宅建試験に合格するまでの勉強時間

2018年の試験で宅建試験に無事合格することができました。それまでは不動産関系の資格を取得したことがなく、この合格を機に、関連する他の資格の取得についても考えていこうと思っています。

さて、この宅建試験、独学で合格できるまでに要する勉強時間はどのぐらいと言えるのでしょうか?試験前の調査ではいろいろな意見に翻弄され、「実際どうなの?」というあたりはわからず仕舞いでした。

今回の記事では、独学で宅建試験を受験する場合にはどの程度の勉強時間を確保するべきなのか?これについて実体験をもとに、おおよその「必要勉強時間」を割り出していくことにします。

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宅建試験は300時間必要?

まず、受験前にテキストに記載があったものやネットなど情報を見た限りでは、「宅建の合格までにはおよそ300時間~400時間程度の勉強が必要」という意見が多かったような気がします。

もちろん、その「300時間」とかそれ以上を主張しているのは大手の資格スクールなどのサイトがメインだったように思えますので、おそらく”この資格はこのぐらいの勉強時間”というような共通の認識があるんじゃないかと思います。

しかし、実際に受験してみた感じでは、そこまでの時間を費やさなくとも短期間で集中して勉強すれば合格することが可能な気がします。本当に300時間が必要であったのであれば、僕のような期間的に厳しかった受験者はまず不合格になっていたでしょう。

それなら、たまに見かけるような「1週間」とか「十日ちょっとぐらい」とかその辺りの非常に短い試験対策期間で合格可能なものなんでしょうか?

おそらく1週間とか2週間とかで合格したような受験者の方もいるかもしれませんが、そういった方々はまず間違いなく法学系の既習者か、そうでなくとも1日12時間とか勉強するようなモンスターに違いありません。

と、まぁいろいろなところで情報を集める限り、その発信者によって宅建試験の合格までに必要な勉強時間の主張はまちまちです。しかし、これは以前FP2級の合格に必要な時間を考えたときにも同じことが言えました。

結局、得手不得手によって大幅に変動したり、資格スクールなどでは独学を諦めさせる必要?があるかもしれませんから、少し多めに見積もってみたりと、どの資格試験でもその「必要勉強時間」が安定しないのは当たり前なのかもしれません。

自分の勉強時間は如何ほどだったか

では、実際に独学で勉強し宅建試験に合格することができた勉強時間はどのぐらいだったか?これを実体験をもとに算出してみようと思います。

ただ、毎日しっかり勉強した時間を記録していたわけではないため、多少曖昧なところもありますが、基本的には「いつも大体同じぐらいの時間」+「ちょっとしたスキマ時間」を勉強に充てていましたので、大幅にズレるということはないはずです。

勉強開始から宅建試験までの日数

まず、宅建試験に向けて勉強を始めたのが8月7日(2018)、税理士試験が終わり、帰宅した直後から開始しました。それまでは宅建のことを気にかけてはいたものの、やはり近い方の試験(簿記論)の勉強のみになってしまっていました。

ちなみに、その当時から既に「本試験までの時間がヤバイ」ことは多少認識していたはずですが、未だ「権利関係」の範囲で出題される民法関係の論点があれほどとは思わず、多少油断していた感はあります。

あと、宅建試験は電卓を持ち込むことができないと知り、それなら複雑な計算問題はまず出題されないであろうと勝手に考えていました。それも失敗でしたね…

そして、そこから10月21日の本試験直前まで勉強を続けましたので、計算すると76日、完全にサボった日(出かけていた)が3日間ありましたので、合計の勉強日数は73日間ということになります。

一日あたりの勉強時間

次に、1日あたりの勉強時間がどのぐらいだったかについてです。

これに関してはほぼ毎日「22時30分~23時30分」あたり、またはその前後の1時間ぐらいが勉強の時間として確保されていました。大幅にずれることもありましたが…ちなみに最近、連続して1時間以上勉強を続けることは致しかねます。

もちろん、酔って帰ってきても勉強をしていることはしていましたが、すぐに寝てしまったりぼんやりしていたりと、有効な試験対策ができていたとは言えません。でも、勉強していたうちには入ります(自分の中では)。

しかし、毎日1時間勉強できていたわけではないとはいえ、その分は日頃のスキマ時間での勉強で埋まっているはずです。ここは、完全に1日1時間勉強したものとして計算しても差し支えないはずです。

「宅建試験対策」の内容に関する記事を作っていた時間

そして、重要になってくるのが「試験対策の内容に関するブログ記事」を書いていた時間も「勉強した」と考えてよいのではないかということです。

宅建の試験対策に関しては、FPほどではないにせよ何記事か試験対策の内容を記載した記事を投稿したはずです。それらを勉強する前、または勉強後に投稿したりしていました。

当然その日にやっていた、たはやる予定の試験対策の内容と関連する内容についての記事を投稿していましたから、その「ブログの記事を書いていた」という行為そのものが試験対策勉強になっているのではないかと考えます。

で、そのような時間が10時間程度はあったはずです。記事の内容を見返すとほぼ「権利関係」の範囲ですが、そのあたりの論点について調べて記事にした分の時間を勉強時間として計上することにしました。

トータルの勉強時間は約80時間

結果として、宅建試験の勉強を始めてから本試験までの間に「日頃の勉強73時間程度」、そして「ブログで試験対策記事を書いていた時間10時間程度」のあわせて83時間程度の勉強をしたことになります。

もちろん、これは完全に正確な時間ではなく、多少ズレがあるものです。しかし、”おおよそ”このぐらいの勉強時間で独学でも宅建試験に合格することができた、ということは事実です。

これは大手のスクールなどによる主張よりもかなり短い、3分の1かそれ以下の勉強時間ということになります。では、なぜその程度の時間で合格することができたのか?カギとなるのはやはり「先にFP2級を取得していた」ということではないでしょうか?

宅建の前にFP2級を取得した分、かなり短縮された

宅建試験を受験したのが2018年の10月21日でしたが、僕の場合、それ以前の1月28日に「2級FP技能検定」を受験し、その後AFP認定研修を経て「AFP」としての本FP協会に会員登録しています。

このFP2級の試験は、かなり試験範囲が広いということもあり、様々な資格試験とのつながりを持っています。そのうち宅建試験とは試験範囲の6割程度が重複しているといわれ、かなり関連性の高い資格となっています。

このFP2級の試験を先に受験したことで、その後の宅建試験の試験対策がスムーズに進み、結果としてその合格までに必要な勉強時間をかなり短縮することができたのではないかと考えています。

もし、今後宅建試験を受験するつもりでいて、その前にFP技能検定を受検する余裕がありそうならば、2級までの試験を受験しておいて損はないはずです↓

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宅建を受験する前にはFP2級を取得しておくべき?
平成最後の試験で無事、宅建試験に合格することができました。この先、「宅地建物取引士」の資格を取得するまでにはまだまだやることがありますが、...

で、このFP2級の取得までに要した勉強時間は、以前集計してみたところによればおよそ160時間程度でした。ここにはその前段階であるFP3級の取得に要した時間も含まれていますが、そちらも試験範囲は同じですので、「同一の勉強内容」という点を考慮したものです。

そして、そのFP2級の取得に要した勉強時間のすべてが宅建試験に関係しているのかといえば、”そうではない”ということになります。

しかし、当該試験には「不動産」の他、「相続・贈与」や「税金関係」など、宅建試験でも通用する、というか同じ内容の出題がある可能性もある知識がかなりの割合で含まれていることは事実です。

そのことから、160時間を費やしたFP2級の試験対策のうち、およそ100時間程度は宅建試験の試験対策をしていたのと同様の効果を持っているのではないかと推測します。

これも考慮した場合、「完全なゼロ」から「宅建試験の合格」までの知識量に到達するために、およそ180時間程度の勉強時間を要したと考えても良いのではないかと思います。

毎日継続して勉強するのとダラダラやるのは違うはず

最後に、試験対策の「勉強をしていた」時間ではなく、勉強全体の「期間」による所要時間の変化についても考えておこうと思います。

宅建試験は年1回、10月の第3日曜日のみの実施となっています。この本試験の日に向けて勉強するということになれば、同じ勉強時間であっても1年前から、つまり試験直後からスタートするか、受験申込(7月)ぐらいからスタートするかなど、試験対策の開始時期は受験者によってまちまちなのではないでしょうか?

そうなると、同じ「300時間勉強した」ということであっても、300日前から始めた場合には「1日1時間程度」ですし、「2ヶ月前からのスタート」になれば「1日5時間」も勉強しなくてはなりません。

こうなってくると、試験対策を行った時間がぴったり一緒の2人の受験者であっても、その効果の出方はかなり異なってくることが考えられます。

そして、やはり長い期間でダラダラと勉強していくよりも、短期間でガッツリやっていった方が、「同じ勉強時間」である場合には有利になってくるのではないかと思います。

もちろん、時間の都合で「1日15分程度しか勉強できない…」という受験者の方がかなり多いはずです。しかし、そういった場合でも、本試験の直前ぐらいはなんとか時間を見つけて詰める、ということができれば、良い結果につながるのではないでしょうか?

結論:250時間程度確保できれば安全圏では?

では、宅建試験のみに的を絞って「合格基準点越え」を狙うためには、実際にどの程度の勉強時間が必要になってくるのか?

僕の場合、「宅建専門」の勉強時間80時間程度と、FP2級を受験していたとはいえ関連のある内容を勉強していた時間が100時間程度、あわせて「180時間程度」をこの試験の合格のために費やしていたようです。

ただ、宅建試験の本試験受験直後の感想としては「もし基準点があまりにも高かったら厳しいかも…」というような感じであり、余裕を持って合格できたとは到底言えません。場合によっては不合格の可能性もあったはずです。

そのことを考えると、「確実に合格ラインに到達できる」勉強時間というのはもう少し長くなってくるのではないかと予想できます。

そして、僕が要した180時間に加えて、重要な論点について全てもうひと通り確認するための50時間と、さらに細かい、マイナーな論点を押さえておくための20時間を計上し、あわせて「250時間程度」の勉強時間を確保するべきではないかと考えます。

250時間もあれば、宅建試験の重要論点+マイナー論点について”ほぼ”確実に押さえることが可能になるのではないのでしょうか?ここでは、後半の方に1問だけ出てくる統計に関する設問を抑えるための時間も含んでいます。

これから宅建試験を受験しようと考えている方は、是非このぐらいの時間を目安に試験対策の計画を立ててみてください。

まとめ

今回は「果たして宅建試験の合格までにはどのぐらいの勉強時間が必要か?」ということについて考えた記事でした。

宅建試験は難易度が高いと聞いてはいたものの、わりと短い期間で合格することができ、少々驚いています。しかし、そこにはFP2級を先に取得していたことをはじめとした様々な要因があったはずです。

それらの事情も考えた結果、この記事では宅建試験の合格までには「250時間程度」の勉強時間が必要ではないか、という結論に至りました。

このことに関しては大手の資格スクールや他の受験者の方など、様々な考え方やデータなどから予測を行っているはずですし、それらをネットで公開している個人、団体も多くあるでしょう。

これから宅建試験を受験する方は、ここ以外にも様々な情報を得て、どのようなプランで試験に臨むのか?ということを考えてみると良いのではないかと思います。

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