FP試験対策 実技試験で問われそうな生命保険の特約

FP2級の本試験まであと3日となってしまいました(2018.1.25現在)。
まだ対策が十分でない感が凄いんですが、過去問集と問題集を使って地道に勉強している次第です。
※過去問集・問題集を購入した際の記事は以下↓
FP試験対策 FP2級の過去問を購入、内容と感想など
FP試験対策 FP2級の問題集を購入してみて、感想など

で、ここまでくるとやはり「苦手な論点」というものがはっきりと現れてきます。
ひとつは「社会保険」についてなんですが、
これについてはこの間まとめの記事で再確認しました↓
FP試験対策 ライフプランニングと資金計画 まとめ②
そして、もうひとつ「苦手だ」と感じていたのは、リスクマネジメントの範囲についてです。
もちろん、苦手だとわかった以上重点的に対策すべきなんですが、
今からではもう本試験まで時間がないため、どうしようか…と思っていました。

そう思いながらも過去問集と問題集を解いていったわけですが、
「実技試験」において、この論点から”受け取れる保険金額”を問う問題が出題される傾向にあることが見てとれました。

保険金の金額を問う問題の内容としては、
まず、「資料」として保険の契約内容を示したものや、本契約及び特約について示したものが与えられており、
それに基づいて、「~~となった場合○○円の保険金が支払われるのか」といったようなことを聞いてきます。
そこで出てくる「資料」の保険契約には、何かとたくさんの特約が付されており、
保険金を受け取ることができる状況により「どれがもらえてどれがもらえないか」が違ってくるため、
問題にある状況で発動する特約の種類と、そこで受け取ることができる金額がしっかりわかっていないと正解できない仕組みのようです。

ただ、特約といってもかなり種類がありますし、どれが出題されるのかは正直わかりません。
それでも、テキストや問題集、過去問にあるような特約については、出題される可能性が高いとみていいでしょう。
そこで以降では、重要度が高そうな特約について、その内容や保険金の支払い条件などについて確認していきたいと思います。

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Contents

定期保険特約

定期保険特約は、終身保険に追加することによって「一定期間の保証を厚くする」もの。
契約の方法は「全期型」と「更新型」があり、更新型を選択した場合には更新ごとに保険料が高くなってきます。

ぱっと見これが一番付けられていそうです。
確実に出題されるとは限りませんが、「実技試験」だけに絞らなければ、
まぁどっかに一回ぐらいは出てきそうです。覚える他なさそうですね。

特定(三大)疾病保証保険特約

これもなんとなく出題されそうな特約ですね。
これは、「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」によって一定の状態になった際に、
「生存中であっても保険料が支払われる」というものです。
もちろん、上記の保険金を受け取ることなく死亡した場合には、
その理由に関わらず保険金を受け取ることができます。

気をつけたいのが、この特約を使わずに死亡した場合でも保険金を受け取ることが出るところでしょう。
問題文において、がんなどの特定の疾病にかかった旨の記載がない場合、
関係ないと思って見過ごしてしまいそうです。
おそらくですが、問題を出す側もそこでの「足し忘れ」を狙った選択肢を用意してくるかと思います。
引っかからないよう十分に注意したいところです。

先進医療特約

この特約は、医療保険の対象とならないような「先進的な」技術を用いた治療のうち、
「厚生労働大臣が定める先進医療」を受けた際に保険金が支払われるものです。

ここでポイントとなりそうなのは、保険に加入した後に厚生労働大臣によって定められた先進医療を受けた場合についてです。
この特約は「治療を受けた日現在」で認定されている先進医療について保障するものであるため、
保険加入後に「大臣指定」となったものについても保険金を受け取ることが可能になります。

災害割増特約・傷害特約

これらは突発的な事故が原因となって、180日以内に大変もないことになってしまった場合に保険金が支払われるものであるとのこと。
「災害割増」と「傷害」というように違うものとなっていますが、
どちらも傷害と死亡によって保険金が貰えるグループとのことです。

災害入院特約・疾病入院特約

これらは「入院」に関する特約です。
こちらも「災害」と「疾病」に分かれていますが、その名の通りのことが原因で入院した際の保障となります。
また、「災害」の方は上記の災害割増や傷害と同じように、180日以内という条件がついているようなので注意が必要です。

これら入院によって支払われる特約は、「日額○○円」みたいな感じで問題文に載っているようなので、
もんぢで示された入院日数に応じてトータルの支給額を計算する必要がありそうです。

通院特約

続いて「通院」に関する特約になります。
通院特約は、病気などで入院し、「退院後の通院」に対して給付されます。

これは退院後の治療を保障するものであって、
普通の通院には適用されないみたいですね…
ちょっとどうかわかりませんが、一応ひっかけ問題なんかに使われるかもしれないですし、
学科試験のほうで「誤りの選択肢」として登場する可能性もありますので注意しておくことにします。

リビングニーズ特約

こいつはよく登場するやつですね。
この特約に入っていると、余命6ヶ月以内と診断されたときに、
存命中に保険金の受取ができるというものです。

で、貰ったときは非課税となって、最後まで使い切らずに残った分が相続税の課税対象になる、とのこと。
このとき、相続税の「500万円×法定相続人の数」という控除は適用されないことになるみたいです。
また、リビングニーズ特約を付す際には追加の保険料はかからない、というところもポイントになりそうですね。

収入保障特約

これはテキストのほうには記載がありませんでしたが、
過去問集では、実技試験の問題で登場していたので、出題履歴はあるということでしょう。

収入保障特約は、「死亡」や「高度障害」となった際に、保険金を年金形式で受け取ることができるもので、
受け取れる年金の回数が決まっているタイプと、満期まで年金が受け取れるタイプがあるとのこと。
過去問集で見たのは、「~~万円 ○○歳まで(最低保障×年)」という記載があるもので、
普通に「~~万円」のところだけを答えると不正解!
「○○年」の間貰えるのだから、残りの貰える年数を考えて解答しましょうみたいな感じのやつでした。

残り時間が少なくなって焦っていたりすると、ぱっと目に入った数字で解答してしまうかもしれないので、
こういった「継続して何かあるタイプ」のものには注意しておきたいものです。

まとめ

「生命保険」というと、死亡時に一括で保険金が出るのみ、みたいなイメージですが、
上記のような特約を付すことで、様々なパターンに対応することができるようです。
ただ、保険商品である以上、よくわからない様々な特約が開発され続けているでしょうから、
全部覚えてしまおうなんて思っても無理でしょうね…
ゆえに一旦は試験で出そうなところだけ押さえておくのが得策であるのは間違いないでしょう。
で、とりあえず試験(2018.1.28)が終わったら、その後すべてについてしっかり確認していく手法でいきたいと思います。
なお、そのときは以下のページで全部再確認しようと考えています↓
生命保険文化センターHP 特約の種類

まず、今回は上記の特約について、なるべく覚えておくように心がけていきます。無理かもしれませんが!

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