2018年度の試験で、無事宅建試験に合格することができ、この後は「登録実務講習」と若干の手続を済ませば「宅地建物取引士」の資格が得られる状態になっています。
とはいえ、独学で受験したことや、かなり準備不足感があったこともあり、試験会場に向かう最中に話しかけてきた資格スクールの担当者の方には、一応、来年度の試験対策講座の申込に関する書類などを送っていただきたく、住所などをお伝えしてありました。
そして、受験後しばらくすると、いくつかのスクールから「宅建講座」の案内が送られてきました。それらは今回の合格によって全く意味のないものとなってしまいましたが、ここにきて「日建学院」さんから新たな封書が送られてきました。
その内容を見る限りでは、今後宅建試験を「長期計画」で受験しようと考えている、つまり、試験対策勉強にそんなに時間を割くことができず、一発合格は厳しいものの、受験を続けていつかは合格を目指す、という方にはかなり有用なものでした。
そこで、今回は「宅建試験の合格発表後に日建学院から送られてきた封書」の中に入っていた、「問題解答解説集」およびその他の文書について、その有用性などを見ていくことにします。
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封書の中にはちょっと厚めの小冊子が…
先日、家に帰ると「日建学院」のマークが入ったA4サイズの封筒が届いており、「また講座案内か何かだろう」と思いつつも、ちょっと分厚い感じであったのに興味を持ち、開封してみました。
中にはクリアファイルが入っており(これが何気に使えるんですよね)、その中にさらにいくつかの文書と「冊子」が挟まったいる状態でした。
で、その冊子には「平成30年度 宅建本試験 問題・全問解答解説集」とのタイトルが、何とついこの間の本試験の解答一覧だけでなく、その問題そのものはおろか、それに対する解説、さらにはそれぞれの難易度まで記載があるものでした。
また、「総評」として今回の宅建試験がどういったものであったのかについて言及してあったり、各問題ごとの正答率が記載してあったりと、「本試験に関する情報」がすべて記載されているのではないか?といったところでした。
これがあれば過去問集はいらない?
宅建試験は受験者も20万人以上とかなり多く、合格のためにはその中で上位15%程度に入ることができなくてはなりません。
しかし、受験者の中には僕がやったように「短期間で何とか合格まで持っていこう!」と、集中して試験対策をした受験者もいれば、宅建業界で働きながら、「そのうち合格したらいいな~」ぐらいの気持ちで受験している方もいるはずです。
前者はともかく、後者に関してはそもそも1回の試験で合格してしまうことは考えておらず、何年か受験し、知らず知らずのうちに実力をつけ、最終的な合格を目指している、というパターンで勉強をしているのではないでしょうか?
そうなると、毎年の受験料のみならず、テキストや問題集、そして過去問集を購入するための費用もかなりの金額になってくるはずです。1冊2,000円程度と考えても、毎年買い換えていればトータルではそれなりの出費になるでしょう。
しかし、今回「日建学院」さんから送付された「解答解説集」は、平成30年度の宅建試験限定にはなりますが、市販している問題集や過去問集レベルの詳細な解説が各問ごとについています。
また、導入ページにある「正答率」および問題ごとの「難易度(易・普・難の3分類)」を見れば、その問題がどの程度のレベルのものなのか?どの問題を確実に得点すべきなのか?などといったことを把握することができます。
それがタダでもらえる、ということならば過去問集に関しては全く購入する必要がありませんし、問題集に関しても「過去問の抜粋」であることが多いはずですから、場合によっては”購入不要”ということになってくるかもしれません。
もちろん、僕自身今回が初の宅建試験であり、合格したため次回以降の試験を受けることはありません。ですので、この冊子が毎年送られてくるものなのかはわかりませんが、来年も似たようなものは手に入るのではないでしょうか?
試験会場前で住所などの連絡先を教えただけ、早めに行くべきか?
さて、この使えそうな「宅建本試験 解答解説集」が送られてくる条件とはどんなものなんでしょうか?
実際に僕が日建学院さんの担当の方と絡んだのは「試験会場前で話しかけられた」時のみでした。資格試験の本試験当日になると、よく会場の前で何かを配っていたりしますが、その感じの方でした。
で、そこで担当の方にお伝えしたのは以下の3点↓
- 住所氏名
- 電話番号(携帯)
- 合格できるか微妙であること
それらを伝えつつ、住所氏名と電話番号は渡された記入用紙に書いておきましたが、それだけで試験直後の講座案内とは別に、今回の「解答解説集」が送られてきました。
とはいえ、僕の場合試験会場に到着したのが他の受験者の方と比べてかなり早かったこともあり、そこを歩いている人は結構少なかったと記憶しています。というか、数人しかいませんでした。
そのような状況で歩いていたからこそ、複数の資格スクールの方に話しかけられ、用紙に住所等を記入したことで、今回、宅建試験に関する何やら有用そうな冊子が送られてきたのでしょう。
これがもし、試験開始時間ギリギリになって、多くの受験者の方が会場に向かう中で自分もそこに含まれていたとした場合、おそらくほとんどの資格スクールの担当の方は「素通り」してしまったことでしょう。
このことから、資格試験の本試験当日になって、何か良い「情報」や「モノ」を貰うためには、ちょっと早めの人がまばらな時間に試験会場に向かい、スクールの担当の方と”ちょっと絡む”ぐらいにしておくと良いのかもしれません。
勉強時間が確保できず、次回も同じ試験を受験する可能性が高いときには尚更でしょう。
まとめ
今回は、合格して終了したはずの宅建試験に関して、今更ながらかなり使えそうな冊子を「日建学院」さんからいただきましたので、そちらを紹介しておきました。
資格試験の本試験会場では、様々な資格スクールの担当者が来年度の受講生を獲得するために待ち構えています。
そのような方々については、大変失礼ながら”無視”してしまうことが多いと思いますが、今回の宅建試験では、かなり時間があったことや合格の可能性が低く、情報も欲しかったことなどから、ちょっとお話を伺いました。
その結果、無意味な封書を度々送付させることになってしまいましたが、この「解答解説集」のような使えそうな冊子が送られてくる可能性があることがわかりました。
宅建試験に関してこのようなものが送られてきたのは、今のところ「日建学院」さんだけですが、他の資格スクールでも同様のものを配布等しているところがあるかもしれません。
資格試験の受験のために会場に向かう途中では、時間が許すのであれば、近くにいるスクールの担当者の方と話してみると良いものが貰えるかもしれません…