税理士試験 修正液/修正テープをを忘れず準備しなくては…

税理士試験まで残りおよそ1ヶ月、本来であればここからラストスパートをかけていくのが正解のはずですが、だらけてしまいなかなか勉強が進みません。

この試験は「何をどう勉強すべきなのか?」について具体的なことがわからず、試験対策自体がちょっと迷走気味なのもそれに拍車をかけています。一応は簿記論については過去問を、財務諸表論については今のままの試験対策を続けていくつもりではありますが…

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ところで、2019年度の税理士試験から試験自体にいくつか変更になった点があり、そのうちの一つが「本試験中に修正液・修正テープを使うことができるようになった」というものです。

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今回は税理士試験で新たに使用可能になったそれらのアイテムについてちょっと考えてみることにします。

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税理士試験はボールペンでの解答ゆえに訂正が面倒

税理士試験はそもそっも、科目にかかわらず「黒または青のボールペン」で解答を作成することが要求されている試験です。

この方式はこれまで受験してきたFP技能検定や宅建試験、そして似通ったタイプの資格試験である日商簿記検定とも違うもので、今のところ僕は税理士試験以外にこういった試験は知りません。法律系の資格でならどこかにありそうですが…

で、既に税理士試験を受験したことがあるという方はご存じかと思いますが、この「ボールペンでの解答」というのは非常に厄介でして、計算ミスに後で気がついたときや単純に書き間違いをしてしまったときなど、様々なシーンでの「解答の訂正」が大変面倒なものになっています。

鉛筆やシャーペンで解答できる他の資格試験では、もし何か間違いに気がついて解答を作成し直すとしても、該当する部分を消しゴムで消し、そこに新たな解答を記入すれば良いだけです(マークシートの場合はかなり慎重に消しますが)。

しかしボールペン解答の税理士試験においては、まず誤った部分を取消線で削除し、そのうえで空いた部分に新たに解答を記入し直す必要がありました。

そのため「後から訂正すること」を想定し、あらかじめ小さい文字で回答欄を埋めていく必要があり、元々字が大きめの僕にとってはかなり苦痛な作業です。

ところが今回の試験から「修正液または修正テープ」が使用できることになり、この煩わしい作業がなくなる可能性が出てきました。しかし、時間のない税理士試験で「修正液で消して乾くまで待つ」ような暇があるのか?ちょっと疑問ではあります。

以下では、このことも踏まえて「税理士試験における修正液・修正テープ」について考えていくことにします。

新しい「A4」の用紙は解答欄が小さいかも

2019年の税理士試験から変更になった点は「修正液・修正テープ」以外にもいくつかあり、そのうち一つが「解答用紙がA4サイズに変更された」というものです。

税理士試験ではこれまで「B4版」というあまり使い慣れないサイズの解答用紙を使用していました。このサイズ、コピー機によっては入れる棚があるかと思いますのでほとんどの方がみたことはあるかと思いますが、地味に大きい用紙です。

そして、その用紙に印字されている解答欄はもちろんそれなりの大きさであり、サイズ的には簿記論・財務諸表論の計算問題でも「取り消して書き直す」ぐらいのことはなんとか可能なものでした。

で、これが「A4版」の用紙に変わるということですから、同じ量の解答をするにあたり「1問あたりのスペース」が小さくなってくるということです。

もちろんその分解答の要求量が減ってくれば同じ大きさの解答欄を維持できるかとは思いますが、税理士(鬼畜)試験が問題量を減らすというようなアマいことをしてくれるとは考えられないため、ここは「用紙の縮小に合わせて解答欄も小さくなってくる」と考えるのが妥当でしょう。

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そうなってくると特に簿記論や財務諸表論の計算問題においては、これまでのように二重線で取り消し、余白に新たな解答を書き込むという方法ではスペースが足りなくなってしまうようなことも考えられます。

となればやはり今年以降の税理士試験では「修正液または修正テープ」を使用する、というか最低でも本試験には持ち込んでおく必要がありそうです。

もちろん、2019年度の試験で「要らなそうだ…」となった場合には2020年度からは持ち込まないという手もありますが、とにかく変更初年度である今年の試験では電卓に並ぶ必須アイテムとなりそうです。

修正液と修正テープはどちらが良いのか?

さて、問題は「修正液と修正テープ」という2つのアイテムのうち、どちらが税理士試験の本試験での使用に向いているのか?という点です。

ということでここからは「修正液」と「修正テープ」それぞれのメリット/デメリットを思いつく限りで確認しておこうと思います。

修正液のメリット・デメリット

まず「修正液」の方なんですが、こちらは昔ながらの、というか昔過ぎて実際にまともに使用したことは殆どありません。

使ったといえばせいぜい小学校のときに先生の机に入っていたものを悪戯で大量に消費したぐらいで、”訂正”が必要な文書に触れるような年齢になったときには既に修正テープの方が主流でした。

で、この液体タイプの修正液は乾くまでに相当時間がかかるようで、表面が乾いたため鉛筆などでプスッといってみると、中がまだレアな半熟目玉焼きみたいな状態になっており、周囲が白く汚れる感じだったと記憶しています。

もしそれを税理士試験の本試験でやらかし、解答用紙の「本来修正すべきでない部分」に修正液が付いてしまった場合、そこもまたなんとか取り繕う必要があります。もちろんそんなことをやっているとかなり時間を無駄にしそうです。

しかしこの修正液、昔からあった青と白?のボトルのものだとは思いますが、先端、つまり液体が出てくる部分が尖っており、かなり細かく修正することができるはずです。

修正テープの場合には「一文字だけ」とか書き直したい場合にはかなり慎重にやらないと横の文字までテープが被ってしまい、結局まるごと書き直さなくてはならないようなこともありますが、修正液であればその心配はなさそうです。

そのあたりに関しては現代的な修正テープよりも、昔ながらの修正液の方が上回っているといえそうです。

修正テープのメリット・デメリット

次は「修正テープ」なんですが、こちらに関しては書き間違いやタイプミスが非常に多い僕にとっては必要不可欠な筆記用具です。

この修正テープ、取り消したい部分を白い帯でなぞるだけであることから、素早く訂正することができる他、修正液のようにうっかり変なところに付いてしまったり液漏れしたりする心配はしなくて良いものです。

また、「乾かす」という手間が要らないというのも、修正液に比べて使い勝手が良いといえるポイントでしょう。あと正直どうでも良いですが透明なケースの中になんか歯車的なものが入っていて強そうなのもナイスです。

ただ、修正テープを使った場合に注意しなくてはならないのが横の文字や最悪解答用紙の””枠まで消してしまいそうなこと」、そして何といっても「何らかの理由で剥がれてしまいそうなこと」です。

もし税理士試験の本試験で修正テープを使い、誤って解答欄の枠まで消してしまった場合には、その箇所が採点されるかどうかちょっと疑問です。

また、もし回収された後の解答用紙が何らかの原因で擦れてしまったりした際に、修正テープそのものがボロボロと剥がれ、解答自体が”なくなってしまう”可能性もあります。

そう考えると、一見便利そうな「修正テープ」の方もかなりリスクがありそうな感じです。

どちらを使うべきなのかは本試験前に練習問題で試して決めます

修正液と修正テープ、今年から税理士試験で使用できることになったこの2つのアイテムにはどちらもメリット・デメリットがあるようで、頭で考えただけではどちらを選択すべきかの判断をすることは難しそうです。

ということで、本試験までの間にどこかで試してみる必要がありますから、直前ぐらいのタイミングで両方購入してみて、良かった方を買い増していくつか持ち込むことにします。

で、実験には簿記論の本試験形式の過去問や練習問題を用い、解答用紙を「A4サイズ」でコピーして試してやってみることにします。使うのはこの間購入した「税理士試験 簿記論直前予想問題集」あたりが良いでしょうか。

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この問題集はコピーして使える解答用紙も付属しているため、修正液・修正テープの「使用感の検証」にはちょうど良いはずです。また、何度も解いて問題を覚えてしまっているのでは?という点については、何度やった問題でも余裕でミスしまくるため心配ありません。

そして、もしそれでもどちらが良いのか判断が付かなかった際には、あきらめて両方持って行き、気分次第で使い分けることにします。

まとめ

今回は2019年度の税理士試験から使用することができるようになった「修正液/修正テープ」についてでした。

この2つのうちどちらが本試験での使い勝手が良いのか?このあたりがちょっとわかりかねるため、計算問題で解答欄が小さくなってくるであろう簿記論の練習問題で使ってみて確かめることにします。

また、Amazonで探せば「両者のいいとこ取り」みたいな商品がでているかもしれません。もしそのようなものがあればこの件については心配する必要がなくなる可能性があるわけですから、迷わず購入して使ってみます。

とにかく、このことに関しては一度税理士試験の本試験で試してみる必要があります。8月以降、何か発見があったらまた記事にするかもしれません。

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