FP2級・FP3級の「時事問題」・「マイナー論点」対策

FP2級・FP3級の試験では、主に個人の「お金」に関する知識に関する問題が出題されます。

これらの試験、特にFP3級では合格率も非常に高く、かつ、日常生活上の資金管理や投資、保険に関する知識をつけることができるため、「ちょっと気分で受験申請してみた」という方も多いのではないでしょうか?

しかし、FP2級・FP3級の試験では、その試験範囲の広さ、さらには「時事的問題」が出題されることから、出題可能性の高い論点を押さえることができず、また、テキストに掲載がないような問題に対応できず、せっかく勉強したのに不合格になってしまう、ということは珍しくないでしょう。

今回は、そんなFP2級・FP3級の「時事的問題」他、ちょっと突っ込んだマイナー論点に対応するためにはどうするべきなのか?このことについて考えるとともに、最近知ったサイトについても紹介していこうと思います。

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やっかいな「時事的問題」や「マイナー論点」

FP2級・FP3級の試験では、最近のニュースや法制度の改正など、過去に出題のない、つまり当然問題集や過去問集にも収録されていない問題、しかもその問題に関する内容がテキストで扱いが小さい、または全くないものに関して出題されることがあります。

僕もこの2つの試験を受験した時には、そういった問題についていくつか遭遇し、かつ、失点してしまったものもあると記憶しています。

では、これからFP2級・FP3級の試験を受験する場合、如何にしてこのような出題に対応していくべきなのでしょうか?

これは日々の地道な情報収集によってしか攻略することができません。

そして、そういった情報を集めるためには毎日新聞やネットにあるニュースを読んだり、関係省庁などのHPを確認したりといったことが有効です。また、それ以外、一般のブログや情報サイトにおいても同様に情報を集めることが可能です。

試験範囲は広いものの、共通点は「お金に関する事項」であること

しかしながら、FP技能検定で出題される範囲は非常に広くなっており、それぞれの範囲について、毎日のニュースをチェックし、関係する省庁のHPでも最新情報を欠かさず確認しておくというのは非常に困難です。

既にFPの試験対策を始めているという方はご存知かと思いますが、FP技能検定では、以下の6つの範囲から、学科試験では満遍なく、5種類(FP2級)または3種類(FP3級)の課目の中から選択して受験する学科試験では4つ~6つ全部の範囲に関して出題されます↓

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • タックスプランニング
  • 金融資産運用
  • 不動産
  • 相続・事業承継

この6つの範囲に関して、毎日欠かさず新しい情報を、しかもいろいろなところから仕入れる、というのは時間的に不可能だ、という方が大半でしょう。

普段から忙しい状況で、そんなことをしている時間的余裕があるのならば、もっと毎回のように出題されているような「頻出論点」をより確実に押さえていった方が、より合格の可能性は高まるはずです。

そして、FP2級・FP3級の試験で「時事的問題」や「マイナー論点」を攻略するためには、これら6つの範囲”それぞれ”について「広く・浅く」知識を獲得していく必要があります。

で、「浅い知識」で良いというのは願ったり叶ったりであるかと思いますが、問題は「広い知識」を獲得しなくてはならない、ということです。

FP技能検定は上記のように、ただでさえ「試験範囲」が広いのですから、そのそれぞれの中でさらに広範囲にわたる内容を全部習得するのは実はかなり大変なことだと思います。

では、効率よく「最新の情報」や「いつもは出てないけど出題の可能性が内容」を押えていくためにはどうするべきなんでしょうか?

ここで注目すべきは、どれだけ範囲が広いとはいえ、どれをとっても「お金に関する話」を知っておけばよいということではないでしょうか?

そうなると、お金に関する情報が多く記載されているサイトやブログををブックマークしておくなどして、朝、電車の中で読んだり、寝る前に読んだりと、徐々に試験に関連する知識を蓄えていく方法がかなり有効なんじゃないかと思います。

そこで「一般の情報サイト」を活用

で、その「お金に関する情報」の”全般”が得られるサイトを探すうえでは、普通に官公庁のHPなどを参照するというわけにはいきません。

そういった機関のHPでも情報自体を得ることはできますが、その機関に関係する一部の範囲、しかもすぐに見つかるような情報はテキストにもあるような「頻出論点」に関係するものが多くなっているものかと思います。

そうなると、一般の情報サイトやブログなどを参考に、「ちょっとこれは出題されるかもな~」という内容を探して読んでいくことになります。

そこで、ひとつ最近知ったサイトがあり、僕自身今後CFP資格審査試験やその他関連する資格の対策用に使ってみようかと考えているサイトがあります↓

カードローンランド

こちらは本来カードローンの紹介等をするサイトとのことでしたが、それ以外の内容、つまりここで必要であると考えている「お金に関する情報」が記事として記載されているものでもあります。

こういった情報に関しては、以前にも「税務署に置いてあるパンフレット」や「スマホアプリ(これはFP試験対策専用のもの)」が試験対策として有用であるとの記事を投稿しましたが、このサイトに関してもなかなか使えそうな感じです。

例えば、「奨学金が返せないと思ったときに取るべき3つの行動や、債務整理について紹介していきます!」という記事では、給付型・貸与型のそれぞれの奨学金について、細かい支給額や給付の条件など、テキストにあるよりもより具体的な内容が記載されていました。

また、国民健康保険に関しては、「未払いになってしまった場合にどうなるのか?どうするべきなのか?」という、ちょっと市販のテキストでは扱い辛いような内容に関する記載もありました。

ちなみに、「短期被保険者証」という言葉はFP2級・FP3級の試験対策中、どの書籍でも記載がありませんでしたが(単に見落としていただけの可能性もありますが)、このような内容が出題される可能性も無いとはいえません↓

短期被保険者証の交付(切り替え)

督促状や役所からの直接の催促にも応じない場合には、滞納者の所持している国民健康保険賞が使えなくなります。

そして、通常の保険証よりも有効期間の短い「短期被保険者証」に切り替えられます。

カードローンランド「国民健康保険料を滞納し続けるとどうなるのか?滞納者が取るべき行動はこれだ!」より抜粋

このように、一般的なFP2級・FP3級のテキストでは扱いがない、または小さく、かつ出題される頻度も低い、または範囲内ではあるものの過去の出題がないような論点についてある程度の知識を得ておくためには、一般の「情報提供サイト」を利用していくことが最も楽、かつ効率が良いのではないでしょうか?

頻出論点のさりげない確認にも使えそう

今回紹介させていただいたサイト様では、これ以外にもお金に関する知識を提供している記事がいくつかありました。

それら全てがFP2級・FP3級の試験対策として使えるかどうかはわかりませんが、確実にいくつかの記事においては「FP技能検定の試験で出題の可能性がある内容」となっていました。

そして、今回の記事では「マイナー論点」や「時事的な問題」など、通常のテキスト等では手が届かないような部分を中心に紹介してきましたが、それ以外にも、本試験で頻出の、一般的な論点についての確認が可能な記事もありました。

例えば、「借入金がある人が死亡したら?借金を相続放棄するための基本!」という記事では、相続の放棄や限定承認など、過去のFP2級・FP3級の試験で確実に問われたことがあるだろう、という内容について解説されていました。

そういった「テキストにもある」内容のブログ記事やコラムなどについても、ちょっと時間のあるときに確認しておくなどすれば、改めての内容の確認とすることができ、本試験でその論点について得点できる可能性が高まるものと考えられます。

まとめ

FP2級・FP3級の試験対策のなかで、毎回多少は出題されてくるような「時事的問題」や「マイナー論点」などの設問に対応するためには、テキストや問題周囲外にも日々の情報収集が欠かせません。

現在のようにネット環境が整備された状況では「情報を集める」という行為は、ごく当たり前にネット上の新聞記事や関係省庁のHP、そしてその他情報サイトを使うことになるのかと思います。

そして、今回紹介した「カードローンランド」様のような「お金のことに関する知識」を提供しているような情報サイトでは、頻繁に新しい記事が追加され、それに伴って新たな情報を得ることができるようになっているはずです。

そういったサイトをブックマークなどに入れておくことで、「テキストは持っていないけどちょっと時間はある」という状況下で、効率よく試験対策を行っていくことができるのではないでしょうか?

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