日本FP協会の「CFP資格審査試験」は、毎年6月と11月の年2回実施されています。
2018年にFP2級、そしてAFPの資格を得ていますので、ファイナンシャルプランナーに関して、ここから先はこのCFP資格審査試験を受験し、上位資格である「CFP」を目指していくことになります。
そして、その試験がどんな感じのものなのか?ということに関しては、実際に試験を受けてみないとなんともいえません。ただ、おそらくこれまで受験したFP2級やFP3級の試験と比べて相当に難易度が高い試験となっているのは間違いないといえるでしょう。
で、今回は実際にそのCFP資格審査試験を、2019年の6月試験で”試しに1課目だけ”受験してみるべく、そのためのテキストと問題集を購入しました。
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受験してみる課目は「不動産」
今回、つまり2019年6月のCFP資格審査試験で受験してみる課目は、この試験で問われる6つの範囲(FP技能検定と同じ)のうち「不動産運用設計」を選択することにしました。
この選択の理由としては、2018年の10月に実施された宅建試験に合格したばかりですから、CFP資格審査試験における「不動産」の分野に関してはかなり使える知識が残っているはずだというものが挙げられます。
実際、購入した問題集のほうをちょっと確認したところでは、「パッと見て普通に解ける問題」がかなり見受けられました。
もちろん「宅建試験では範囲外の論点」についてもCFP資格審査試験では問われることになっている、などということも考えられますから、現在の実力を過信するわけにはいきません。
まずはテキストの内容をひと通り確認し、既に知っているところやある程度知識があるところ、そして全くわからないところなどを分類していく必要がありそうです。
また、電卓の持込が禁止であった宅建試験に対し、今度は「FP」の試験です。結構ガッツリ系の計算問題が出題されてもおかしくはないはずですので、そのあたりも注意しておく必要がありそうです。
テキスト・問題集は「日本FP協会」から直接購入
さて、ここからは今回購入したCFP資格審査試験対策用のテキスト・問題集について触れていくことにします。
2019年6月のCFP資格審査試験対策として僕が購入したものは、「FPTEXT3 不動産運用設計(日本FP協会)」と「CFP資格審査試験問題集 不動産運用設計(日本FP協会)」の2点です。
どちらも「日本FP協会」が直接出版しているもので、テキストについてはCFP資格審査試験専用というわけではないようでして、「ファイナンシャルプランナーとして知っておくべきこと全般」の不動産バージョンといった位置づけのようです。
で、これらの書籍の価格については以下の通り↓
- FPTEXT 不動産運用設計:税込1,944円
- CFP資格審査試験問題集:税込756円
ちなみに今回購入したのは「不動産」のもののみですが、他の5つの課目についても同じ価格でそれぞれテキストと問題集が出ています。
そして、これらを購入したのはいつものAmazonではなく、日本FP協会のHPから直接購入というかたちでしたので、別途送料がかかっています。
もちろん同じものが送料のかからないAmazonで売っていないかも確認しましたが、古いものばかり出品されていたりして目的のものを見つけることができなかったため、普通にFP協会から購入することにしました。
で、これらのテキスト・問題集を選択した理由としては、市販のテキスト・問題集がどれも「FP1級」用のものであり、「CFP資格審査試験」に対応しているのかどうかについてはわからない、ということが挙げられます。
以前、FP2級までの試験を受験したときに使用していた「みんなが欲しかった~」シリーズの上位版を使うことも考えましたが、2級のものは「FP2級・AFP」との記載があったのに対し、1級のものは「CFP」との表記が見つかりませんでした(表紙のみしか見ていませんが)。
そこで、今回は”安全策”としてCFPの資格認定を行っている日本FP協会が直接発行しているテキスト・問題集を使用していくことにしました。
対応関係が不明なものを使い、いざ本試験で「全く知らないところが出題された」等ということになっては損ですから、これから先受験する残りの課目でも同じようにしていく予定です。
テキスト・問題集の内容は?
次は、購入したテキストと問題集の”中身”がどのようなものであるのかについて確認していくことにします。今回は同時に2冊購入しましたので、テキスト・問題集それぞれに分けてみていきます。
テキストに関して
今回CFP資格審査試験のために用意したテキストは、先程も少し触れたように「試験専用」というわけではなく、「ファイナンシャルプランナー」としての知識を確保するためのテキストとしての位置づけになっているようです。
そのため、「試験ではアレが出るコレが出る」ということが書かれているわけではなく、不動産に関してファイナンシャルプランナーにとって有意義な知識が分け隔てなく記載されているようです。
そして、どうやらこれは日本FP協会に入会したときに送られてきた「FP学習ガイド」で示されていたものと同じ内容になっているようで、FP学習ガイドにおいて「ここを知っておかなくてはならない」としていた内容を詳しく解説したもの、といった印象です。
また、表紙に「CFP教育カリキュラム準拠」との記載がありますので、CFP資格審査試験のテキストとして使うことも想定されたものであることがわかります。というかそれでなくてはCFPの試験で使うべきテキストを他に見つけることができませんが…
で、内容としてはこれまで使っていたFP2級などのテキストと比べると「文章での説明がメイン」という感じになっており、少々お堅い印象のものとなっています。
ただ、税理士試験のテキスト等のように「ほとんど字ばっかり」というわけではなく、ところどころに図表を使った説明がなされていますので、多少は使いやすいのか?という印象です。
それ以外にも、ところどころに「ケーススタディ」として事例形式の解説がありました。CFP資格審査試験の本試験では、こういった形式の問題文から必要なことを答えるという設問があることも考えられますので、飛ばしたりせずにしっかり確認しておこうと思います。
問題集に関して
一方、今回購入した日本FP協会が発行しているCFP資格審査試験用の問題集については、「本試験の過去問を収録したもの」つまり過去問集になっているようです。
収録されている問題は「2018年度第2回(11月)」のCFP資格審査試験の問題(出題数50問)で、それに解答と詳細な解説がついたものになっています。
正直、1回分ぐらい完璧にしていったところで全ての論点に対応できる可能性はないとは思いますが、実際の試験でどのような問題が出題されているのか?など、そこからわかることは十分に役に立つはずです。
今後、もし余裕があればAmazonなどで出品されている「もっと前の本試験問題」についても購入し、内容を確認していきたいと思います。ただ、その際は出題されている内容が次回以降の試験の法令基準日に合致しているのかということを把握しておかなくてはなりませんが、これは日本FP協会のHPでも確認することができるはずです。
今後のCFP資格審査試験の対策
今回、CFP資格審査試験対策のテキスト・問題集を購入したことにより、これから先は6月までの間なんとか合格できるよう試験対策を進めていくつもりです。
ただ、その分現在やっている税理士試験(簿記論・財務諸表論・酒税法)の勉強が疎かになってしまうことも考えられます。どちらの資格試験対策も同じペースでやっていく、というのはちょっと困難でしょうし…
とりあえず、それらをどのような配分でやっていくかについては今後上手いこと調整していく必要がありますが、どちらかといえば合格に近いはずである「CFP資格審査試験(不動産のみ)」を中心に持って来たいとも思っています。
で、そのCFP資格審査試験に関しての具体的な対策としては、まずテキストの内容から確認していき、現時点でわからない、知識がないようなところを中心に勉強していくという方法をとろうと考えています。
その後、今回購入した「CFP資格審査試験問題集(不動産運用設計)」や、今後追加で購入するかもしれない問題集を用いて、本試験での出題の傾向などを把握していくことにします。
なんにせよ、本試験までの時間は結構限られていますから、宅建試験のときほどではないにしても、かなり根をつめて勉強していく必要がありそうです。
まとめ
今回は6月に実施される「CFP資格審査試験」の対策を開始するべく、テキストと問題集を購入したことに関してと、それらの内容についても少しだけ触れました。
今回受験するのは6つの範囲のうち「不動産運用設計」のみに絞っており、どちらかといえば”お試し受験”というような感じですが、やるからには合格を目指して生きたいと思っていますので、それなりの勉強時間は確保する予定です。
今後、CFP資格試験対策の勉強を進めていく中で新たにわかったことなどがあれば、またこのブログで記事にしていきたいと思います。