最近、簿記論(税理士試験)の「総合問題」の練習をするようになってきて、ふと試験時間の配分について気になってしまいました。
ここまでは個別問題の対策と総合問題の対策を別々にやってきており、7月に入ったぐらいから全部つながった本試験形式の問題を、過去問を中心に解答していこうと思っています。
※税理士試験当日までの試験対策の計画については以下の記事から↓
で、そうなるとこれまでとは違い、試験時間全体を通した各大問ごとのペース配分というのも考えなくてはならないわけで、それについてどのような方針で行くのかも決めておかなくてはなりません。
ということで今回は、税理士試験の簿記論において「第1問・第2問・第3問」という大きな括りでの時間の配分について、本試験での問題の分量なども考慮して決めていこうと思います。
なお、実際に過去問などでやってみて、上手くいかないようなら別の方法を試します。
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普通に考えると30分・30分・60分になりそうだが・・・
税理士試験の各科目の試験時間はそれぞれ2時間、そして簿記論ではその2時間で、
- 第1問:個別問題(25点)
- 第2問:個別問題(25点)
- 第3問:総合問題(50点)
という3つの大問を解答することになる可能性が高いわけです。試験形式が変わった!とかなら知りませんが…
で、配点が25・25・50であることから、普通に考えると上記3つの大問を、それぞれの大問について30分・30分・60分でといていくような感じになるんじゃないかと思います。
しかし、本当にその配分で合っているんでしょうか?例えば、税理士試験でのもう一つの会計科目である「財務諸表論」では、理論問題2題各(25点)、計算問題1題(50点)となり、こちらも普通に考えれば理論30分×2、計算60分、という配分になってきそうです。
しかし、実際には計算問題の方は60分では到底足りないようで、80分とか、人によっては90分確保したいという方も居られました。
ということは、簿記論の方も「30分×2・60分」という配分のままでは失敗する可能性があるんじゃないでしょうか?
総合問題は60分で解答できるのか?
ここで問題になってくるのが、「果たして総合問題は60分で解答できるのか?」ということです。
現在やっているような”練習”問題であれば、目安の解答時間が60分であれば、大体その時間で解き終わるように作っているはずです、しかし、本試験での問題はそこまで考えて作ってあるとは思えません。
というか、「財務諸表論」での計算問題でも60分では足りないということであれば、点数の配分が同じと考えられる「簿記論」の総合問題についても、60分という時間では解答しきることができないはずです。
もちろん、完全に解答に辿り着かず、解答を諦める箇所はいくつも出てくると思います。しかし、それを考慮しても”できる問題”を解答しきる(答えが合ってるかどうかは別として)ためにはもう少し時間が必要ではないかと思います。
では、実際にどの程度の時間を残しておくべきなのか?「問題の分量」的な部分から考えていこうと思います。
本試験の問題冊子は20ページ近くある、時間配分は?
実は、昨年受験した際の問題冊子を持ち帰っていたはずなのですが、それがどっかに行ってしまったため、ちょっと正確ではありませんが、税理士試験の簿記論の試験問題は、「19ページか20ページほど」あった気がします。
で、20ページ分の問題を120分で解答することになると、1ページあたり6分のペースで進んでいく必要があります。
このとき、問題が「第1問・第2問⇒各5ページ」「第3問⇒10ページ」というような配分になっていれば問題はないはずなんです。そのまま1ページ6分の計算に当てはめると30分×2+60分ということになりますから。
しかしながら、実際手元にある過去問集などを見てみると(昨年の分はない…)、第3問のスタートは大体”8ページ目か9ページ目あたり”となっており、若干ですが第3問の総合問題のページ数が多いことが伺えます。
これに関してはかなり微妙な差であるようにも見えるんですが、やはり第3問にかける時間を少し長く取っていったほうが良いような感じもします。
具体的には2ページ×6分ぐらいを追加し、ベースの60分と合わせて72分、切りのいいところにするとしても70分ぐらいは残した状態で総合問題に取り掛からなくてはならないんじゃないでしょうか?
そうなると、第1問・第2問に関してはそれぞれ25分の時間配分ということになるわけですが、実際にはどちらの問題がより時間がかかるのかもわかりませんし、途中で対応できない箇所があり、そこで詰んでしまうこともあるかもしれませんし、逆にすぐに終わってしまうなんて事もないとは限りません。
よって、大問ごとの時間配分としては以下のような感じでいこうと思います↓
- 第1問・第2問は「最大時間」を25分として、それを超えたら途中でも次の問題へ
- 25分より早く終わってしまった、または解答ができなくなった問題がでた場合、残りの時間は総合問題に振り分ける
- 総合問題も解き終わって、かつ時間が余ったのであれば、25分の経過により飛ばしていた問題に戻る。
こういったルールを決めておくことにより、どう考えても解けない、やるだけ無駄な問題に固執せず、取れる問題を拾うべく次に行くことができるんじゃないかと思います。
それでもやはり「捨てる」問題を見極めていく必要がありそう
とはいえ、個別問題を解答すべき25分という時間のなかで、やはり解ける問題とそうでない問題を見極めていく必要があるのではないかと思います。
※簿記論の試験で、問題の取捨選択をすべきという話については以下の記事から↓
というのも、「25分間粘って一箇所だけしか解けなかった…」みたいなことになると、それなら他のところで解けそうな問題を探した方が効率が良いんじゃないか?ということになるからです。
で、この「捨て問の見極め」の方法についてはまだ有効なやり方が見つかっていないんですが、果たして7月からやろうと思っている過去問の解答のみで何とかできるようになるのか?不安なポイントです。
まぁ、今のところは練習問題を解いている段階で、練習なのに「わからないから飛ばす」なんてアホなことはできないわけですから、最後の1ヶ月で何とかしていかなくてはならなそうです…
まとめ
税理士試験は、問題の分量に対して「2時間」という短い?時間で解答することが要求されていますので、簿記論に限らず、大問ごとの時間配分を考えていかなくてはならないようです。
これについては、考え始めて即、有効な時間配分を導き出せるものではなさそうですので、頑張って1ヵ月後、ダメなら来年の試験ではカンペキにやっていけるようにしたいものです。
なお、簿記論に関してはこれまでのFP2級の試験対策とは違い、試験対策の細かい部分に関して記事を書くほどの余裕がありません。これは「全然わかっていない部分」が相当多いことに起因するものと考えられますので、ここからも”試験のレベル自体が段違い”であることがわかるように思います。
税理士試験はかなりの難関試験のようですが、今後、いろんな資格を狙っていくうえで同等のレベルの試験も登場するはずですので、ここで1回や2回不合格になったとしても、折れずに続けていき、「難関試験に対する免疫」を付けていきたいところです。