかしそれらに対しても「知っていること」+「行政書士試験で問われるようなレベルの追加の知識」とできるよう、しっかりと対策していきたいところです。