AFP認定研修の修了までに必要となる費用はどのぐらい?

FP2級の試験に合格し、「2級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)」の資格を得たのであれば、どうせならその先の「AFP(民間資格)」として、常に最新の教育を受けているファイナンシャルプランナーとしての認定を得たい、と考える方は僕以外にも多数いるはずです。

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AFPとしての認定を受けるためには、基本的に日本FP協会の認定する教育機関にて「AFP認定研修」を受講し、そこで課される提案書の作成を始めとした課題をクリアする必要があります。

そして、AFP認定研修は”民間の”認定教育機関が実施しているものですから、当然タダで受講できるというわけではなく、それなりの受講料を納めなくてはなりません。

では、AFP認定研修を修了し、日本FP協会からAFPとしての認定を受けるまでに必要な費用はどのぐらいなのでしょうか?今回はこのあたりについて、受講手数料だけでなくそれに付随するコスト等も含めて確認していこうと思います。

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AFP認定研修の受講手数料は「課程」により異なる

まず前提として、AFP認定研修の受講手数料はその「課程」によって大きく異なります。

AFP認定研修にはいくつかの課程がありますが、その中で代表的なものは2つ、「基本課程」と「技能士課程」です。

このうち「基本課程」は、未だFP2級の試験に合格していない方向けの講座となっており、その修了をもってFP2級の受験資格を得ることができます。一方、既にFP2級の試験に合格済みの場合には「技能士課程」の方を受講することになります。

この代表的な2つの「課程」の主な違いは、基本課程がFPの試験範囲である6つの分野に関する講義動画を受講し、その後提案書の作成に移るのに対し、技能士課程ではほぼ最初から提案書の作成に取り組むことになるという点です。

そうなると、当然両課程を受講するための受講手数料は大きく異なってくるわけで、「技能士課程」は「基本課程」と比べて半分かそれ以下ぐらいの手数料となっています。

なお、課程による受講手数料の違い以外にも、受講する教育機関による違いがあります。そのあたりも以下で確認しておきましょう。

同じ課程でも認定教育機関によって受講料は大きく異なる

ここまでは、AFP認定研修の「課程」の違いにより、必要となる受講手数料が異なってくることを確認しましたが、ここからは「認定教育機関」による手数料の違いを見ていくことにします。

各課程の受講手数料を日本FP協会のHPで確認すると、それぞれ以下のような開きがあることがわかります↓

AFP認定研修の「課程」受講手数料講義の件数
技能士課程8,600円~54,000円27件
基本課程21,600円~155,952円251件

※参考:日本FP協会HP「AFP認定研修の検索」
※検索結果はすべて受講形態を「通信」としたものを使用

AFP認定研修では受講する認定教育機関によってその手数料に大分ばらつきがあることがわかります。しかも、同じ認定教育機関が実施しているものであっても、内容が少し異なることによって手数料も異なるものが複数あったりしますので、講義内容等をよく確認して選択すべきでしょう。

ちなみに、僕が受講したのは「資格の大原」が実施している「技能士課程」の講座で、受講手数料は20,000円でした。これは技能士課程としては平均的な価格設定のようで、極端なものを除いて大体がこのぐらいの受講手数料となっています。

一方、「基本課程」の方は件数もかなり多く、価格水準も安定しません。どうも、高額な講座は普通の通信講座形式ではなく、資格スクールの校舎などに常駐しているプロの講師に質問等ができるがのタイプのようで、同じスクールが地域ごとに募集をかけているため、講義の件数が膨大になっているようです。

そういってものを除き、一般的な通信講座(DVDや講義動画の配信など)で募集しているものは、およそ50,000円~70,000円といったような価格設定となっていました。なお、その中でもやはり「コース」によって多少内容が変わっているようです…

認定教育機関ごとの受講手数料の違いについては、HPの情報だけでは「どのような理由でその価格設定になっているのか?」ということを判断するのは難しいかもしれません。なので、実際にいろいろなスクールに片っ端から資料請求をしたほうが無難かと思います。

また、実際にその講座を受講した方が体験談などをネットに流している可能性もありますので、そういったものが見つかったのであれば、選択の際の判断材料として有用であると思います。

「技能士課程」は確かに低コストだがFP2級・FP3級の受験手数料も必要

次に、AFP認定研修の代表的な2つの課程のうち、基本課程に比べて受講手数料を安く抑えることができる技能士課程について、忘れてはいけない「その他の費用」を確認しておきます。

まず、AFP認定研修で「技能士課程」を選択するためには、既にFP2級の試験に合格した状態、つまり「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」の資格を取得した状態でないといけません。

で、そのためにはFP2級のみならず、ひとつ手前の資格であるFP3級をも取得する必要があり、その試験対策のためのテキストや問題集、さらには受験手数料など、AFP認定研修を受講する以前に追加的なコストがかかってきます。

もちろん、基本課程でもFP2級の受験は必須となっており、その受験手数料は別途必要になってくるわけですが、その場合には認定研修自体が試験対策として機能することから、市販されている書籍を用いて勉強するということはする必要がないはずです。

確かに技能士課程では受講手数料が低く抑えられており、一見お得のような気がしますし、FP2級の試験に一発合格できるのであれば、基本課程から入るよりも試験対策等に時間はかかるものの、全体的なコストは低くなるはずです。

しかし、試験対策の効率が悪くいとか、テキストが残念なものだったとかでFP2級の試験に何度も不合格になってしまうようでは、そもそもAFP認定研修の受講前にかなりの出費を強いられることになります。

FP2級・FP3級の試験は独学でも十分に一発合格できるレベルのものですが、もし、FPの出題範囲が畑違いの内容で勉強が進まないかも…という場合には、もしかしたらコスト面でも「基本課程」で入るのが良いのかもしれません。

最終的に必要となる費用

最後に、FP2級の受験手数料やその他諸々の費用なども含めて、技能士課程、基本課程それぞれの修了までに要する費用を確認します。なお、ここでは提案書を送るための書留にかかる費用など、ちょっとしたものは除いています↓

技能士課程

技能士課程では、まずFP3級、続いてFP2級の試験に合格する必要があり、その後に受講がスタートします。ですので、それら2つの試験対策を自分ですることになり、その分追加的なコストが発生することになります。

費用(おおよその)金額
FP3級受験手数料6,000円
FP3級試験対策費用1,500円ほど
FP2級受験手数料8,700円
FP2級試験対策費用5,000円ほど
AFP認定研修受講手数料8,600円~54,000円
合計29,800円~75,200円

選択する認定教育機関によってかなり差はありますが、技能士課程であれば修了までに10万円を超えるということはなさそうです。

ちなみに上記の表では「FP3級」の試験対策にかかる費用を1,500円程度としていますが、これは大体テキスト1冊分と考えてのことです。この分に関しては、どうせAFPの認定までを目指すのであれば、最初からFP2級のテキストや問題集を使用することでカットできる可能性があります。

基本課程

次に、基本課程を選択した場合について確認します。基本課程ではFP3級の試験を受ける必要がありませんし、講義動画の中でFP2級の試験対策もバッチリこなしてくれるはずですので、シンプルにFP2級の受験手数料とAFP認定研修の受講手数料のみが費用としてかかるということになりそうです↓

費用金額
FP2級受験手数料8,700円
AFP認定研修受講手数料21,600円~155,952円
合計30,300円~164,652円

基本課程はAFP認定研修の受講料自体が高いものの、その他諸々の経費が少なくて済みます。場合によってはこちらの方がトータルコストが低くなるかもしれませんが、基本的には多少高額でも最短でAFPまで到達できるもの、と考えておいた方がよいでしょう。

まとめ

今回はAFP認定研修のコストについて、基本課程と技能士課程の比較をしてきました。僕自身、どう考えても技能士課程の方が安く収まるだろうと考えていたわけですが、その他の費用も考えると場合によっては基本課程の方が出費を少なくできるかもしれないということがわかりました。

今後、AFP認定研修を受講したいと考えている場合には、どちらの「課程」で行くべきか?ネットで情報を集めたり、資格スクールに資料請求をしてみたりなど、様々な角度から自分に合ったコースを見つけていくことをお勧めします。

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