FP2級の難易度について詳しく考える

FP2級の試験は「日本FP協会」と「きんざい」という2つの試験実施団体が執り行っています。ではこの試験の難易度は如何ほどのものなのでしょうか?

このFP2級という試験はどちらの団体を選択するのかによって実技試験の問題が異なってくることや、そもそも同一の試験であるはずの学科試験においても合格率の開きがあり、FP2級という試験全体の難易度がどのぐらいなのか?ということを簡単に言ってしてしまうことはできそうにありません。

FP2級 試験実施団体別の「合格率の違い」について考えてみた
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そして、5種類(FP協会1課目・きんざい4課目)ある実技試験に関してはそれぞれの合格率や課目特有の受験者層の予測などからある程度それぞれの難易度を判定することができそうですが、この試験に関してはどちらかといえば学科試験の方が難しく、「FP2級の全体的な難易度」ということを考えた場合にはかなりそちらの方に依存してくるはずです。

先程も述べたように「同じ学科試験」であっても、おそらく受験者層の違いなどから日本FP協会ときんざいの試験結果では合格率が倍ほども違うことが常になっており、これが全体的な難易度の予想を妨害しています。

で、このブログでも以前、FP2級の試験と日商簿記2級との難易度比較をしてみましたが、そのときは他の資格試験との「比較」というかたちで考えてきました。しかし今回の記事では「FP2級の試験単体」での難易度について考えていこうと思います。

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FP2級の難易度がどの程度であれ「独学で合格できる試験」ということは確か

まず前提として、これからどの程度なのか考えていくFP2級の難易度が如何程であれ、この資格試験は「独学で合格することが可能なもの」です。たとえ完全な初学者であっても、FP3級の試験対策から地道に勉強していけばストレートで完全合格に至ることができます。

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FP2級に独学で合格するための学習プラン(FP3級経由)
FP2級は独学で合格することができます。このブログではFP3級から受験を始めてその次の試験で2級に合格する"完全独学"での受験が可能である...

僕がこの試験を受験したときは、2017年の9月試験でFP3級、翌2018年の1月試験でFP2級と、当時考えていたよりもはるかに順調に駒を進めていくことができました。

当然、FP3級の試験対策も含めてそれなりの時間を勉強に充てていますが、逆に言えばこの試験はそれだけやっていれば普通に独学で一発合格することができるものだということです。そして、そのようにして合格した受験者の方はかなり多いことでしょう。

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FP2級の資格を取得するためにはどの程度の勉強時間が必要なのか? これについては様々な意見があり、「50時間程度」とか「150時間は...

FP2級の試験は、AFP認定研修を兼ねる試験対策講座が存在することから、やはり独学ではなくそれらの講座を受講して臨んでくる受験者の方も一定数居られるはずです。

しかし、既に多くの方が実証されているように、独学でも確実に合格を狙える試験であることからこのFP2級という試験の難易度は「独学可能なもの」の域を出ないものであるといえます。

このブログでは資格試験はどのあたりまで独学で合格できそうなのか?というあたりの検証も地味に続けていますが、そこで取り上げている資格の中でもFP2級は割りと難易度が低めな気がします。

「勉強していく」のであれば日本FP協会の合格率を参考に難易度を考えるべき

FP2級の試験難易度をはんだんするうえで、その合格率について深く考えておく必要があるはずです。

ただ、先程も述べたようにFP2級の試験のうち難しい(全範囲からの出題で実技に比べて合格率も低い)学科試験は、日本FP協会ときんざいのどちらで受験しても同じ試験であるにもかかわらず、両者の合格率にかなりの開きがあります。

しかし正直なところ、きんざいでのおよそ20%というFP2級学科試験の合格率は、「全然勉強してこない受験者が多いから」という理由に他ならないと思います。

以前の記事でも度々触れていたように、きんざいでのFP2級受験者は団体で強制的に受験させられている方の割合が多いように思え、それが試験の合格率を引き下げる結果になっているのではないかと考えています。

つまり、自分がちゃんと勉強して本試験に臨む受験者である限り、FP2級の難易度を考えるうえで参考にすべき合格率は「日本FP協会」で実施された試験のもの、つまりはおよそ40%前後であると考えて良いでしょう。

もちろん、日本FP協会での受験者にはAFP認定研修を先に終えたレベルの高い受験者が多く含まれていることでしょう。ただ、そのような「試験対策講座受講組」が居るのはどの資格試験でも同じことです。

となると、やはり「ちゃんと勉強してきた独学受験者」プラス「講座組」の構成比率が高く、強制的に受験させられ、あまりやる気のない受験者が少ない可能性が高い日本FP協会での合格率が、難易度を考えるうえで参考にしやすいということになります。

40%程度の学科試験合格率から考えられるFP2級の難易度は?

となると、FP2級の難易度はより難しい学科試験のうち、ちゃんと勉強してきている受験者が多いはずである「日本FP協会」の試験結果の状況に依存するといえるのではないでしょうか?

そしてこの「難しい方(学科試験)の合格率が40%程度」というFP2級の試験は、「そこまで難しいものではないもののそれなりの試験対策をしていかない場合には確実に不合格になる」難易度である、ということがいえそうです。

もちろん、「FP2級試験対策講座兼AFP認定研修」を受講している受験者の方に関しては「それなりの試験対策」は十分できているでしょうが、独学で勉強している場合には「ちゃんと勉強しないとさすがに落ちる」ということを意識しておく必要があるかと思います。

また、FP2級の試験は出題範囲が広い分、一夜漬けでなんとかなってしまうような試験ではないはずです。「この程度の試験なら…」と考えて直前まで手をつけずに居るのはかなり危険でしょう。

まとめ

今回はFP2級の難易度について、この試験単体で考えるとどの程度なのかということについて考えてきました。

正直、FP2級の試験はしっかり勉強していけば独学でも確実に合格できるものです。そして異様に合格率の低いきんざいの学科試験を考慮外におけば「そこまで難しい試験ではない」と捉えることもできるかと思います(もちろんFP3級と比べると段違いに難しいものですが)。

しかし、だからといって適当にやって最後に詰め込めば良いのかというとそうではないはずです。何もせずに過ごしておいてから本試験直前にまとめて勉強しよう、などと思っても失敗するのは明らかです。

とにかく、このFP2級という試験は「勉強すれば結果がついてくる」試験のはずです。やればやっただけ合格できる確率も比例して上がってくるでしょうから、可能な限り時間を取って試験対策に充てていくべきでしょう。

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