このブログではいつも、自分のやっている試験対策を主として、
それに関連する投資に関する事項や、ブログの執筆自体に関する事項について記載しています。
で、そろそろ新たに何かネタが欲しいな…と思ったわけです。
そこで、ちょっと「書評」的なこともやってみようかなと考ました。
と、いうか考える時間が無駄なのでとりあえずやっていました。
でも「書評」なんてやったことないのでちゃんとできているのかは不明ですが…
その辺はやりながら覚えていこうと思います。
さて、以下では本題に入っていこうと思います。
Contents
今でも開くことがある「古い書籍」
法律や制度は頻繁に改正され、古い情報は次第に役に立たなくなってきます。
ゆえに、昔覚えた知識は今ではすっかり変わってしまい、新たに覚えなおさなくてはなりません。
しかし、古い情報が欠かれている書籍であっても、非常に優れているものについては、
いまでも変わっていない部分について参考にしているものがあります。
そのひとつが、タイトルにもある、
図解 所得税法「超」入門です。
この書籍は、平成17年6月に初版が発行され、現在(2018.1.11)は平成29年度版となっています。
ちなみに、僕が持っているものは「平成23年度版」になります。
やはりそこらじゅうに改正が入っており、現行の制度とは違う情報が記載されていたりします。
でも、ぜんぜん変わっていないところも多々あります。
そういった、改正が入っていないところについては現在でも、「忘れた」とか、
「忘れてはいないけど誰かに説明したくて、伝え方がちょっと…」みたいな時になんとなく開いて確認することがあります。
もちろん、最初に買ったときはかなり熟読しました。
当時は所得税法なんて1㍉も知らなかったため、「超」入門という言葉につられて購入したのですが、
基本となる10種所得の解説から入り、以降の細かい論点でも図表を入れてわかりやすく説明してあるため、
ゼロスタートでもかなりの知識を吸収することができました。
図表自体も、ごちゃごちゃと小さいのが入っているわけではなく、
割りとスペースをとって大きく表示されているため、非常に見易いです。
今から「所得税について少し覚えたい」と思った場合には、これの最新版を購入するのが一番かと思います。
また、巻末を見る限り、所得税法に大きな改正があるごとに版が変わっているようなので、
購入するとしたらその時期は慎重に検討しておかないと、
「買ってすぐ次の版が発行された…」みたいな事態になってしまう可能性があるので注意が必要です。
この書籍の構成と価格
この書籍は、はじめに「所得税の基本的な事項」からスタートします。
納税義務者や納税地、非課税となるものなどについて記載されています。
次に収支の計算に関する事項が来て、
その後は「所得の分類」「損益通算と繰越控除」、
「所得控除」、「税額控除」、「確定申告」・・・
というように、所得税の計算の過程に沿って記載されているため、
申告に至るまでの流れと併せて確認することができました。
それぞれの項目の中身は、「図解」というだけあって文章よりも図表の方が多いくらいの構成となっており、
よく見るような控除の表などから、他では見ないようなオリジナルな図表までいろいろです。
また、ところどころに「具体例」が入っており、
実際の状況に照らし合わせながら学習することができます。
ページ数は200ページ弱(平成23年度版)でそこまで分厚いわけではなく、
お値段も1,700円+税と一般的な価格設定です。
ただ、唯一残念なのが、巻末に索引がないことです。
それさえあれば、わからない用語があったときなんかにすぐ言葉から引いて、
目的の用語について記載があるページにたどり着くことができるんですが。
まぁ、それ込みでもかなり使いやすい書籍であることは間違いありません。
関連書籍
僕はこの「所得税法」のみ購入したんですが、
シリーズで他の税法に関するものもあるようです。
カバーに載っていたものを見たところ、他には
- 法人税法
- 相続税法
- 消費税法
- 青色申告
といったものがあるようです。
この中だと相続税法がちょっと気になりますね…
「新しく個人で事業を始めよう!」と思っている方には、青色申告なんかもいいかもしれませんね。
ただ、青色申告についてはもちろん「所得税法」の中にも最後の1章を使って記載されていました。
「青色申告」の方はもっと細かい規定まで記載されているってことなんでしょうか?
とにかく、「所得税法」以外は実際読んだわけではないのでなんともいえませんが、
この「超」入門とおなじシリーズであればかなり期待できるかと思います。
まとめ
ちょっと思い立って書評的なものを書いてしまいましたが、
何かうまく伝わらない感じですね…
ただ、せっかくいいと思った書籍について自分の中だけに留めておくのももったいないかと思うので、今後もちょくちょくこういった記事を作成していきたいと思います。
何回かやっていくうちに伝わりやすいものになるといいんですが…