FP2級・FP3級の試験(FP技能検定)に関して、「2019年1月試験」の受験申込期間が11月12日(月)から開始されます。
2級・3級FP技能検定(2019年1月試験)日程
- 受験申請期間:2018年11月12日~12月3日
- 試験実施日:2019年1月27日
- 合格発表:2019年3月7日
参考:日本FP協会HP「試験日程」
このブログでは以前、試験申込後、本試験当日までに確認しておくべきことについては記事にしましたが、今回はその前、受験の申し込みをするまでに確認しておくべきことを見ておこうと思います。
Contents
受験の申請方法
FP2級・FP3級の受験申請は、郵送によってすることもできますが、便利なのはネットを使った受験申請でしょう。
ネットでの受験申請は、FP技能検定の試験実施団体である日本FP協会のHPまたは金融財政事情研究会(きんざい)のHPからすることができ、2級・3級ともに自分の選択する実技試験(後述)によってこのどちらかから選択して申し込みをすることになります。
受験に要する費用は以下のとおりです↓
2級・3級FP技能検定 受験手数料
- FP3級(3級FP技能検定)
⇒学科・実技:各3,000円(両方受験の場合6,000円)- FP2級(2級FP技能検定)
⇒学科:4,200円・実技4,500円(両方受験の場合8,700円)参考:日本FP協会HP
また、FP3級の試験については受験資格というものはなく、誰でも受験することができるようになっていますが、FP2級の試験に関しては以下のいずれかが受験資格として必要となります↓
- AFP認定研修の修了
⇒受験申請に際して研修の受講者番号が必要 - FP3級(3級FP技能検定)の合格者
⇒FP3級の合格番号が必要 - FPの業務に関連する2年以上の実務経験
⇒勤務先と経験年数について自己申告が必要 - 金融渉外技能審査3級の合格者
⇒合格証書のコピーが必要
今回FP2級の試験を受験しようと考えている方は、受験の申請前にこれらの証明書等が手元にあるかをしっかり確認し、もし無いようであればしかるべき機関に問い合わせておくべきでしょう。
※FP2級の受験資格に関して詳しくは以下の記事から↓
なお、このブログでは以前にFP2級の受験申請方法について、実際に申請をしながらそのやり方等の記録をとったことがありました。「日本FP協会」で受験申請をする場合についてのものですが、2級・3級とも似通ったやり方になってくるはずですので、そちらもご参照ください↓
FP技能検定の受験申請期間は割りと長くなっていますが、何か必要なものが見つからなかったときのことを考え、余裕を持って手続を開始することをお勧めします。
実技試験の課目選択
次に、FP2級・FP3級の試験を受験するうえで最も戸惑うことが多いであろう「実技試験の課目選択」についてです。
今回2級を受験する方は既にご存知のことかと思いますが、FP技能検定は学科試験のほかに実技試験を受験しなくてはならず、その両方に合格することによって最終的な「合格」となり、FP技能士(国家資格)が得られることになっています。
で、「実技試験」といっても普通にペーパーテストで実施され、勉強の仕方としては学科試験となんら変わりがないんですが、すべての受験者が共通して受験する学科試験とは異なり、実技試験では「2級5種類」「3級3種類」のなかから自分で選択したものを受験することになります。
この実技課目の選択によって、日本FP協会で受験するのか、それともきんざいで受験するのかが異なってきますし、課目によっては年3回のFP技能検定のうち、1回または2回しか実施されていないようなものもあります。
FP2級(2級FP技能検定)の実技試験の課目選択については、このブログで以前確認した記事がありますので、特にどれを受験したいか決まっていない、課目選択に悩んでいる、などという場合にはご参照ください↓
また、FP3級(3級FP技能検定)の課目選択についても、その後FP2級に進むことを前提としたものですが、一応まとめたものがあります↓
なお、実技試験の配点は公表されておらず、受験後の合否判定には大手スクールの予測を使うなどしなくてはなりませんが、そちらも多少のズレは出てくるはずですので「確実に合格できる出来高」を目指して勉強していくべきでしょう。
試験問題の法令基準日
最後に、今回実際の試験で出題される内容が、どの時点で適用されている法制度を基準にして出題されるのかを確認しておきます。
2019年1月27日実施 2級・3級FP技能検定 法令基準日
⇒2018年10月1日時点
参考:日本FP協会HP「3級FP技能検定・2級FP技能検定 試験要綱」
FP技能検定は出題範囲がかなり広く、その分関係してくる法令や制度なんかも多岐にわたります。すると、それらに改正が入る度に試験で出題される内容も「法令基準日ごと」のものに変化してきます。
今回に限らず、FP技能検定の受験申請をする場合には、あらかじめ法令基準日を確認しておくべきですし、テキストや問題集などもそのとき受験する試験に合った、最新のものを間違えずに購入することに注意する必要があります。
まとめ
FP技能検定は年に3回実施され、一つ前の試験の合格発表があったと思えば、すぐに次の試験の受験申請が開始されます。
この受験申請に際しては、「必要なものが見つからない、どこかに行ってしまった…」などのトラブルを防ぐためにも、しっかりと試験要項を確認し、期間に余裕を持って、早めに済ませてしまうことをお勧めします。
また、受験申請前には実技試験の課目選択に関して検討しなくてはなりませんし、申請前でもあとでも構いませんが、試験の法令基準日を確認してそれに見合うテキスト等の購入や、ネットでの情報収集をしなくてはならず、いろいろとやることが多いはずです。
期限ギリギリになって焦ることが無いように、今のうちにすべての準備を整えておきましょう。