FP試験対策 金融資産運用① ~大量の経済指標~

「Y=C+I+S+(G-T)+NX」・・・
昔こんなの習いました、マクロ経済学だったと思います。
たしか「Y」はGDP、「C」は消費、「I」は投資、「S」は貯蓄、
「G-T」は政府支出から租税収入を控除したもの、「NX」は純輸出。
こんな感じの内容だったと記憶しています、間違ってるかもしれませんが・・・

当時、経済理論については特に勉強するつもりはなく、
公務員試験を受けることもなかったため、こんなのはとっくに忘れ去っていました。

しかし、FPの試験対策を始めた今では
「もうちょっとまじめにやっとけばよかったな~」という思いです。

そんなわけで、今日は金融資産運用のさわりの部分、
「経済指標」について確認しながら記載していこうと思います。

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景気の動向を探るにはGDP?

「経済指標」と聞いて、まずはじめに思い浮かぶのがGDPでしょう。
GDPは、「グロス・ドメスティック・プロダクト」だかなんだかの略で、
日本語で言うと「国内総生産」という呼び名になります。

これ、昔は「GNP」ってやつだったんですよね、
何が違うんでしょうか?ってとこですが、
GDPは”国内”総生産につき、日本国内での生産であれば日本人だろうが海外の方だろうが、たぶん宇宙人だってこの計算に含まれることになります。
一方、「GNP」は”国民”総生産につき、日本人であればどこで生産していたとしてもこの計算に含まれます。
グローバル化された現代において、「日本人」の生産活動や消費行動は全世界に散らばっています。
そんななかでGNP(国民総生産)を発表しても、日本の景気動向を明確に示すとは思えませんね、
そんな感じで今ではGDP(国内総生産)の方を発表しているんだ!と昔教授が申しておりました。

GDPの他に景気動向を示すものとは

GDP以外で景気動向を示すものといえば「経済成長率」もよく耳にします。
ニュースなんかでもよく”2%”についてなんやかんや言ってますよね。

この「経済成長率」は物価変動の影響を除いた実質GDPの成長率を表したものです。
詳しくはSNA(国民経済計算)の統計のページに載っています。
以下内閣府のHPでご確認ください↓
内閣府HP  国民経済計算(GDP統計)

と、ここまでは朝のニュースでも夕方のニュースでもよく見る名前ですが、
FP試験対策となるとこの先についても理解を深める必要があるようです。
たぶんニュースとかで言うと「ワールド○○サテライト」ぐらいでしか出てこない奴等です。

テキストを読み進めて、まず登場したのが「景気動向指数」でした。

景気動向指数

景気動向指数は、景気の状況判断のため、複数の指標を統合して判断する経済指標です。
そのなかで採用されている指標の数はなんと29種類。
全部覚えるのはプロの個人投資家でもない限り無理そうなんで、
「先行指数」「一致指数」「遅行指数」の別と、
何かテキストで若干色が違って見えるところだけ暗記していこうと思います。
もし、本試験でそれ以外の指標について出題されたら、
その指標の名前から先行/一致/遅行のどれに当たるか考える必要がありそうです。

で、この景気動向指数には、
CI(コンポジット・インデックス)とDI(ディフュージョン・インデックス)が存在しているとのこと。
また横文字かよ!って感じですね。
これについてはややこしいので内閣府のHPにあった説明を引用します。
引用
 景気動向指数には、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。 CIは構成する指標の動きを合成することで景気変動の大きさやテンポ(量感)を、DIは構成する指標のうち、 改善している指標の割合を算出することで景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定することを主な目的とする。
 従来、景気動向指数はDIを中心とした公表形態であったが、近年、景気変動の大きさや量感を把握することがより重要になっていることから、 2008年4月分以降、CI中心とした公表形態に移行した。 しかし、DIも景気の波及度を把握するための重要な指標であることから、参考指標として引き続き、作成・公表している。 なお、景気転換点の判定にはヒストリカルDIを用いている。
引用終わり

とのことです。大変難しいお話ですね。
参照:内閣府HP 景気動向指数の利用の手引

その他にも景気動向を探るための指標についてテキストでは、
「日銀短観」、「マネーストック」、「企業物価指数」、「消費者物価指数」
といったものが紹介されていましたが、消費者物価指数なんかはよく聞くやつですね。
ところで昔習ったはずの「マネタリーベース」がないんですが・・・
マネーストックに喰われたんでしょうか?

まとめ 結局どこを覚えるべきなのか

経済指標について覚えるといっても、景気動向指数の内容まで全部覚えようとしたら大変です。
よって、本試験で出題されそうな論点について考えてみました。

一番やってきそうなのが「発表している機関」と「年間の発表回数」に関する引っ掛け問題だと思います。

では、各指標について発表機関と年間の発表回数について列挙していきます。

  • GDP:内閣府:年4回
  • 経済成長率:内閣府:毎月
  • 日銀短観:日本銀行:年4回
  • マネーストック:日本銀行:毎月
  • 企業物価指数:日本銀行:毎月
  • 消費者物価指数:総務省:毎月

以上です。
GDPと日銀短観だけは年4回、後は毎月発表されています。
消費者物価指数だけ総務省から発表されているのも怪しいですね。

この、発表に関する事項と、CIとDIの違いぐらいが引っかからないように気をつけるところだと思うので、
まずはここを押さえてから、細かい部分もきっちり見ていきたいと思います。

とはいえ金融資産運用は他にも細かい数字が出てきたり、横文字ラッシュがかかったりするため油断なりません。
何回かに分けて記事にしつつ、試験対策を進めていきます。

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