11月の行政書士試験に向けた試験対策も、勉強の開始から本番までの中間点を迎えるかどうかといったところまできました。
今のところは最初に立てた「学習計画」からそこまで乖離することなく進めていますが、この後どうなっていくかは未知数です。
で、やはりというかなんというか、行政書士試験でのメインコンテンツである「行政法」に、今後も苦労させられる、そして最後まで大変な思いをすることはほぼ確定事項であるようです。
もちろん、民法をはじめとした行政書士試験のその他の範囲が”簡単”などということは1ミリもなく、今この試験についてわかっている限りのこと(本当にわずかな部分のみです)から考えてもどれもかなり厄介なのは言うまでもありません。
しかし、完全なる「初見」である行政法は、他の出題範囲とは明らかに違って”やり辛い”ということが徐々にわかってきています。
今回は、その「行政法」について、現時点で感じている”やり辛さ”などを確認していくことにします。まぁ、別に確認するほどのことでもないかもしれませんが、後で振り返ってどうか?というためには必要かと思うため、一応やっておく次第です。
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民法は実際に「その状況」がイメージできる
まず、昨年宅建試験の勉強をしたおかげもあってか、行政書士試験で出題される範囲のうち、「民法」に関しては、テキストやオンスク.JPの行政書士講座の講義動画を見ている際に、「自分がその状況、その取引をしている場面」をなんとなく想像しながら考えることができるようになってきた印象です。
もちろん、詐欺だの脅迫だのといった物騒な場面についてはさすがにちょっとアレなところがありますが、そういったもの以外については多少はイメージが効くようになってきています。
そして、この「その論点にかかる状況をしっかり想像できるか否か」ということはやはりかなり重要なようで、あれほど難しいと感じていた民法について、今では本当に多少であり、行政書士の本試験問題が解ける程ではないかもしれませんが、理解を進めることが可能になってきました。
これは今までの「イメージすることに苦労していた段階」と比べるとかなりの成長でああるはずです。民法の範囲については、これからもこの感じでどんどん進めていきたいと思います。
一方、行政法はというと…
一方、この行政書士試験で初めて勉強している「行政法」については、かつての民法と同じ、非常に理解し辛く、大変な状態が続いています。昨年もやった民法と比べると「周回遅れ」といった感じでしょうか?
もちろん、民法の方で「その状況をイメージしながら」ということが徐々に上手くできるようになってきたため、いずれは行政法でも、とは思ったりしたのですが、これはどうもかなり無理があるようです。
なぜならば、「行政法」で扱われている論点には、民法と比べても遥かに”なじみのない”ものが多く、そもそも実際に自分が「不服審査」とかしている状況を想像することはできません。
というかそのあたり、特に「行政の決定等に対して何か不平、不満を言う」ということに関しては、普通に暮らしている限りではあまりない、いえ、一生ないことである可能性の方が高いのではないでしょうか?
もちろん、「山奥の道路いつまでも穴空いてんじゃん…」とかそのレベルのことは日常的にかなりありますが、だからといって法律に基づいてうんぬんかんぬんということはまずないレベルのハナシです。
おそらく、行政書士の試験対策をしなかった場合には、この行政法の各論点については一度も触れることがなかったはずです。
確かに、民法のときも「そんなケースそうそうあるわけない…」「これはなじみがない…」ということを何度も思いましたが、行政法に関してはそのレベルではなく、「まるで関係ない事項」というのが大半な気がします。
これは「行政法に苦労する要因の一つに過ぎない」のかもしれません。しかし、まだ勉強を始めたばかりの段階でこれですから、かなり先が思いやられるといえてしまいそうな状況です。
条文中心で勉強すべき箇所も問題
また、行政法の範囲では「オンスク.JP 行政書士講座」の講義動画を見ていてちょくちょく出てくる「ここは条文中心で学習を…」という辺りもかなり問題になっています。
この頃は指示の通りしっかり条文などにも目を通すようにしていますが、やはり「法律の条文」というのはかなり難しい表現になっており、それをしっかり噛み砕いて理解する必要がありそうです。
しかし、あまり変な風に意訳してしまった場合、そもそもその”訳”自体間違っているとか、記述問題などで得点に必要な要素がかけているなどということもあり得ます。
また、それを覚えることそのものもかなり大変なはずです。行政書士試験の本試験をとくために必要な条文を読み、そおれをどれだけ要約しようとも、内容をしっかり覚えずにただ暗記しているだけでは何の効果もないはずです。
これはすぐには厳しいでしょうが、できれば最終的には「必要な法律の条文を理解し、それを上手くまとめて簡潔に説明できる」ぐらいにはなりたいものです。というか、それができるまでは行政書士試験の合格はないものだと考えておくことにしようと思います。
ここから先、行政法を勉強するにあたっては、例えば実際にあった行政に関する事件などを参考にして、なんとか実際に起こった事象の状況を想像できるようになっていきたいところです。
そう考えるとやはり「判例集」を早く導入しなくてはなりませんが、行政書士試験対策の判例集は、この間書店で見た際に「あまりに分厚い」ものであることがわかっています。
それを上手く使って勉強を進めることができるのか?現時点ではわかりませんが、最終的には必要になるはずですので今月中には買っておきたいと思っています。
「行政法」は行政書士試験が最初で最後になるかもしれない
あと、これは行政書士試験の行政法が難しくてなんとかというようなことではないのですが、この「行政法」というものの内容について勉強するのはこの試験が最初で最後になるかもしれないと思っています。
行政法が出題される資格試験というのはそもそもあまりなさそうですし、あったとしてもそれを今後狙っていくかというと、ちょっと現時点ではなんともいえません。
その点を踏まえると、もしかしたらこの行政書士試験が終わった後はもう二度と「資格試験のために」行政法を勉強することがないという可能性があるわけです。
もちろん、知識の維持のためにそれなりの勉強を続けていくと言うことはあるでしょうが、積極的に新しい事柄について知っていくことはなくなるかもしれません。
というわけで、この行政書士試験の試験対策においては、「行政法はここだけかもしれない」という意識を持って、重要な部分をしっかり押さえていくよう心がけたいと思います。
まとめ
行政法は昨年からやってきた民放と比較して、やはりまだまだ「その状況のイメージ」が出来ていないという印象です。
というか、最終的にそれができるようになるのかちょっと微妙な感じですが、行政書士試験をクリアするためにも、また、この後の資格試験で行政法の勉強をするのか怪しいということを考えても、しっかりやっていきたいと思います。
とりあえずは今年11月の本試験に向けて、少しでも内容を理解し、基本的な問題ぐらいには対応できるようにしていきたいところです。