毎年6月、11月の年2回実施される「CFP資格審査試験」、僕は今回(2018年6月)の実施分については試験対策期間が足りないと判断したため見送ることになりましたが、11月の試験では2課目ないし3課目は受験しておきたいと思っています。今回受験される方は頑張ってください。
さて、CFP資格審査試験を受験するにあたり、8月以降から本格的な試験対策(宅建の試験対策と同時に)を進めていこうと思っており、まだテキスト等は購入していません。
しかし、まだ勉強を始めてもいないタイミングであるにもかかわらず、なかなか良さげな資料を発見?してしまいました。以前の記事で紹介した日本FP協会から届いた荷物のうちの一つである「FP学習ガイド」です。
ちなみにAFPとして登録した結果、認定証やカードなどと一緒に届いたものですので、CFP資格審査試験を受験する方の大半はこの「FP学習ガイド」を持っているんじゃないでしょうか?”必携”とか書いてありますし…でも届いてから一度も開いたことがない、という方も多いような気がしなくもないです。というわけで今回はこれについて詳しく見ていこうと思います。
Contents
FP学習ガイドに書かれていること
AFPまでとは違い、CFPの試験となると、独学ではどこから手をつけてよいのか?ということと、さらにはどの程度までできるようになればよいのか?ということがわからず、効率の良い試験対策ができるか不安でしたが、この「FP学習ガイド」にCFPとして必要なことが記載されているようなんです。
この冊子の導入部分の説明にも以下のような記載がありました↓
FP学習ガイドの活用
「CFP資格審査試験」の出題範囲のベースとなるもの
※日本FP協会(2018)「FP学習ガイド<平成30年4月1日改訂版>」
もちろん、ここに書かれていることが「CFP資格審査試験」で出題されるすべての論点、というわけではないようで、時事的問題などについては「FPが当然知っておくべき事柄」であるということで、出題される可能性があるとのことでした。
とはいえ、その点に関してはFP2級・AFPや、FP3級の試験でも同じことが言えますので、FPに関する資格試験では、どのレベルにおいても「テキストや問題集からの学習」と「関係してきそうな事項について常に最新の情報を仕入れておく」ということは別々にやっておかなくてはならないようです。
で、この「FP学習ガイド」から得られる情報は前者、テキスト等を用いた試験対策と同様のものであることがわかります。とにかく、そんな感じであるということを頭に入れて使っていこうと思っています。
内容はどんな感じ?
さて、FP学習ガイドの中身はどんな感じになっているのでしょうか?外側から見ると特に価値のなさそうな冊子になっているんですが(それゆえ開かずに放置する人が多そうと判断した)、中身は小さい字でびっしり書かれており、全体を通してみると相当な情報量です。
で、最初に導入部分が入った後、それぞれの分野ごとに「CFP知識・応用」「AFP知識・技能」の2つの欄に分かれており、CFPまたはAFPとして必要となる知識・スキルが列挙されています。なお、分野、というかセクションは7つに分かれており、以下のような構成になっています↓
- パーソナルファイナンス~ライフプランニング・リタイアメントプランニング~
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- リスクマネジメント
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
- 提案書の作成
基本的には国家資格のFP技能検定で出題される範囲と同じで、それに加えて提案書の作成についても勉強させるつもりのようです。
しかし「提案書の作成」についてもCFP資格審査試験で関連する事項が出題されるということでしょうか?AFP認定研修の提案書ですら結構苦労したのに、さらに厄介なことになりそうです…
※AFP認定研修の提案書が苦労した話は以下↓
一応、FP学習ガイドの巻末にある「付録1 CFP資格審査試験の試験科目と学習方法」では安定の6つの範囲についてしか記載がありませんので、「提案書」についてまで出題される可能性は低いと思います。しかし、今後のCFPに関する研修的な何かがあった際には提案書の作成についても考えさせられることでしょう…
具体的にどう使っていくべきか?
最後に、FP学習ガイドを具体的にどのように試験対策に使っていくのかについて考えました。正直、まだテキストを購入していない段階であるためなんともいえませんが、以下のような使い方をしていこうと思っています↓
- テキストで内容を確認
- 問題集などで実際にその論点の問題を解いてみる
- FP学習ガイドでそれについてしっかり理解できているか確認
- できていそうなら次へ、「もう少し」と思えば再びテキストで確認
- 以下無限ループ
FP2級までの試験対策では、テキスト⇔問題集(過去問集)の繰り返しでしたが、CFP資格審査試験の対策ではこれにFP学習ガイドでの確認も追加していく感じにしていきます。
なお、今考えているやり方は”想定”ですので、実際にやってみてなんか違ったら修正するかもしれません。
まとめ
今回はFP協会に登録した際にもらった「FP学習ガイド」がCFP資格審査試験の対策に有用なんじゃないかということでした。
今後、実際に本格的な試験対策を始めたら、どの程度の価値があるのか?とか最も有効な使い方などがわかってくると思いますので、そのときにはまた記事にしていきます。